<第三章「神かくし考」より>
もう一つ、高知の郷土史家である寺石正路さんの「土佐郷土民俗譚」から、次の一章を取り上げている。
「かかる時は失せ人を捜す方にて近所隣並はいふまでもなく町内村中総出を以て昼は鉦太鼓夜は炬火(タイマツ)にて野山残る隈なく探す其の月暗く風寂しき夜半鉦鼓の音陰に響き失せ人の名を叫ぶ声幽かに聞ゆる時は物凄き思ありて婦人小児等は恐れて夜出する能はぬこともあり。・・・・」
. . . 本文を読む
民話収集家の松谷みよ子さんが、意を決して著わした『現代民話考』(12巻)という本の最初の1巻だけ買ってあったので読み返してみた。
さっそく紹介したいのだが、まずは先達の歴史学者色川大吉氏の推薦文から引用させていただく。
<いつか誰かがやらなくてはならない仕事だと思っていた。その重要性は心ある人が思い続けていたものだが、その重量に圧倒されて、手を着けかねていた。現代の民俗、現代の民話の全体像を見 . . . 本文を読む
リス
(ウェブ画像)より
ひっきりなしに食べて
ひっきりなしに繁殖する
可愛いと言われているうちはいいが
おまえらそろそろ限界だぞ
鎌倉では人間に慣れすぎて
恐れを忘れてしまったようだが
いくら観光地だといっても
いずれ規制されるにきまっている
季節によらず果実が実れば果実を
野菜だって場合によっては失敬する
行儀がよければ . . . 本文を読む
〇 佐々木朗希 完全試合を 何度でも(ほぼ2試合連続無安打無得点=怪物くんなら何度でも)
〇 オリガルヒ 異を唱えれば 始末され(怪物プーチンに睨まれたら家族まで変死)
〇 怪物から 悪鬼に変わる ウラジーミル(最初から悪鬼だよ)
〇 パレルゾーン 早く翔平を 目覚めさせて(本塁打が出やすい打球速度と打球角度)
〇 ロフテッド軌道は 北朝鮮の 長距離ミサイル(高く打ちあげて飛距離を抑える) . . . 本文を読む
リクライニングの椅子が ググっと倒れる
ハイ 大きく口を開けて
言われるまま 口を開けると
虫歯の治療をしますから 麻酔をうちます
先生が ワ二の急所を押える
ワニは目を細めて さらに口を開ける
歯茎が熱くなって 感覚が鈍くなる
歯の根元を削る音が 耳もとで響く
だいじょうぶですか 先生の声が聞こえる
返事ができないので ワニは軽くうなずく
終わ . . . 本文を読む
アマギベニウツギ(画像は「季節のスケッチ・樹木の花」)より
湯ヶ島の温泉宿に泊まり
しし鍋をつついたのはいつだったろう
川端康成にあこがれて
踊り子の舞台に立ってみたかったのだ
天城ベニウツギよ
いまもそこにいますか
踊り子の少女のように
伏し目がちに俯いていますか
旧制一高の学生さんは
なぜ踊り子の後を追 . . . 本文を読む
連日報道されるウクライナの街の破壊と市民への非道の数々は、われわれの人間に対する認識を大幅に超えて、ほとんどの人に衝撃を与え続けている。
早々と投降するだろうと読んだプーチンの思惑に反して、ウクライナ軍の抵抗はすさまじく、加勢する西側のEUやNATOの結束は、当初よりも数段強くなってきた。
特にロシアと国境を接しているフィンランドやスウェーデンは、次は自国が狙われると身の危険を感じ、NATOへ . . . 本文を読む
〇 ロシア海軍 旗艦「モスクワ」 被弾して(ロシアの象徴と言える「モスクワ」に致命的なダメージ・プーチン怒る)
〇 怪僧キリル 視線の先に ローマ法王(キリル総主教はプーチンと組んで宗教界のドン目指す?)
〇 しばらくは 神ってる誠也(鈴木)の 独壇場(5試合3ホーマー)
〇 化学・生物 授業じゃなくて 兵器です(使われた市民は平気じゃないです)
〇 フィンランド スウェーデンと 相次ぎN . . . 本文を読む
シャガ
四月に入っていっぺんに暖かくなった。
ちらほら咲きかけていたシャガが、われもわれもと花開いた。
チューリップ
最初の球根から、今年で6年目の子孫である。
ずいぶんイジケているが、咲いて見せる根性には恐れ入りました。
スイセン
そろそろ終わりに近い感じだが、最後の光芒を放っている。
ひと月ぐ . . . 本文を読む
ふくろう
(無料ウェブ画像)より
鳥と呼ぶには不器用だけど
それでも狩りはうまいほう
枝がしなって落っこちそうだが
気を逸らさずに獲物を見張る
鋭い目つきに大きな黒目
耳には高性能の集音器を備え
地上で野鼠が動いたりすれば
ピクピクと反応して一気に襲う
でも失敗はしょっちゅうさ
クルマのライトに目がくらみ
窓ガラスに当た . . . 本文を読む
〇 村田諒太は 喧嘩ファイトで 後れとる(ミドル級タイトルマッチ=ゴロフキン戦)
〇 松山英樹は 初日19位で 発進も(マスターズ連覇の可能性は残る)
〇 大谷(翔平)に 試練 9K好投も(エンゼルス打撃陣がイマイチで)
〇 高木菜那 引退 妙に可愛くて(団体パシュート転倒の人間臭さ)
〇 プーチンの背後に 怪僧(キリル1世) 侵略推す(ロシア正教の僧=元KGB同僚)
〇 ウクライナは . . . 本文を読む
〇 狂気の虐殺 ケモノになった ロシア兵(これがロシアの本性)
〇 殺戮と 略奪 教祖のそそのかし(プーチン教では何をやっても許される?)
〇 国防省も 婦女子殺戮を 容認か(レイプなど当たり前のロシア兵)
〇 悪魔に魂を 売り渡した男の 怖さ知る(やっと真のプーチン像が語られるようになった)
〇 プーチンの 幼児体験に 窮鼠あり(貧しかった少年の部屋に現れたネズミを追い詰めるのは危険とい . . . 本文を読む
チゴユリ
(季節の花300)より
日当たりのいい雑木林に
足を踏みいれると
柔らかそうな緑の葉に
星のような白い花が
ちょこんと乗っかっていた
たぶん稚児百合だよね
恥ずかしそうにしているので
すぐに分かったんだ
武家社会に根付いた特異な存在
お小姓という制度があったことも
史上で一番有名な稚児さんは
美少年で知られた森 . . . 本文を読む
〇 ドル危うし 両刃の剣の 通貨戦争(兵器の戦い→→基軸通貨争い)
〇 ロシア反撃 ガス代金は ルーブルで(制裁で暴落のルーブルで払え)
〇 独自外交の インド 安値でガスも武器も(それでもロシアは大助かり)
〇 フィンランド 背に腹変えられず 制裁解除(エネルギー不足は致命傷か)
〇 矢面に立たず チャイナは 覇権探る(ロシアの弱体化防ぎつつ通貨戦争で主導権)
〇 . . . 本文を読む
シキミ
(季節の花300)より
黄ばんだ唇を捻じ曲げて
いじわるそうに空を見る
道理でおぬしは怪しげだ
なにか魂胆もありそうで
花弁はまるでカンナくず
ヘソの形も意固地に見えて
うわさどおりの偏屈者か
樒という名も意味ありげでさ
世間の陰口さまざまだけど
おぬしはそんなにワル者なのか
悪しき実がシキミの元の名などと . . . 本文を読む