手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

心を打たれた映像

2024-01-25 | 手帳・雑感
(↑友人からの絵手紙。墨の滲みが美しいです)





体調が悪くて、凹んでいた時、

ふとテレビの報道番組で見た

能登・輪島市の老夫婦のお姿に、

とても温かいものを感じたまんじゅう顔。

↓ここでその様子が見られます。


それは水道管が復旧したお家の方の姿でした。


輪島市のこの時の復旧はわずか3軒で、

このおうちはとても幸運だったようですが、

お年を召した80歳代のご夫妻のお宅ですから、

本当に良かったなあと思いました。


東京都の水道局の方々の援助によって水道の蛇口を捻ったら、

水が出てくるのをご覧になったご夫妻、

そのご主人様の第一声は、

「ああ本当にうれしいことや」

「お寒いところを直してもろうて、

本当に助かります」という言葉でした。


そして後ろにおられた奥様が、

手を合わせて「ありがとうございます」と何度もおっしゃり、

目に涙を溜めておられました。

その姿に、東京都の職員の方の目にもきらりと光るものが。


地震によって日常を奪われた状況の中で、

まずは水道の復旧が一番。

これを待ち望んでおられる方は本当にたくさんおられます。

まだ全く復旧していないところもたくさんあるとのことで、

一日も早い完全復旧を強く祈りました。


そして同時に、

このご夫妻の言葉と姿に、

日本人の良心というか、

凛とした美しさを感じ、

こういう心持ちをわたしたちは今、

持っているのだろうかと自らを省みさせられました。



サービスを受ける側、する側という棲み分けが

明確になってる現代の社会。

サービスを受ける側は、受けて当たり前、

ちょっとでも不備があれば文句を言う

そんな状況が結構ありますね。


今回の場合、

願ってもない水が通った喜びは

当然あったかもしれないけれど、

「やってもらって当然」

ではなくて、

「お寒い中、色々自分達のためにやってくださってありがたい」

という気持ち、

仕事とはいえ、

どんなに辛くても寒くても

自分達のためにやってくれているという

相手を思いやる気持ち、

心からの感謝が迸るような笑顔と言葉、態度。


どんな時、どんな状況の中でも、

人は自分だけで生きているのではない、

それぞれが仕事も含めて自分の役割を全うし、

色々な形で支え合い、

助け合って生きているのだということ、

そして、

そのことを感謝し言葉と態度に表すことの

人としての美しさを

このご夫妻から再度教えられ、

自分も心したいと思いました。


この映像を見た後、

もちろん身体の状態はすぐには変わらなかったけれども、

気持ちが温かくなって、

自分も凹んでないで頑張ろう、

そして

ますます能登の方々のために祈り、

心を向けていきたい、

さらに、

この心持ちを忘れずつないでいきたいと強く思わされました。



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コメント (12)
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