近い将来鰻が絶滅危惧種に指定されるかも知れません。
現在ロンドンで開かれているIUCN=国際自然保護連合の部会で、ニホンウナギを絶滅危惧種を分類したレッドリストに載せるかどうかが協議されています。ニュースを聞いていた感じではその可能性は大きいように想いました。
もっとも世界の鰻の消費はなんと7割を日本人が食べているということですから、その責任を問われるのは間違いないというところでしょうか。昔と違い土用の丑の日に限らず一年中スーパーに並んでいますし、街の鰻屋さんでも日常的に精がつくご馳走として人気があります。
気になるのはやはりその値段となりますが、高止まりするのは仕方の無いことと予想されています。
しかし僕は想うのですが、アベノミクスによる円安の影響で小麦や牛乳(飼料のコスト高)などが上がり、食料品の物価が値上がりしている中で、値段を据え置いたままで容量を減らす(実質値上げ)方法もメーカーでは採られているようです。鰻の場合は価格高騰の原因が違いますが、同じ様に鰻の量を減らして値段据え置きにしても良いのではないでしょうか。
アベノミクスの効果が広く出てくるまではタイムラグがあると言われています。その間には値上げせずに容量を減らす実質値上げを採用し、庶民に豊かさが回ってきた時にまた鰻の量を元に戻して値上げして貰えればと想います。日本人は少し食べ過ぎという側面もあると想いますので、かえって国民が健康になる切っ掛けになることも考えられるのではないでしょうか。
7月22日(月)と8月3日(土)の土用の丑の日に鰻が高くなって食べられないより、僕は例え量が少しになってもやはり食べたいと想います。