ざわざわと胸の中に去来する雑多な思い、全てを取り払っても拭えないのは近親の無事である。
(みんなは元気に暮らしているだろうか。どうか健康で明るく笑える日々でありますように!)
要らぬ心配かもしれない。それでも胸の奥底で案じている。
サークル仲間のKさん、教室に入ってくるなり、
「息子がね、大怪我をしたのよ」と、驚くべきことを言った。
「工場の鉄板に引きずられて・・あわやと言うところを、隣の人が気づいて停止ボタンを押してくれたの」
「・・・」
「『お母さん、やっちゃったよ』って帰ってきたときは・・・」
「でも無事帰ってきたのね」
「そうなの、それでも腕の摺り傷は腫れあがっているし、そのとき足も捻ったらしくて・・・」
暮れには沖縄でマラソンを完走して帰ったばかりの息子さんのアクシデント。「骨は大丈夫だったね、頭も神経も大丈夫だったのね」と、念を押しながらも衝撃を受けてしばらくは動悸が治まらなかった。
Kさんの息子さんの事故、偶々うちの息子でなかっただけの話。何時どこで災いが待ち受けているとも限らない。
神谷美恵子という高名な精神医学者は患者に対し「あなたが、わたしの代りに災い(病気)を引き受けてくださった」と述べたという。
自分ばかりを願わず、真摯に祈りたい!
(みんなは元気に暮らしているだろうか。どうか健康で明るく笑える日々でありますように!)
要らぬ心配かもしれない。それでも胸の奥底で案じている。
サークル仲間のKさん、教室に入ってくるなり、
「息子がね、大怪我をしたのよ」と、驚くべきことを言った。
「工場の鉄板に引きずられて・・あわやと言うところを、隣の人が気づいて停止ボタンを押してくれたの」
「・・・」
「『お母さん、やっちゃったよ』って帰ってきたときは・・・」
「でも無事帰ってきたのね」
「そうなの、それでも腕の摺り傷は腫れあがっているし、そのとき足も捻ったらしくて・・・」
暮れには沖縄でマラソンを完走して帰ったばかりの息子さんのアクシデント。「骨は大丈夫だったね、頭も神経も大丈夫だったのね」と、念を押しながらも衝撃を受けてしばらくは動悸が治まらなかった。
Kさんの息子さんの事故、偶々うちの息子でなかっただけの話。何時どこで災いが待ち受けているとも限らない。
神谷美恵子という高名な精神医学者は患者に対し「あなたが、わたしの代りに災い(病気)を引き受けてくださった」と述べたという。
自分ばかりを願わず、真摯に祈りたい!