今日は用事があったので午後の半日有給休暇を取りました
少し時間が取れたのでカブのパワーサイドスタンド部分の確認をしてみます。
昨日、ツーリングカブ70にパワーサイドスタンドを取り付け
取り付けに際しての不具合を書いたわけですが
我が家のツーリングカブは1989年式、90は2000年式と
生産年が10年以上違うし、90はフロントブレーキ径が大きかったりと
違うところが多いので90のほうも測定することにしました。
まずはカブ90
新品のスタンドを 取り付けネジ2ヶ所のうち
後ろの取り付け金具(ダルマ)で固定する方法でクリアランスを測ります。
スタンドがスイングアームに密着するように少し軽くハンマーで叩き
きっちり奥まで差し込んだ状態で測定します。
C90だと その方法で測定すると
サイドスタンドベースとスイングアームブッシュの間隔は約2.5mm
ツーリングカブと1mm違うので もしかして測り間違いかと思い
同じ条件で70の方をもう1回計ると やっぱり3.5mmです
この寸法差は「個体差」と考えれば良いでしょう。
ダルマでの固定は少々手前にずれても大丈夫なので
この隙間を簡単に測って、スペーサーを入れスタンドベースの位置決めをしてから
ダルマの方を固定する方法にすれば大丈夫。
スタンドベースのφ16.3×t4のカラーが入る部分は
どのスタンドを計測しても厚みが4,5mmあります。
このサイドスタンドは、後のダルマでしっかりスイングアームに固定して
前のスイングアームボルトはカラーを入れて車体側に固定
カラーとスイングアームベースがフローティングしている状態になる設計です。
カラーの厚みが4mmのところ、取り付け部分が4.5mmでは
ボルトの頭がカラーに当たる前にスタンドベースに食い込むため
スイングアームに固定したスタンドベースにスイングアームボルトの頭が
車体側に固定したカラーを介さず固定されてしまうので
当然スイングアームの動きを阻害してしまいます。
スイングアームブッシュとスタンドベースの間は個体差に合わせて調節出来ても
カラーとスタンドベースには必ず-0.5mmの差が出るので
この部分には1mm厚の、カラーより径が小さなワッシャーを追加するか
カラーの厚みを5mmにする必要があります。
車体右側のスイングアームボルトの固定ナットですが
ノーマル状態だと こうなっています。
セルフナットから突き出したボルトが5mmくらいでしょうか?
サイドスタンドを付けるために追加するワッシャーやカラー類の
厚さを合計すると7,5mm~8.5mmになります
7mmも厚みが追加されると ノーマルナットではセルフロック機構が働きません
そんな時のために、厚みが4mm少ないナットがスタンドに付属しています。
もし、ノーマルのナットで固定できていたら寸法的に無理があると思います。
スイングアームボルト部分がちゃんとフローティングするようになっているか
一度分解してチェックしたほうが良いと思います。
最後に
初めて抜いたカブ90のスイングアームボルトはこんな状態でした。
まぁ、予想していた通りでしたけどね。
ちゃんとグリスアップして差し込んだのは言う間でもありません。
少し時間が取れたのでカブのパワーサイドスタンド部分の確認をしてみます。
昨日、ツーリングカブ70にパワーサイドスタンドを取り付け
取り付けに際しての不具合を書いたわけですが
我が家のツーリングカブは1989年式、90は2000年式と
生産年が10年以上違うし、90はフロントブレーキ径が大きかったりと
違うところが多いので90のほうも測定することにしました。
まずはカブ90
新品のスタンドを 取り付けネジ2ヶ所のうち
後ろの取り付け金具(ダルマ)で固定する方法でクリアランスを測ります。
スタンドがスイングアームに密着するように少し軽くハンマーで叩き
きっちり奥まで差し込んだ状態で測定します。
C90だと その方法で測定すると
サイドスタンドベースとスイングアームブッシュの間隔は約2.5mm
ツーリングカブと1mm違うので もしかして測り間違いかと思い
同じ条件で70の方をもう1回計ると やっぱり3.5mmです
この寸法差は「個体差」と考えれば良いでしょう。
