今夕のNHK「ゆうどきネットワーク」で、千葉県柏市で取り組む生きがい就労の試みが特集されていました。
リタイアしても元気な中古年(シニア)の人達が、市内の学習塾や預かり保育を手伝ったり、介護施設の補助要員として地域の役に立ちながら、生きがいと収入の両方が得られる仕組みを提案しています。海外勤務が多かった会社員が英語を小学校などで教えることも、教員資格といったものではなく条例を柔軟に設けることで可能としています。
中でも特に面白いと想ったのは、東京大学と柏市そしてUR都市整備機構がコラボレーションして、水耕栽培の野菜工場を運営していることでした。4年前にソフトウェア会社を退職した方が、地域で孤立し無為の生活を余儀なくされていたところ、この工場で働くことにより収入だけでなく地域住民との交流も生まれて、今では野菜工場で働くことが生きがいとなっている様子が紹介されていました。
個人的には工場で水耕栽培された野菜より、豊かな土で太陽を浴びて育った野菜を食べたいと想う方ですが、それはそれとしてこの試みは民間企業レベルでも地産地消システムとして注目すべきものとなりそうです。