今夏の異常な暑さも峠を越えた感じがしています。
もちろん四万十市で日本観測史上最高気温41℃を記録したのですから、それには反対の意見も多いと想いますが‥‥。
というのも、真昼に炎天下の街を汗を掻きながら歩いていた時に、ふと「夏は暑くて当たり前」という気持ちが湧いて来たのです。そうしたら2.3度気温が下がった位に気持ちに余裕が生まれました。
もちろん同じ夏でも今年は特別に暑いということが問題なのですが、「夏は暑くて当たり前」という想いがあれば逆に冷夏の物足りなさを想い出させることにならないでしょうか。昔は冷房なども無い中でも、物理的にそして心理的に色々と工夫されていたと想います。夏の暑さを忌避するばかりではなく、それを敢えて楽しむところまで行ければ良いのかも知れません。
冷たい食物が例年よりも美味しかったり、行きつけのカフェの涼やかな空気が離れ難かったり、寝苦しい夜のアイスノンの今夏の気持ち良さは、僕の想い出に残ることになるはずです。
夕方になってもかなり暑さは残っていると想いますが、日中の強烈さがあるからか体感的には普通になってきているのが不思議です。
※ 写真(拡大)のように立秋を過ぎた夕方の空の上には、太陽にくっきりと縁取られた夏の雲に混じり、初秋の棚引くような雲も見られ始めています。