続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

身近な植物観察 ①

2014-05-02 06:29:56 | 博物館講座
 京急馬堀海岸駅から徒歩15分くらい、のんびりゆっくり歩いた。心地よい五月の風、昨夜の風雨は嘘のような静かな朝の散策。

 馬堀自然教育園での講座はまず植物の成り立ちから。
「植物というものは、栄養器官としての茎・葉・根と、生殖器官としての花(果実~種子をつくり子孫を残す)、この四つで出来ています。花は茎の先端が花床となりそれを軸に外側から花被片(花びら)、雄ずい(おしべ)、雌ずい(めしべ)の順につきます。地球上に一種例外を認められたものがありますが、とりあえず国内には例外はありません。」
 という説明から始まり、萼片は通常緑色をしているものが多いけれど、花弁(花びら)のような色をしたものもあります。(サルビア、紫陽花、テッセン、オシロイバナ)や花弁、雄しべ、雌しべの形態の差異などを説明。

 いくら聞いても、もう一歩踏み込めないどころか、すぐ忘却。
 ただ、春の香り、燃える若草に癒されながらの植物園散策は最高の気分。

 オオヤブシラン、ハルジオン、ホトケノザ、キウリ草(勿忘草の仲間)オニカタビラ、コオニカタビラ、イヌムギ、セリバキエン草、ケキツネノボタン、セキショウ、マルバウツギ(アジサイ科)、オオバウマノスズクサ、
 そして、(今日のメインは)先生の指先にあったもの・・・「キンラン」の美しくも可憐な姿。(カメラを忘れてしまった、残念)
「このあたり下に落ちている葉はアカガシの葉です。常緑樹もこうして葉を入れ替えていくのです」
 マテバシイの林立、(初夏の山を若草色に染めるのはマテバシイです)と習ったことがある。

「この木はムクの木で、博物館にある丸木舟の素材と同じです。木の葉は木工品の仕上げにヤスリとして使用されていました」
「この葉は関東カンアオイ(寒葵)です」
 やぶれがさ、接骨木、猫の目草、山猫の目草、
「藤の花は豆科ですから、花の中にすでに豆の様相が見えていますね」先生の説明も遠く儚くぼんやりなわたし。


 それでも園内を歩きながら物言わぬ植物に癒され、幸福な空気感を満喫。大森先生ありがとうございました。

『ポラーノの広場』315。

2014-05-02 06:15:12 | 宮沢賢治
「給仕をやってゐながら、一通りのホテルの作法も知らんのか。」と頬をふくらして給仕を叱りつけてゐました。

 給仕はキュウ・シと読んで、求、詞。
 一通りはイツ・ツウと読んで、逸、two(二つ)。
 作法はサ・ホウと呼んで、査、法。
 知らんのかはチと読んで、致。
 頬はキョウと読んで、教。
 給仕はキュウ・シと読んで、求、詞。
 叱りはシツと読んで、悉。

☆求める詞(ことば)は逸(隠れている)。
 二つを査(しらべる)法(方法)を致(まねく)のは、教(神や仏の教え)を求める詞(ことば)が悉(すべて)である。

『城』1611。

2014-05-02 05:59:44 | カフカ覚書
クラムの手紙を思いだして、「称賛にあたいする仕事ぶりをはじめてしてくれたな」と、助手たちに言ってやった。
 すると、隅のほうからフリーダが、なかばねぼけ声でではあるが、「Kを眠らせてあげて頂戴!この人の邪魔をしないで!」と叫んだ。


☆クラム(氏族)の電光を回想し、あなたたちが禁錮を成し遂げたことは賞賛にあたいすると言った。
 すると、本物の平和が「(事件を)引きずることは重荷です!」と叫んだ。