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「離岸流」のことを学校で教えよう

2013-07-29 08:35:33 | Weblog

 昨日の中国地方の豪雨被害には50年に1度という解説がつきました。
 最近は毎年のように日本のどこかがゲリラ的な大雨に襲われ、急な河川の増水や土砂崩れで尊い人命も失われています。地球的(或いは宇宙的)な規模で気象環境が変わってきているのを実感します。
 昨日はまた蒸し暑い休日だったので、全国で海の事故も多数の犠牲者が出ています。
 僕は海水浴場の傍で生まれ育ったので、小さい頃からこの季節には真っ黒に日焼けして泳ぐ毎日でした。幼稚園に上がる前ぐらいから年長の子供に付いて沖合の島伝いに泳がされました。最初は犬掻きしか出来ないのでとにかく懸命に泳ぎ鍛えられました。
 そんな僕でも一度大変に怖い想いをした経験があり忘れることは出来ません。それは最近よく言われる「離岸流」に僕も捕まり溺れかけた、というよりも溺れてしまうのかなと不安が過ったという方が正確です。「離岸流」は海には川のように沖へと向かって流れている場所があり、それに捕まるとどんなに頑張っても岸から遠ざかるばかりで戻れないのです。
 でもその流れにも川のように幅があり、落ち着いて岸と平行に横へ泳いでみると脱出できます。僕も偶然にそのように泳いで助かりました。
 子供時代にどんなに海に親しんでいても、「離岸流」のことは教えられていなかったし、その脱出法ももちろん知りませんでした。それを知識として知っているだけで、落ち着いて対処ができ無事でいられます。そして人の身体は海水に浮くということも身体で憶えていました。
 今朝のNHKニュースの特集で東京海洋大学(昔の水産大)の新入生が、100年の伝統がある遠泳に挑戦する姿が放送されましたが、驚いたことに参加した半数の学生達が海で泳いだことが無いという事実です。まして、今は学校教育で「離岸流」のことは教えられているのでしょうか。これは単に知識だけでも良いので学校で教えておきませんか。