どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

どうぶつ・ティータイム(236)『トマト赤らんだ』

2019-11-25 15:25:53 | エッセイ
       トマト   どうなってるんだろうね、このトマト。 とうとう赤らんできちゃったよ。 なぜ、こんな砂利まじりの通路に生えたのか、いまだに説明がつかない。 植えたわけではないから、何らかの原因があってタネがこの場所に着地したということだろう。 それにしても、菜園のトマトを収穫し終わったあとに、悪条件だらけの場所に芽を出すなんて信じられない。   . . . 本文を読む
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どうぶつ・ティータイム(235) 『キウイよ今年もありがとう』

2019-11-16 01:07:33 | エッセイ
       キウイフルーツ   10月半ばから少しずつ収穫して、十日間ほど寝かせて賞味していたが、11月も半分過ぎたので残っていたものを全部収穫した。 毎朝2,3個ずつ歯型のついたキウイが落ちていたから、ネットを張った当方の防御策はリスにとってはちゃんちゃらおかしいほど不完全だったらしい。 それでも、早朝出勤してくるリス君のために5個ほど残してやった。 1個も残っ . . . 本文を読む
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ポエム249 『浅間フウロを思い出に』

2019-11-10 00:02:11 | ポエム
       浅間フウロ     (みんなの花図鑑)より   あれからもう5年の歳月が流れました ぼくは今でもあなたの作品を読んでいますよ たんたんと過ぎていく時間と出来事に 冬の陽射しのような影を差しかける小説を   山麓の別荘にお邪魔したのはいつだったでしょうか 緑濃いカラマツ林の中のこじんまりした山荘に 執筆の気配が残る文机が置いてありまし . . . 本文を読む
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どうぶつ・ティータイム(234) 『異端児ミニトマト』

2019-11-05 01:10:22 | 植物
    9月には一段落したはずの家庭菜園だったが、ミニトマトが予想もしない場所で実をつけていた。 今年もささやかながら収穫させてもらった桃太郎とミニ1本ずつは、2か月も前に確かに引っこ抜いて処分した。 しかし、いつからか通路の部分にトマトに似た植物が生えているのをぼんやりと意識していた。 こんな場所になぜ生えているんだろう? そう思いながら、ただ見過ごしてきた気がする。 このトマトがど . . . 本文を読む
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