ダルマでの固定は少々手前にずれても大丈夫なので
この隙間を簡単に測って、スペーサーを入れスタンドベースの位置決めをしてから
ダルマの方を固定する方法にすれば大丈夫。
スタンドベースのφ16.3×t4のカラーが入る部分は
どのスタンドを計測しても厚みが4,5mmあります。
このサイドスタンドは、後のダルマでしっかりスイングアームに固定して
前のスイングアームボルトはカラーを入れて車体側に固定
カラーとスイングアームベースがフローティングしている状態になる設計です。
カラーの厚みが4mmのところ、取り付け部分が4.5mmでは
ボルトの頭がカラーに当たる前にスタンドベースに食い込むため
スイングアームに固定したスタンドベースにスイングアームボルトの頭が
車体側に固定したカラーを介さず固定されてしまうので
当然スイングアームの動きを阻害してしまいます。
スイングアームブッシュとスタンドベースの間は個体差に合わせて調節出来ても
カラーとスタンドベースには必ず-0.5mmの差が出るので
この部分には1mm厚の、カラーより径が小さなワッシャーを追加するか
カラーの厚みを5mmにする必要があります。
車体右側のスイングアームボルトの固定ナットですが
ノーマル状態だと こうなっています。
セルフナットから突き出したボルトが5mmくらいでしょうか?
サイドスタンドを付けるために追加するワッシャーやカラー類の
厚さを合計すると7,5mm~8.5mmになります
7mmも厚みが追加されると ノーマルナットではセルフロック機構が働きません
そんな時のために、厚みが4mm少ないナットがスタンドに付属しています。
もし、ノーマルのナットで固定できていたら寸法的に無理があると思います。
スイングアームボルト部分がちゃんとフローティングするようになっているか
一度分解してチェックしたほうが良いと思います。
最後に
初めて抜いたカブ90のスイングアームボルトはこんな状態でした。
まぁ、予想していた通りでしたけどね。
ちゃんとグリスアップして差し込んだのは言う間でもありません。
当方、中古で入手したカブに当スタンドが装備されていますが、やはりこの記事にもあるようにスタンドのプレートと車体側取り付け面がツライチでないため、ナナメに装着されています。
>>前のスイングアームボルトはカラーを入れて車体側に固定 カラーとスイングアームベースがフローティングしている状態になる設計です
このくだりがよくわからないのですが、自分の車両ではプレートが直に、ピボットとプレートの間にカラーは見られません。装着の仕方が間違っているのでしょうか?
通称「ダルマ」と呼ばれる固定金具で後ろ側の穴でスイングアームで固定
前側は フレーム側に固定されるスイングアームボルトとスイングアームと一緒に動くスタンド側プレートが
スイングアームボルトを中心として少し動くようになっていないとサスペンションの動きを阻害します
だから、スイングアームボルトのシフトペダル側を
回転中心とするためのカラーが付属しています。
私が実際に取り付け検討していた2015年の記事に詳しいことを書いています。
質問の内容だと、2015年6月30日と8月13日の記事を見て頂ければ判るかもしれません
ただし、現在新品のパワースタンドだと
私が気づいた不具合は解消されているということなので
その点は考慮して判断ください。
過去記事も拝読しました。
今となっては前オーナーの取り付けミスなのか
改善される前の商品なのかは判明しませんが
ピボット右のナットは純正サイズです。
1ミリ+ほどシャフトのネジ部が出ている現状です。
使い始めしばらく経ちましたらピボットが緩み
何度か増し締めを行うハメになりました。
そこでこれは普通ではないな、とパワースタンド装着記事を
いろいろ読みました。が、どれも肝心のところには
ふれてなく、ようやく貴ブログで納得いたしました。
過去記事に取り付け説明の図がありましたが
当方の車体には4ミリのカラーとピボット直前の
2ミリのカラーが入っておりません。
これらの改善を早速行おうと思います。
今後の記事も楽しみにしております。
引き続きよろしくお願いいたします。