〇 松原や 幼い恋が たゆたいて(佐藤春夫の詩『海辺の恋』から)
〇 松葉集めて 「わらべとをとめ 手をとりぬ」(少女と二人で松葉焚く火を見つめる)
〇 グッド・バイ 何を思いし 風の道(太宰治がよく散歩した三鷹から井之頭公園に至る道)
〇 治さんと呼ばれて 今も愛されて(弘前市の大半の市民に)
〇 夏目筆子(漱石の長女)は ポジティブな 松岡譲に傾いて(松岡は譲られたのではなく久米正雄か . . . 本文を読む
しきりに降りそそぐ広葉樹の枯れ葉
追われるようにカマキリが逃げてくる
暑い夏が過ぎたらおまえも物思う仲間に入るのか
かたい地面をコツコツ叩きながらどこへ向かうのだ
見たところおまえはまだ就活の年頃だな
景気はいいのか悪いのかはっきりしないし
めっきり獲物の減るこの冬をどう過ごすのか
まだ当てさえ見つけていないようだ
周りを見回し . . . 本文を読む
〇 ミサイル配置(するぞ)と 米国揺さぶる デジャブかな(キューバ危機の再現かと緊張高まる)
〇 背後衝く 狡猾さでは プーチン勝ち(ウクライナから目をそらす陽動作戦)
〇 ケネディが 目を覚ますかも 危機デジャブ(プーチンとキューバ大統領ミゲル・ディアス=カネルが会談)
〇 この時とばかりに 北(朝鮮)が ミサイル発射(長距離弾道ミサイルのみならず核実験も?)
〇 五輪終われば 習近平い . . . 本文を読む
〇 御嶽海 大関推挙も 綱までは〈メンタルが山にあるのか海にあるのかまだ不明?〉
〇 照ノ富士 突き落とされて 膝イタタ〈玉鷲戦で土俵外へ飛び出した際の衝撃〉
〇 阿炎強し 地獄見た身の 凄みあり〈照ノ富士はケガ・阿炎は協会通達無視で幕下まで〉
〇 王将戦 魔王(渡辺明3冠)自滅で 藤井勝つ(先手の魔王は第2戦で聡太の影に惑わされる)
〇 血液(ガソリン)の 不足で喘ぐ 文明病(輸血が細る . . . 本文を読む
タピアン
(季節の花300)より
むかしはさあ 鷹の目で見ると
野鼠が君たちのように見えたらしい
タピアンよ 隠れたつもりだろうが頭が出てる
なんとか紛れようと必死なのにね
秩序って やはり大事なものなのかね
君たちに家で遊びなさいと言った者は
外へ出た君たちを上空から見ているよ
統率者の目はごまかせないよとほくそ笑みながら
&nbs . . . 本文を読む
〇 ラブロフ(ロシア外相)は 余裕の笑みで 米(アメリカ)あしらう(ウクライナ侵攻は米の譲歩次第)
〇 大坂なおみ 接戦の末 力尽き(アメリカの新鋭20歳のアマンダ・アニシモバに全豪連覇を阻まれる)
〇 来る日も来る日も コロナに向き合う 巌窟王(小説の主人公エドモン・ダンテスの心境)
〇 佐渡金山 諦めじゃなく 地ならしで(世界遺産推薦せず・韓国の反対にやむを得ず)
〇 ことあるごと 安 . . . 本文を読む
ナヨクサフジ(弱草藤)
(季節の花300)より
へまをやっては深々と頭を下げる
飽き飽きするほど見慣れた風景だ
どこまで本気なんだろうかと
みんなの胸中をすきま風が通り抜ける
ナヨクサフジよ あなたの謙虚さは信じます
真夏の暑さに萎れたわけではなく
持って生まれた素直さが表れています
あなたのような方の会見なら許せるのですが
. . . 本文を読む
〇 津波来て さて地震など なかったに?(気象庁も首をひねった新現象)
〇 空振は 空振り三振の 略じゃなし(短縮グセの若者へ)
〇 人間の 知らない現象 まだ起こる(天体・地球は謎に満ちている)
