魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ずっといたいぞ~

2007年02月23日 | ワイン ~2019年
ブルゴーニュ試飲会の報告です。

ちょうど100アイテム試飲してきました。
こちらは昨日のアップと比べると、遙かに真剣です。しかも純粋に楽しくて、1日中
ここにいたいなぁ、と思ってしまいました。

最初の1時間は確かに天国でした。
その後、立ちっぱなしですし、疲労もしてくるし、アルコールも回ってきますし、
だんだんと地獄モードへと入っていきます。

さて、写真のルフレーヴはブルゴーニュでも3本指に入る白ワインの造り手です。
難しい年の2004年でしたが、さすがに圧倒的な存在感を見せてくれました。
どちらもピュリニー・モンラッシェ村の1級畑で右がクラヴァイヨン、左がピュセル
です。いくつかの年を飲んでいつも思うのですが、ピュセルはどの年もかなり
見るべきものがあります。素晴らしい畑なのです。

クラヴァイヨンは濃いのですがどこか厚みが足りません。この年の難しさでしょうか。
もちろんそれでも素晴らしいワインです。さらにもう1本ムルソーもあったのですが、
3種飲めただけでもメチャクチャ贅沢でした。
参考価格は右が1万円と少し、左が2万円弱ってところです。
そりゃ旨いわけですよね。





もうひとつ、私の大好きなドメーヌ、ベルトラン・アンブロワーズも出ておりました。
こちらは濃いのが売りの2003年。右がニュイ・サン・ジョルジュの1級畑、ヴォークラン
と左がこのドメーヌのフラッグシップとも言うべき、特級コルトン ロニェです。

ヴォークランは完璧です。将来球体のようにバランスが取れていくかも知れません。
ただ、ちょっとアンブロワーズにしては細身かも。しかし、見事なワインです。

コルトンにいたっては、香りを嗅いだ時点で土からのミネラル、タバコっぽい香りが
グングンと迫ってきます。口をつけるのをためらわせるほどの香りなのです。
恐る恐る含んでみると、まろやかで厚みのある果実、様々な要素が口の中で
飛び跳ねてきます。フィニッシュもおもちゃ箱のようにカラフル、賑やかに続きます。
スーパーワインでしょう!欲しいです。
参考価格はNSGヴォクランが1万円弱、コルトンは1万円とちょっと。


大好きなブルゴーニュが100本並んだ部屋は、ブルマニアにとっては最高の部屋で
帰りたくなくなりました。料理やつまみはありません。
あるのはブルゴーニュと水だけです。何と素晴らしい!

独断偏見では、これこそが最高のマリアージュでしょう。
ブルゴーニュに料理は(゜⊿゜)イラネ。純粋にブルゴーニュに浸る。
「ブルゴーニュの花を100本集めて花束にする!」これぞ至福でしょう。
満願全席状態です。
人生のうち、この至福はそう訪れることはないでしょう。

これが仕事でなくて、単純な楽しみで出来たら、溺れ死んでもいいくらいの
幸せなんですが・・・・・・ねぇ。


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