どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

ポエム266 『なにもない/すべてある』

2020-05-09 00:09:45 | ポエム
       江戸時代の流星雨     (ウィキペディア)記録図より   きのうまで手にしていたものが 今朝見るとなにもない なれ親しんだ友だちとの約束も 放課後に置いてきた缶蹴りのカンも   昼下がりに縁側から見上げた空の青 光を満身に浴びた入道雲の輝き つかの間まどろんで目覚めると 手品を見るように黒い帳が下りている   ああ . . . 本文を読む
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