奉仕員として家々を回ってみると、地域全体が高齢化していることがよく分かる。
A家では主を先年亡くしたばかりだけれど、奥さんも施設に入所し不在。
B家ではなかなか出ていらっしゃらないので留守かと思い階段を下りかけたら、気配がし戸が開いた・・・「ごめんなさい、立ちあがるまでに時間がかかって」と。
C家では、長々と病気の経由を・・・(途中で電話が鳴って退散)
D家では長い闘病生活で入所している旦那さんを毎日見舞うので留守がちなのを詫びられ、こちらが恐縮。
E家では「去年夫が亡くなりましたので今年から宛名をわたしに変えてください」と。
F家の女主人は、杖を突きほうほうの態で歩いているのをお見かけする。
G家の奥さんは施設に入所して十数年、最近では認知も出ているらしい。
転居当時、賑やかだった界隈も子供が独立したりして、親だけの世帯が多くなり、その親も老齢のため他界し一人暮らしになっている世帯が多い。
子供の遊ぶ声のしない界隈。まるでいないのではないけれど、外で遊ぶ子供が極端に減少していることも事実だから、夕刻子供の名前を呼ぶ母親の声もない。
団塊世代のわたし、学年は11クラスもあり、机は教室の後ろギリギリまで並べられていたことを思うと、淋しい光景である。
《老いていく》理の当然のことながら、次世代の少なさはあまりにも心もとない。地域は活性化というより、保護を訴え求める家庭も続出の現況である。
界隈全体が老いていく、わたしも老いつつある。この衰退に歯止めはあるのか?
A家では主を先年亡くしたばかりだけれど、奥さんも施設に入所し不在。
B家ではなかなか出ていらっしゃらないので留守かと思い階段を下りかけたら、気配がし戸が開いた・・・「ごめんなさい、立ちあがるまでに時間がかかって」と。
C家では、長々と病気の経由を・・・(途中で電話が鳴って退散)
D家では長い闘病生活で入所している旦那さんを毎日見舞うので留守がちなのを詫びられ、こちらが恐縮。
E家では「去年夫が亡くなりましたので今年から宛名をわたしに変えてください」と。
F家の女主人は、杖を突きほうほうの態で歩いているのをお見かけする。
G家の奥さんは施設に入所して十数年、最近では認知も出ているらしい。
転居当時、賑やかだった界隈も子供が独立したりして、親だけの世帯が多くなり、その親も老齢のため他界し一人暮らしになっている世帯が多い。
子供の遊ぶ声のしない界隈。まるでいないのではないけれど、外で遊ぶ子供が極端に減少していることも事実だから、夕刻子供の名前を呼ぶ母親の声もない。
団塊世代のわたし、学年は11クラスもあり、机は教室の後ろギリギリまで並べられていたことを思うと、淋しい光景である。
《老いていく》理の当然のことながら、次世代の少なさはあまりにも心もとない。地域は活性化というより、保護を訴え求める家庭も続出の現況である。
界隈全体が老いていく、わたしも老いつつある。この衰退に歯止めはあるのか?