昨日、新品を2セット手に入れたパワーサイドスタンドですが
今日、もうひとつ手に入れた中古品が手元に届きました
中古ですが 取り付けに必要な付属品も付いています。
このサイドスタンド
昨日届いた新品のNK-119と比べると
本体(足の部分)のパイプが一回り太く、お皿も大きく出来ています。
こうすると違いが良く判ります
これって、パワーサイドスタンドⅡ 強化型のNK-142ですね。
これを重い荷物を積むツーリングカブ70に取り付ける準備を始めます
新品に付いてきた説明書があるので取り付け方法を確認しますが
各部分を測定していると、明らかに設計ミスで
付属品を使って車体に取り付けることは出来ますが
そのまま取り付けるとスイングアームボルトの頭がスタンドベースに食い込み
スイングアームの動きを阻害してしまいます。
付属品を使って 説明書通りに車体に取り付けると
本体と付属品の関係寸法が適切ではない部品同士なので
中古で手に入れたスタンドは
説明書通り正確に取り付けられていたみたいで こうなっていました。
これではスイングアームがちゃんと動きません。
しっかり取り付けるには各部分の寸法に合った部品を作ることが必要ですが
この2点のワッシャーをM10のスイングアームボルト部分に追加することで
応急的な手段ですがスイングアームの動きを阻害している部分を直せます。
右はφ20×t1.5のステンレス製ワッシャー
左はφ15×t1のアルミ製ワッシャー、つまりブレーキホース用シールワッシャー
スタンドの取り付け説明書を見ると
車体左側からスイングアームボルトを差し込むわけですが
φ16.3×t4のワッシャー(カラー)φ21.5×t2ワッシャーを使用しています
スイングアームボルトの頭とカラーの間に φ15×t1
φ21.5×t2ワッシャーとスイングアームブッシュの間にφ20×t1.5
それぞれワッシャーを1枚ずつ追加することで各部分の隙間が適切になり
本来の設計どおりの動きをするようになります。
それを踏まえて 早速車体に取り付けてみます
まずは取り付ける前
当然ですが、メインスタンドで立てた状態で作業します。
取り付け作業自体は難しくありません
スイングアームボルトを抜く必要があるので
代わりに長いM10ボルトを差し込んでおくと 後の作業が楽になります。
準備したワッシャーを追加して 15分ほどで作業できます
錆びた部分をスプレーでタッチアップしたんですが
乾く前に触ってしまったみたいで、最後にもう一度スプレーしておきました。
既存のサイドスタンドは取り付けたままでも大丈夫です
これだけ外に出ていれば 重い荷物を積んでも安定すると思います。
最後にサイドスタンドで立ててみて
安定感を確かめ パワーサイドスタンドの取り付け作業は完了です。
付属品に2枚のワッシャーを追加して無事に取り付けられた訳ですが
私の中では あくまで応急手段なので 適切な寸法の部品の図面を描いて
いつもの機械屋さんに発注して作ろうと思います。
今日、もうひとつ手に入れた中古品が手元に届きました
中古ですが 取り付けに必要な付属品も付いています。
このサイドスタンド
昨日届いた新品のNK-119と比べると
本体(足の部分)のパイプが一回り太く、お皿も大きく出来ています。
こうすると違いが良く判ります
これって、パワーサイドスタンドⅡ 強化型のNK-142ですね。
これを重い荷物を積むツーリングカブ70に取り付ける準備を始めます
新品に付いてきた説明書があるので取り付け方法を確認しますが
各部分を測定していると、明らかに設計ミスで
付属品を使って車体に取り付けることは出来ますが
そのまま取り付けるとスイングアームボルトの頭がスタンドベースに食い込み
スイングアームの動きを阻害してしまいます。
付属品を使って 説明書通りに車体に取り付けると
本体と付属品の関係寸法が適切ではない部品同士なので
中古で手に入れたスタンドは
説明書通り正確に取り付けられていたみたいで こうなっていました。
これではスイングアームがちゃんと動きません。
しっかり取り付けるには各部分の寸法に合った部品を作ることが必要ですが
この2点のワッシャーをM10のスイングアームボルト部分に追加することで
応急的な手段ですがスイングアームの動きを阻害している部分を直せます。
