さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

アルセーニエフの家記念館

2018年11月03日 | ロシア



ホテルの朝食です。エスプレッソやビールを飲んだカフェのおばちゃんがいて、目が
合ってニッコリ^^



ホテルから歩いて10分ほどのところ、住宅地の路地を入った奥にアルセーニエフが住んで
いた家があります。



ここに住んでいたウラジミール・アルセーニエフは、極東の探検家。黒澤明の「デルス・
ウザーラ」に出てくる人物です。この人の家に来られるなんて、ちょっと感動。

さて入り口のおばさんに入場料を払うと、ロシア語が話せるかと聞いてきた。全然ダメと
伝えると、何やら電話をする。あとでわかったが、英語を話せるスタッフの青年を呼び
出していたのでした。息を切らせてやってきた青年、頑張って英語の説明を始めたが、
これが悲しいほどに片言。でも一生懸命な気持ちは伝わりましたよー。



この立派なサモワールは、アルセーニエフが使ったと。



さすがに知的な生活を送ったようです。アルバムなどがあり、写真を見ながら生い立ちや
家族のことなどをなんとか説明してくれました。



アルセーニエフはシベリアの探検家で、たくさんの著作を残しました。



このタイプライターを使ったんだなー。



シベリアの虎。ばったり出会ったら驚くでしょうねェ。私は野生のシカやイノシシでも
けっこう驚きましたから。



デルス・ウザーラの写真だあ。映画の俳優に似てるね。あの作品、もう一度見ないと。

案内してくれた青年は、「この部屋には・・・(しばらく考えて)ウォール(壁)が
あったんですよー」とか、涙ぐましいほどの努力で英語を絞り出してくれました^^;
そして最後には私からの感謝の挨拶、そしてお互いの笑顔の別れがあったのでした。
ロシア人の印象は、朴訥で穏やか、親切で控え目、そしていつも柔らかい笑顔を見せて
くれます。日本人のほとんどは、会ってみれば予想とは違った考えを持つと思いますよ。


ロシアのテレビを楽しんだ

2018年11月02日 | ロシア



ホテルのテレビは衛星放送が入っており、200チャンネルくらいありました。ひとつずつ
リモコンで見ていくと、確認に30分かかります。よく見た(聞いたか)のがロシアの民謡
番組。それとNHKworld。たまに日本語を話す映像が出ても、全部英語になってしまう。
京都に住むヨーロッパの国から移住してきた人たちのドキュメンタリーをやっていました。
そしてよく見たのが、ご覧の格闘技チャンネル。とにかくいくつかのチャンネルでは、
24時間格闘技をやっている。ヨーロッパのローカルな総合格闘技やボクシングが多く、
ローカルだけに2線級の選手の試合だもんで、判定決着が多い。

そして中国の変な格闘技が出てきたり、日本のどこだか知らない女子プロレスが出て
きたり。そして、なんとブッチャーが出てきました。大阪プロレスです。ブッチャーって、
もう70過ぎてる?いま調べてみたら、なんと77歳!介護施設の年齢じゃんか!

さすがにもう動きません。ご覧の通り、ほぼコーナーに立っています。タッグの味方が
相手をやっつけてコーナーに吹っ飛ばすと、ブッチャーは右手を指し伸ばし、「地獄
突き!」。ううむ、究極の省エネだ。そして味方が相手を仰向けに倒すと、おもむろに
出てきて「毒針殺法」のエルボーを
落として試合終了。大丈夫ですかー、立てますかー?
やっつけて勝ったほうが心配になりましたー。

CMでは、「大丈夫^^日本製だから♪」の「ハズキルーペ」そっくりな商品がでました。
しわくちゃのバーさんが針仕事をしていて、よく見えなくてイライラ。そこでルーペを
出して「おお!よく見える!」とにっこり。しかしこの大樽のおばあさんの尻に敷かれたら、
日本製でも絶対に大丈夫じゃないと思う。次に運転手のジーさんが出てきて、書類が

見えなくて怒り出す。そこでルーペをつければ途端に顔が明るくなる。次のバーさんも
同じ流れなのだが、全部かなりの高齢者。日本のCMでは、ルーペいらねえだろ、という
若くてきれいなお嬢さんが出てきて、「ハズキルーペ、だ~い好き♪」だったよな。
こういった
道具が必要な人を出して現実的な流れにするべきか、それはどうでもいいから
見栄えの良い映像にするべきか。もちろん売れることがCM作成の第一目的なのだが、
どちらがいいでしょう?

ヨーロッパの酒場には、バッチイおっさんがビールを飲んでいる広告が貼ってあります。
日本の居酒屋では、なぜかピチピチのお嬢さんが水着で大ジョッキを手にしています。
日本って変だと思われますよね。俺、そっちのほうでいいんだけど(^益^;


平壌レストランは閉まってて日本の居酒屋に

2018年11月01日 | ロシア



ウラジオストク駅。イルクーツクもハバロフスクも、ロシアの駅は立派な造りだ。



駅の向かいにはレーニン像。顔のアップを見たい方は、画像をクリック。



ネットで「ウラジオストクのレストラン」と検索すると、平壌レストランが出てきた。
そぉ~だ、ロシアには北朝鮮人が出稼ぎに来ているレストランがあるんだ。美女軍団が
踊りを見せてくれるという、滅多にお目にかかれないところなので、行ってみることに。
駅から一本道を歩いて30分ばかり。



バスだとすぐに着いてしまうので、街道を歩きました。この建物の2階、火事だよね?
日本ならすぐに取り壊してしまうだろうけれど。。。



さあて、大きなホテルの一角にある平壌レストラン、到着したが???
ホテルのフロントに聞いてみたら、苦笑いして「閉店だよ」ときたもんだ!
そおかっ!制裁をくらって、どこも閉店になったのか!
なんか韓国人がのぞいていました。



張り紙のハングル文字は読めなかったけれど、終わってるよ、コレw



帰りはさすがにバスに乗りました。う~ん、どうする?



