もう4月も一週目は終わりだ。 昨年フィンランド旅行で買って来たカレンダーの4月の絵を紹介しよう。 ヘルシンキもまだ寒くて多分北海道と似た気温だろう。 しかしカレンダーの絵は 太陽がさんさんと照り付けて、鳥はチョッキを着て羽を伸ばして日光浴と言った感じだろうか。 寒く暗い冬が終り春のおとずれは待ち遠しい事だろう。 一方春は物事の区切りで 卒業や入学も有るから、別れと出会いの季節でも有る。 空気は湿気を含み景色はかすんで見え、何となく物憂い季節でも有る。 木々は芽吹いて緑も濃くなる。 同時のボケた老人達も ちょっと狂いだす狂気の季節とも思える。 さて新年度はどうなって行くのかな。
この鑿は富岡八幡骨董市で入手した。 安物を纏めた箱の中にこの鑿は有った。 刃先を見ると大きく欠けている。 刃が硬くて欠けた可能性も有る。 桂も踊る状態だった。 鑿の扱いに慣れない人が無理に使った可能性も有る。 この直秀と言う銘の鑿は友達も持っていた。 聞くと安物だと言う。 なるほど丁寧な作りでは無いかも知れない。 取敢えずグラインダーで刃を付け直して 砥石で研ぎ直して仕上げた。 まあまあ比較的研ぎ易い鑿の様だ。 桂は一旦抜いて 鉄のめくれを削り落としてから はめ直した。 見た所古そうに見えるがそれ程古い物では無いと思う。 保存状態も良くて錆も殆ど無い。 それにまだそれ程使い込んで無いだろうと思う。 刃先は仮研ぎでまだ十分では無いが これから使いながら研ぎ直して行こう。 関西には直秀銘の鉋が有る様だ。 その人が 作った物かどうか良く判らない。 これも鑿コレクションに加えて大切に保管しようと思う。 ちなみに入手価格は300円だった。
この鉋は相当前になると思うが、東郷神社骨董市でまとめて買った鉋の一つになる。 ちょっと使ったが すぐに引出に仕舞い込みそのまま保管して置いた。 何となくだが関西で作られた物では無いかと思う。 特徴有る頭の形状をしている。 脇には千代三代目と刻印が在る。 さて誰が作った物だろうか。 使って見ると良く切れる様だ。 今回刃を研ぎ直して削って見た。 滑らかに削れるが それ程薄くは削れない様だ。 刃先が一直線に研げて無いのだろうと思う。 台の直しも不十分な様に思うが、取敢えず削りの様子を記録して置こう。 次は何時手に取るか判らないからだ。
刃先を平たい木片に当てて調べるとやはり刃先は中高になっていた。 研ぎの時の癖と砥石が平面で無い為と思う。 もう一度研ぎ直しているがなかなか良い削りは出来ない。 何の問題も無く良い削りの出来る鉋も有るが、 これは上手く削れない。こういう場合は一旦引いて 暫く引出に置いて 改めて研ぎ直して削ると案外上手くいく事も有る。 気分が影響する様だ。(2019/4/6)
刃先を平たい木片に当てて調べるとやはり刃先は中高になっていた。 研ぎの時の癖と砥石が平面で無い為と思う。 もう一度研ぎ直しているがなかなか良い削りは出来ない。 何の問題も無く良い削りの出来る鉋も有るが、 これは上手く削れない。こういう場合は一旦引いて 暫く引出に置いて 改めて研ぎ直して削ると案外上手くいく事も有る。 気分が影響する様だ。(2019/4/6)
この鉋削るとゴリゴリした感触が有り、削った肌が何となく滑らかで無い様だ。これは切れない駄目な鉋だなと思っていた。 しかしもう一度良く刃先を見ると、やはり上手く研げて無い。 裏を見ると綺麗に見えるが 錆跡が取れてもまだ何となく所々点の様な凹みが有る。 これが上手く研げ落とせて無い。 切れない原因は此処に有る様だ。 そこで#3000の砥石で裏を研ぎ直していで滑らかにした。 その上で裏研ぎ専用の砥石で更に研ぎ直し仕上げた。 これで鎬面も中砥から研ぎ直したが、これでもまだ1カ所欠けが有る様だ。 研げている様で案外研げて無い様だ。 これでやっと少し滑らかに削れる様になった。 以前のゴリゴリした感触は無い。 駄目鉋と決めつけず 色々試行する事で何とかこの鉋の名誉を挽回できた。 他にも削りの感触が良くない物が有り やはり上手く研げて無いのだろう。 結局結論から言えば 駄目な鉋でどうにもならないと言う物は殆ど無いと言う事だ。 切れないと思ったら 自分のやり方のどこかに問題が隠れていると言う事だ。
この鉋のその後について書いて見ようか。 更に研ぎ直している。 だが削り屑は割れて出て来る。 よく見ると小さな欠けが有る様だ。 刃先を研ぎ直して行くと 以前無かったピンホールの様な所に当たる事が有る様だ。 これが原因らしい。 これを解消するには 裏出し裏押しも行いながら、更に研ぎ進める必要が有りそうだ。 この細かい穴は錆の跡なんだろうが、何処まで研ぎ進めば解消されるのか良く判らない。 上手く簡単に裏錆が研ぎ落せる鉋も有るが、グラインダーで刃先を削り落とさないと駄目な鉋も有る。 これが中古骨董市鉋の問題点だろう。 手間が掛かる割りに完全復活とはなり難い様に思う。
この鉋のその後について書いて見ようか。 更に研ぎ直している。 だが削り屑は割れて出て来る。 よく見ると小さな欠けが有る様だ。 刃先を研ぎ直して行くと 以前無かったピンホールの様な所に当たる事が有る様だ。 これが原因らしい。 これを解消するには 裏出し裏押しも行いながら、更に研ぎ進める必要が有りそうだ。 この細かい穴は錆の跡なんだろうが、何処まで研ぎ進めば解消されるのか良く判らない。 上手く簡単に裏錆が研ぎ落せる鉋も有るが、グラインダーで刃先を削り落とさないと駄目な鉋も有る。 これが中古骨董市鉋の問題点だろう。 手間が掛かる割りに完全復活とはなり難い様に思う。