暑いので、墓参り以外は外出しないようにして、本など積み上げて読んでいるのだが、ひさしぶりに読んでいて面白いと思える本に出会った。
90才を超えたおばあさん(大作家ですけど)の書いた物だから、バイクの話なんて一個もでてはこないけれど、毒とユーモアたっぷりで面白かった。
ベストセラーになるはずですね。
作家の佐藤愛子は、若い人たち(私にとっては、六十歳も七十歳も若い人)は!と言う。
そして、
年をとってくると、なくなった力をふるい起こすために、しばしば私はヤケクソにならなければなりませんでした。
ヤケクソのおかげで連載はつづき、そのおかげで脳細胞の錆びはいくらか削れてなくなりかけていた力が戻ってきたと思います。
人間は「のんびりしよう」なんて考えてはダメだということが、九十歳を過ぎてよくわかりました。
と書いています。
やる気を起こさせるのに大事なのは、ヤケクソの力なのか。 深い!