右はφ20×t1.5のステンレス製ワッシャー
左はφ15×t1のアルミ製ワッシャー、つまりブレーキホース用シールワッシャー
スタンドの取り付け説明書を見ると
車体左側からスイングアームボルトを差し込むわけですが
φ16.3×t4のワッシャー(カラー)φ21.5×t2ワッシャーを使用しています
スイングアームボルトの頭とカラーの間に φ15×t1
φ21.5×t2ワッシャーとスイングアームブッシュの間にφ20×t1.5
それぞれワッシャーを1枚ずつ追加することで各部分の隙間が適切になり
本来の設計どおりの動きをするようになります。
それを踏まえて 早速車体に取り付けてみます
まずは取り付ける前
当然ですが、メインスタンドで立てた状態で作業します。
取り付け作業自体は難しくありません
スイングアームボルトを抜く必要があるので
代わりに長いM10ボルトを差し込んでおくと 後の作業が楽になります。
準備したワッシャーを追加して 15分ほどで作業できます
錆びた部分をスプレーでタッチアップしたんですが
乾く前に触ってしまったみたいで、最後にもう一度スプレーしておきました。
既存のサイドスタンドは取り付けたままでも大丈夫です
これだけ外に出ていれば 重い荷物を積んでも安定すると思います。
最後にサイドスタンドで立ててみて
安定感を確かめ パワーサイドスタンドの取り付け作業は完了です。
付属品に2枚のワッシャーを追加して無事に取り付けられた訳ですが
私の中では あくまで応急手段なので 適切な寸法の部品の図面を描いて
いつもの機械屋さんに発注して作ろうと思います。
何度も申し訳ありません。
アップされている説明書の画像を拝見しますと
10.5×4×16.3のカラーはスタンドのベースプレートの
前に入るイメージですが、プレート裏側?に
はまっているものですか。
新品スタンドの画像でははっきり確認できますが
中古のほうは少しわかりにくかったので...。
間違いなく自分の車両には、10.5×2×21.5の
ワッシャーが装着されていないため、ビボットの
ブッシュが押され気味になっている印象です。
上から見ると、プレートがピボット~ダルマへと
斜め気味になっておりました。
この2ミリのワッシャーはブッシュに対して
ホイールカラーのような役割という解釈で
間違いないでしょうか。
ピボットに固定される部位の順番ですが左から
シャフト頭>プレート>4mmカラー>2mmワッシャー>ブッシュ
でよろしいんですか。
カラー欠損がなければ、ワッシャーの厚みで
調整もありかななどと考えています。
ピボットに固定される部位の順番ですが
左から シャフト頭>プレート>4mmカラー>2mmワッシャー>ブッシュ
というのは間違いありません。
4mm厚のカラーは外径がφ16.3mmで出来ており
スタンドのプレートの段付き穴に開いているφ16.5mmの穴に入って回転する構造です。
そのカラーは2mm厚のワッシャーとボルトの頭に挟まれており
スイングアームに圧入されているブッシュの内側部分を介してフレームを挟み込み
4mm厚のカラーが車体側に完全に固定される構造になっています。
この4mm厚のカラーがスタンド側にある段付き穴の中で回転することにより
スイングアームと一緒に動くスタンドのプレートの動きを妨げない構造です。
同じ西本工業製でも 比較的古い製品だと段付き穴部分の厚みに対して
中に入るカラーの厚みが少ないので スタンドのプレートに食い込みます。
ナットが緩むということであれば、スイングアームボルトがフレームに完全に固定されず
スイングアームと共回りしている可能性があります。
スタンドの製造時期が比較的古いものだと プレートに対しカラーの厚みが不適切なので
私が試したように1mm程度の厚みがあるφ16mm程度のワッシャー
(ブレーキ用シールワッシャー等)を追加して
段付き穴の中に入るカラーが確実に回転するようにする必要があります。
また、NK-119とNK-142ではこのカラーの厚みが違うので
カラーを自作する場合は使用するスタンドのプレートの段付き穴部分の厚みを計測して
φ16.5mmの穴が開いている部分の厚み+0.5mmで作ると良いと思います。
判って頂けましたか?
まずはプレート裏のカラー寸法、
位置関係を
確認しないと先に進めませんね!
