遺跡見物の最初はゼウス神殿。アテネの街の中心地にあります。
ゼウスはギリシャ神話の中でも全知全能の最高神。雷をドカンと落とす、一番の
大親分です。数々の女神をはじめ、Hをした相手は数限りなく、子供の数も数え
られないほど。ゼウスの相手になった、もしくは血のつながりがあること自体が
最大のステイタスなので、その数がいくらでも増えていったとも言えます。
そのゼウスを讃える神殿、造られたときには104本もの柱が並んでいたそうです。
それがいまは15本になってしまいました。
紀元前515年(2531年前!)に着工されましたが、その後中断されて、2世紀に
なってからローマ皇帝によって完成されたのです。600年以上も間があいて
つくられたというのもすごい。
倒れた柱が残されています。倒れるときは、すごい地響きだったでしょうね~。
ギリシャのこのような柱は、ご覧のように「だるま落とし」みたいに輪切りになった
ものが積み重ねられています。真ん中に芯が通っています。こうすると、大きな
地震があってもそれぞれがバランスよくずれて、なかなか倒れないんだそうです。
ほんとに「だるま落とし」みたいですね。
完成したときは104本の柱が大きな屋根を支えていたわけですが、こうやって一本
だけを見ると、なんかモニュメントみたいで、それなりに悪くないですよね。
向こうにはアクロポリスのパルテノン神殿が見えています。アテネ観光のメインは
やはりアレですなぁ。(=゚益゚):;*.’:;