* おことわり * (この作品はフィクションであり、あらゆる個人・団体と関係ありません) . . . 本文を読む
黄葉の高峰高原
昨日も、連日の氷点下になった。
嬬恋村では霜が降りたとラジオで言っていたが、隣接する当地でも零度で作動する凍結防止のニクロム線が早々と動いたから、蛇口から出る水の温度でそれとわかったのだった。
好奇心で朝六時に戸外の気温を確かめると、やはりマイナス2度になっていた。それでも不思議なことに、あまり寒いとは感じないのだ。
東京でこの温度だったら、たぶん震え上が . . . 本文を読む
牧水まつり
国道292号を六合村までさかのぼり、応徳温泉の手前から暮坂峠を越えて中之条町に至る山道がある。
昨日(10月20日)は、この暮坂峠の詩碑の前で『牧水まつり』があるというので出かけてみた。
一昨日までの雨がやんで朝から快晴になったのと、大鍋で炊いたなめこ汁が振舞われるとの宣伝に乗せられて峠を目指した。
午前11時からの式典には、主催の『牧水詩碑保存会』のメンバーを . . . 本文を読む
造花に騙された「てんとう虫」
なんだか降ったり曇ったりで、すかっとした秋晴れの日がなかなかやってきませんな。
近くの森に紅葉の兆しは見られるが、まだ目を見張るような色付きには程遠い。カメラをぶら下げてたまには出かけてみるが、がっかりして戻ってくる始末である。
今年はいずこも遅いようで、東京あたりは来年の一月にずれ込むところもあるとか。ほとんどジョークみたいな予報をラジオで聞い . . . 本文を読む
暗闇体験あれこれ
晴れた日の夜空は、星と月をちりばめて美しい。近くの山、遠くの峰を浮き上がらせ、周囲の藪や道路も薄明かりの下さらさらと明らかになっていて、安心して眺めることができるものである。
ところが空模様が怪しくなって雲や霧に覆われると、とたんに一切が闇の底に沈むことになる。
先日も草津からの帰り道、国道146号の上り坂をクルマで走っていると、ヘッドライトで照らす以外の万 . . . 本文を読む
さよならタマゴタケ
数日天候がぐずつき、寒いぐらいの気温10度にまで下がった。
それまでの残暑で油断していたものだから、慌てて冬物の衣類を引っ張り出し、布団や毛布を新たに用意し、石油ストーブもいつでも使えるように手入れした。
そして待望の晴れ間が出ると、今度は外のことが気になりだす。
薪割りをして夏の間に大分減った薪小屋の燃料を補充し、屋根に上って第一弾の落葉下ろしを行なった . . . 本文を読む