中古車であっても構造、本質を
理解しないといけないと改めまして
感じました。
ますます今後の改良が楽しみになって
参りました。
今後ともよろしくお願いいたします。
手元にちょうど類似サイズのワッシャー(φ20)が
ありましたので、スタンドを外して確認しました。
やはりプレートとピボット間にあるべきの
ワッシャーがないまま装着されておりました。
ベースプレート裏にはめ込まれるカラーは
ありましたが、はめ込んだ状態では
プレートとほぼツライチになるサイズでした。
新規に追加するワッシャーが2ミリですので
このままでは厚みが足らないのでプレートに
埋め込むカラーより少し外径がある1ミリ厚の
ワッシャーがありましたのでこちらも追加。
プレートはダルマ側とほぼ平行に装着できました。
一点不思議なのが、ピボット右のナットから
出ていたシャフトのネジ山が
足りなくなるどころかさらに出ていることです。
締め付けも正規トルクです。
純正より薄めのUナットを用意していたのですが...
しばらくはこの状態で走ってみようと思います。
シャフト、ピボット部へのグリスアップも
行ったので、アームの動きはものすごく
スムーズです。
当方のプレートにもシャフト座面とのスレが
見られましたが、次回はオヤジさん同様
シールワッシャーを追加してみようと
考えています。
ダルマのみを使ってステップのプレートを仮付けして
軽くハンマーで叩いてスイングアームと平行にすると
車体によって2~4mmの隙間が出来るので
その隙間の幅にあった厚みのワッシャーが必要と考えます
ブレーキ側のナットについても、初期の市販品には
薄型のセルフナットが付属していないみたいですし
説明書には、薄型ナットを使ってもネジの突き出しが少ない場合は
ブレーキ側のワッシャーを外して取り付ける旨の説明があります。
ブレーキ側のネジ山が充分に突き出しているなら問題ないと思いますし
今の状態でまたナットが緩むようだったら、私が試したように
1mmくらいの厚さの小径ワッシャー(ブレーキシールワッシャー等)を追加すれば
大丈夫でしょう。
増えたと書きましたが、
マフラーステー裏のカラーが
落ちてました泣
シャフトを抜いた際に外れていた
模様です。
このカラーを再度装着すると純正の
Uナットではやはりダメでした。
今回はブレーキワッシャーも用意し
組み直しました。
ようやく薄ナットの出番です。
動きを見るとシャフト頭、ナットともに
車体への固定が確認されました。
潤滑してナットを締めますので
規定トルクの80%ほどで締結しました。
これでしばらく走行してみます。
問題点が解決できると凄く気分が
よいですね!
細々ありがとうございました。
参考になって何よりです。
突然のコメントで失礼します
当方先日角目カブを入手しまして、純正サイドスタンドの不安定さになんとかならないかとググってこちらにたどり着きました
こちらを参考にパワースタンドIIを注文し、届いた現物を見つつ作業工程を確認、天気次第で取り付け作業に入ろうと思っています
届いたブツは相変わらずカラーが薄くボルト頭が噛みそうでした
またカラーはステーにはめ込みで手で動かしただけでは簡単には回らない様になっています
(ワッシャー追加は必須かな)
それで教えていただきたいのですが、だるま側の締め付けトルクはどの程度にされましたか?
ボルト頭に8の刻印が有るので強度区分8 M10 ピッチ1.5の標準締め付けトルク44.5N・mと調べたのですが、受けナットはだるまに2カ所溶接(はんだ?)付けされているだけで見た目が頼りないので心配しています
覚えていたら教えていただけると助かります
あと自分のブログで取付の記事を書く際にこちらのブログのURLを記載してよろしいでしょうか?
「お気楽オヤジさんの気楽にいきましょう!」を参考にさせていただいたとURL付きで書かせていただければと思っています
よろしくお願いします
私のブログの記事が役にたったみたいで何よりです。
ダルマ部分の受けナットの溶接は 確かに弱弱しいですが
ボルトを締めつけると、ダルマに押しつけられる方向に力が加わるので
溶接は単に回り止めとなっていれば良いと思います。
そもそも、ナットの溶接が取れる方向に力が加わるなら
ダルマの構造自体が成り立ちませんから
カラー部分が廻りにくい場合は縁のところの角のバリを取るとか
穴の中の塗装を少し削るとかしてを加えたほうが良いと思います。
厚みが足らない場合は記事の中にあるよう ブレーキのシールワッシャ等を追加して
スイングアームの動きを妨げないように組み付けます。
ブログのURLを掲載するのは大丈夫です
皆さんの参考になればと思っています。
ワッシャーの入手はどうにかできたので天気と時間の確保次第でチャレンジ予定です
記事は長くなりそうなので数回に分けることにしました
まずはご連絡まで