さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

イルクーツクのバーには絶世の美女が

2018年09月24日 | ロシア



これはスパスカヤ教会。自分で撮った画像を見て、「どこだったっけ?」と思ったら、
ホテルのほうから何度も見たのとは反対側から撮ったから、わからなかったのでした。



さて斜めの日差し、夕暮れ時でしょ?もう20時頃なのです。今夜はイルクーツクのバーに
行きます。ネットで評判の店を検索しても、ないというか見つからないというか、はずす
ことが多いので、ちゃんとあるのかー?



この通りの角にあるはずなのだが、それらしい雰囲気はない。なんて書いてあるか
わからないし、飲食店じゃなさそう。



どうもショッピングモールのようだぞ。家具のショールームみたいな?しかもほとんど
閉店しているではないか。そりゃあ夜の8時過ぎだもんなあ。



うおっと、階段の上にあるぞ?「イルクーツクで最初のカクテルバー」って書いてある。
なんか高級感あふれる感じだぞ。ちと腰が引けそうになる。



うわー、なんかオサレー。かわいいお嬢さんに、ワインと魚料理を注文。客は他に
全然いない。



ロシア産のワインは、白だと甲州ぶどうのようで、赤だと北海道のぶどうに似ています。
それよりも、とにかく魚が旨い。ヨーロッパに旅行すると、どうしても肉が多くなりがち
で胃が疲れてきますが、ロシアは魚料理が豊富なので、とても体にいい感じです。



これは鮭ですが、バターがジュワジュワいいながら出てきました。バーといいながら
料理も充実。せっかくなので、メニューにずらりと並んだカクテルでも頂こうかと
「ナイト・ポーター」を注文。しかしなかなか出てこない。

しばらく待って、もしかすると忘れられているか、注文が通ってないか?とカウンターの
ほうに行ってみる。すると注文を受けたお嬢さんが、「遅くてすみません」というので、
「いちおう注文は通ってたのね。ではカウンターで待ちましょう」と座ったところに
バーテンダーさんがやってきた。なんかまだいなかったから作れなかったと。



すると、一瞬固まりました。すごい美人。美人だらけのロシアですが、このバーテンダー
さんは美しいを通り越して妖精レベル?さっそく作ってくれたカクテルを飲みながら、
てきぱきと飲み物を作っている姿に見とれていると、突然こちらを向いて話しかけて
きた。思考停止状態で脳みそが離脱していたので、話しかけられている現世に戻って
くるのに3秒かかる。「あっ!」と心のフォーカスがあったとき、「カクテルのお味は
どうって聞いているのよ♪」と言いながら天使の微笑。

ロシア女性は、ホルスタインレベルの虚入が多い。支離も致知も、「両手じゃ回らんだろ」
というすごさだ。しかーし、このバーテンダーさんは、ほとんど杭に布をかけたような
スタイル。それで妖精のような幻想性が感じられるんだなあ~。



「次は何がいいかしら」と聞いてくるので、迷っていると、「ジン、リキュール・・・」と
ベースを聞いてきた。「せっかくロシアに来たのですから、ウォッカにしてください」と
答える。すると「強いわよ♪でもそれならマティーニにしましょう。ロシアのウォッカを
使ってね」というお返事。最初VodkaがWaterに聞こえて混乱する。そしてマティーニなら
ジンではないか、と思ったことでさらに混乱。「ウォッカ・マティーニ」っつ~のも
ありなのね。

カクテルを作っているバーテンダーの手際を見るのは、それだけでもバーに行く楽しみの
ひとつだが、すごい美人が目の前で酒をつくっていると、もうこれは至福のひととき。
そして仕事の節目に「ロシアに来たのはどうして?」「この国はいかがかしら?」などと
声をかけてくれる。

そうなると、酔ってマズイとならない限りは飲み続けるしかなかろう。次の注文を聞かれた
ときに、「う~ん、シベリアの美女なんていうカクテルはないかしら」と微妙な口説きに
かかったが、見事にそういう意図はスルーされ、「〇×はどうでしょう?」と聞かれる。
おまかせでお願いすることに。

スカされたんだよ、バ~カ^^ と思ったみなさん、私の名誉のために言っておこう。
この女性はね、まさか自分がうっとりするほどの美女だなんて、夢にも思ってないという
奥ゆかしい人なの!そういう感じだったもん!いやホントーw



で彼女のお勧めがコレ。モヒート?氷が入っていて、冷たくてさっぱり。

最後に「いかがでしたか?」と聞かれたので、「素晴らしかったです」と答える。
さらに「目の前でカクテルを作るあなたに魅了されました。プリックラシーン(=美しい)」
と付け加える(でたぞロシア語!)。

笑顔が美し~い(*´ω`*)



今宵は見事な満月だ。俺の心も満月だ。
すっかり酔っ払って夜の街を歩きましたが、イルクーツクはコワイ雰囲気など全く
ないような街でしたよ。



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