ホテルの近くに、日本の居酒屋がありました。「生つくね」?



中に入ると、ロシア人の若い男女の店員が「ラッシャイマーセー!」と威勢のよい声を
出す。そう教育されているのか。そういえば、上海の日本コーヒー店でも中国人の
「ラッシャイマセ!」があったなあ。下北沢のイタリア料理屋では、日本人の「ボナ
セーラ!」があったけれど。どこでもガイコツ語は最初の一言だけですね^^;

さて「炉端焼き」と看板に書いてあったのに、全然炉端じゃない。さらにスーパー
ドライは嫌いなんだが、まあ喉も乾いているのでしかたなくビールを注文。



メニューの見開きに、腕組をした二人の日本人の写真がデカデカと出ている。ひとりは
中年、もうひとりは22歳だったか。そのふたりで頑張っているとー。メニューには寿司が
あるが、カリフォルニア・ロール系の海苔を使わない変な巻き寿司がずらり。唐揚げは
北海道の「ザンギ」で、何やら賞も取ったと書いてあるので、それがのっかった焼きそばを
頼みました。まあ旨かったよ。

ふたつ隣には、商談で日本人の年配が2人にロシア人が4人。片言の英語でやりとり。
ビールを飲んで、味噌ラーメンを食べて、それからいくつか料理を注文という面白い
順番。初老の日本人は、20歳ぐらいのかわいいお嬢さん店員がお気に入りらしく、
ガハガハ笑いながら、名前を呼んでしつこく話しかけていました。ウウム、恥だ。



「生つくね」と入り口に書いてあったけれど、つくねは生のはずがねえ。ちゃんと焼いて
ありました。「そんなのあるのか?」と、いまこの記事を書きながら検索してみたら、
この店は札幌が本店のチェーン店なのねー。料理人のふたりは、ここで頑張って開業
したわけではなく、おそらくはウラジオストク支店に配属なんだな。単身赴任?

さて食べたのは左が「わさび」。外人用に、全然つーんとしない。わずかにわさびの香り。
右はネギ味噌です。ちょっとこってり料理だったので、ビールばかりの夜となりました。


ウラジオストクの街を彷徨う

2018年10月31日 | ロシア



アムール湾に出てきました。昨日の土砂降りの様子とは別世界のよう。



魚市場の裏はビーチになっています。



家族連れやカポーがたくさんいました。実にほのぼの。



もうちょっとすると、秋が急行列車のように通り過ぎて厳しい冬になるのです。



ビーチから街の中心地につながっているこの通りは、観光客で一番賑やかなところ。



ウラジオストクはとてもきれいな街でした。大雨にさえならなければね^^;



ロシアは治安も悪くないし、まったりしていていい感じでした。モスクワやサンクト
ペテルブルクも行ってないで、中央ロシアから極東までなんですけどね。



駅のほうに戻ってきました。わりとこじんまりしている街なんですよね。函館くらい?



あまり人の歩いていない駅の裏のほうを回りました。



ソ連時代だったら、こんなふうにあちこち自由にぶらついたりできなかったかも。



フェリー乗り場の土産屋で、こんなマトリョーシカ人形を見ました。ウケる~(^益^)w
一瞬買おうかと考えるが、もらって喜ぶ人が浮かばなかったので、やめておきました。


グルジアレストランへ

2018年10月30日 | ロシア



ここはウラジオストク中央広場。革命戦士の像が印象的。



ソ連時代の遺物ですねェ。



実はこの広場にハトがワンサカ。中国人の団体がエサをやっていて、手に乗るわ肩に乗るわで
大騒ぎ。その様子をビデオで撮っていました。そんなに珍しいか?



ロシアの都市には、とにかく車が多い。
この近所に花屋通りという路地があり、そこに地元密着型の人気レストランがある
というので探しましたが、何度もあったようにいくら探しても見つからない。なく
なってるの?それともいつものように「これじゃわからないよね!」というどこかの
ドアを開ければあったのかしら?



しかたなく、別のレストランで昼食をとることにしよう、と彷徨う。



昨日土砂降りの中を歩いたときに、グルジア・レストランがあったので、そこに
しようと向かう。あんときゃだいぶ苦労した道のりだったけれど、下が乾いていれば
あっという間だ。



またもや俺のほかに誰もいない。ロシア人って、あまり外食しないのかな。それだったら
店がつぶれちゃうんじゃないのかな。



いつものように、すばらしくきれいな女性が注文を取りに来て(もはや驚かないほど
ロシア・スタンダードはスーパー美人だらけ)、グルジア・ワインをグラスで赤白注文。
「あら、両方?」「そう」「ふふ♪」ときたもんだ。たいした量じゃないよー。



シベリアはキノコが旨い。これは酢漬け。



グルジア料理の定番、ジャルコーエという壺料理。羊の肉と、いろんな野菜が入って
いました。あちちのち^^



これも定番の串焼き、シャシリク。こんときゃ豚肉を選びました。グラスワイン2杯では
少ない気がしたので、ちょっと濃い奴も飲みたくなりましたが、まだ昼間だしなー。
夜まで我慢するか。。。