続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

お雛さま。

2011-03-05 06:36:17 | 漫画
 お雛さま・・・もう出さなくなって久しい。
 戦後の物のない時代、やっと気に入ったものを捜し求めたという、雛飾り。
 今思うとどんどん遠ざかっていくのだけれど、ふと気まぐれに出したことが有る。ところがお内裏様の冠を仕舞い忘れ、タンスの引き出しに入っている。(来年でいいわ・・・)

 そうして早二十年がとこ過ぎ去ってしまい、未だにそのまま。わたしのずさんさ・・・。

 昨日のサークルでのO氏、「うちの女房はもう仕舞ったよ」と。(昨日は3月4日)
「えっ、」とみんな絶句。(そういえば30代の娘さんのいる家庭、母心なんだと、しんみり)

 だんだん疎くなる雛祭り。
 でもサークルに来ている幼稚園児と小学生の姉妹の家では友達を招いてお祝いをしたとのこと。(ほのぼの)


Re『武蔵野』219。

2011-03-05 06:15:16 | 国木田独歩
それに僕がごろ近ごろ知合いになった独乙婦人の評に、東京は「新しい都」ということが有って、今日の光景では仮令徳川の江戸で有ったにしろ、この標語を適当と考えられる筋もある。

 僕近知合独乙婦人評東京新都有今日光景仮令徳川江戸有標語適当考筋

☆朴(ありのまま)の魂を置く。
 業(前世の悪行の報い)の髑(雨風に晒された白骨頭)が溢れている。
 怖い図(はかりごと)の標(しるし)は等しい系(つながり)を審(つまびらかにする)。
 図(はかりごと)の幽(死者の世界)の景(けしき)
 仮りの考えの径(小路)
 化(形、性質を変えて別のものにする)の霊が匿(かくれている)。
 千(たくさん)の講(はなし)。
 図りごとの幽(死者の世界)が漂う後の的(ねらい)が透けて、更(新しく入れ替わる)襟(心の中)。

『城』413。

2011-03-05 05:56:35 | カフカ覚書
この宿屋でクラムに見つかっても、亭主が言ったような意味では怖ろしいと思わなかったが、それでも、やりきれないほどいやな感じがした。

 亭主/wirtes→wort/言葉。
 意味/sinn→sinnen/企む。 
 いやな感じ/peinlich・・・入念な。
 やりきれないほど/unzukommlich・・・不当であること。

☆ここで、不意に気づいたKは、怖ろしい言葉の企みだとは思わなかったが、しかしきわめて入念な不当さだと思った。