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日経『関西コンシェルジュ』は日経新聞のWEBサイトで、関西圏の詳細な取材を通して社会・経済・文化など幅広い情報を発信していますが、今回は千里山で2005年以来行われてきた市行政と住民、そして阪急やUR都市機構との「協働」による「千里山駅周辺まちづくり懇談会」の進捗状況を踏まえつつ、千里山の新しいまちづくりについて論評をされています。
記事の最後に、最近の住民主導のまちづくりへの取り組みが、予算の制限や業者の利益追求そして住民間の考えの違いなどにより、空中分解してしまう例が多くあるという現実に触れながらも、千里山の事例には“「郷土」意識が支え”と題して次のように明るい評価が与えられています。
『‥‥ただ千里山では、今回のような市民参画型の街づくりが今後も続く公算が大きい。この辺りは大阪市中心部への交通アクセスや生活環境が良い。市民には土地への愛着心が強く、長い期間にわたり住んでいる人や、仕事などの都合でいったん地域外に移り住んでも戻ってくる人が多いという。千里ニュータウンなど周辺の住宅地でも同じような傾向がみられるが、新興の郊外都市などではあまりみられない「郷土」意識が、市民の街づくりに対する積極姿勢を支えているようだ。』(編集委員 吉田公彦)