〇 マグマの上に 乗って踊るよ 地球人(能天気に覇権争いする偉い人たちへ)
〇 海底火山 空に噴煙 海に軽石(影響はこれから)
〇 浅間山の 小爆発だって 窓ビリビリ(この時も空振だった)
. . . 本文を読む
ベニサンゴバナ
(季節の花300)より
この世には不思議がいっぱい
ベニサンゴバナもその一つ
海のものとも山のものともわからない
忘れかけた格言の出どころは
もしかしてあなたじゃありませんか
どこかから熱帯魚が寄ってくる
いやいや蝶々のはずでしょう
わかっていても混乱する観察日記
ちょうちょやハチをさておいて
エンゼルフィッシュなど来たら大ご . . . 本文を読む
〇 冬嵐 吹きすさぶ音に 子ら怯え(魂に刻まれて情操育つ)
〇 雪に埋もれ 指針無きまま 新成人(読書をしよう)
〇 道ずれをさがし 血走るまなこかな(放火殺人事件の多発)
〇 李下に冠どころか 虚偽申請の小役人(家賃支援金詐取の経産省キャリア有罪)
〇 超音速ミサイルのように オミクロン(感染者急拡大に都知事会見)
〇 クリミアで 味しめた熊が うろうろと(やがてロシアはウクライナに侵 . . . 本文を読む
最近は「終活」という文字が躍っている
当世はやりの即製熟語だが
その中身が一様でないところが面白い
財産目録を作ったり
公証役場で遺言書を書いたり
カネがらみの整理が思い浮かぶが
ペットのカエルの扱い方をメモしたり
錦鯉の価値を子供に教えたり
愛するモノへの気配りも目立っている
あとは愛用する腕時計とか
40年も使い続けてきた万年 . . . 本文を読む
〇 七草や あと一品は 質草で(里芋、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、冬菜、セリ+腕時計)
〇 新年や トラ(虎)ぬ競馬の 皮算用(賭け事は神頼みにはそっぽ向き)
〇 門松や 福はともかく 歳は増え(福が来た実感はないが歳は確実に増えた)
〇 やれ撃つな 民が飢えてる 死んでいる(新型ミサイルより民生を)
〇 梅が香に 鼻がヒクツク 咳も出る(春の香りかオミクロンの症状か)
〇 台湾は 春節 . . . 本文を読む
苧環の花
(季節の花300)より
苧環って知ってるかい
つまりおいらのことなんだがね
知らねえだろうなあ
名前が読めるだけでも大したもんさ
苧環の語源までわかれば優等生だ
夜空のなかの1等星というところかな
ちかごろ天の川は見えないね
そうそう織姫さんと無関係じゃないんだ
苧環はオダマキ 機織りで使う糸巻きのことさ
繊 . . . 本文を読む
〇 鈴鳴らす綱に 疑惑の目を向けて(みんなが握るけどオミクロン大丈夫か)
〇 獅子舞が 路地を行けども 人寄らず(ここにも新型コロナの影)
〇 おみくじは 凶はだめだよ 脅迫だ(今日だけは吉を多くして)
〇 青山(大学)は ノンストップの 青信号(走者にブレーキなし)
〇 原晋(青山の監督) 思い通りに進めたり(名前通り・いや作戦通り)
〇 箱根2区 ケニアの猛者ら 競い合い(東京国際の . . . 本文を読む
馬酔木の花
(ウェブ画像)より
おぼろ月夜の晩だから
碁でもやろうと誘われて
馬の背なかでゆうらゆら
ほろ酔い気分でゆうらゆら
この文明の世の中で
何を好んで馬の背に・・・・
モータリゼーション拒絶して
ゆらゆら行くのがわしの主義
昼は畑を耕して
夜は主人のお供する
わしの主義だと駆り出され
月に向かってゆうらゆら
&n . . . 本文を読む