続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

とても適わない・・・。

2014-05-29 07:18:39 | 日常
 何だかひどく疲れて居眠り・・・ふと目が覚めたらすでに五時。

 夕食の支度、冷蔵庫を点検すると、キャベツ、白菜、牛乳、お魚がない・・・買いに行かなくては! (Ah、いやだな)
 夫の夕食には煮野菜を摂るため必ず「一人鍋」をつける、そのため白菜は欠かすことの出来ない食材、それがない!

 やむなく玄関を出た。鬱々とした気分・・・そこに老齢のKさん、自分の家ではなく道路を挟んだ前の家の舗装の隙間に出た草を鎌で除去作業、手に持った袋にはすでに雑草が詰まっている。

 わたしの顔を見ると、照れくさそうに
「これで終わりにするわ」と笑った。(すごいわ、わたしなんかこの時刻にもう疲労困憊。なのにKさんは汗水流して草取り)

 もうとっくに90才を越えているKさん、他所の草取りまでするのを見て、「なんでそんなに元気なの」と訊ねたことがある。
「ここらあたりには世話になっているからねぇ、お父さん(旦那)亡き後いろいろ助っ人みたいな仕事で食べて来たんだよ」といい、感謝の気持ちを語った。

 田植え、草取り、収穫、脱穀の手伝い。夫の給料をみんな畑仕事の手間賃に使ったという地主でもあったSさんは「Kさんに一番多く頼んだよ」と言っていたことがある。

 そのSさんは施設に入っていると聞いているけれど、一つ年下のKさん、まだ他所の手伝いに明け暮れている。
 夫亡き後三億円の税金を払ったというSさん、「旦那が死んでずいぶん経つのに、いまだにお墓が買えないんだよ、なんとかしたいんだけど」とつぶやくKさん。

 いいじゃないの、今がお元気ならば。羨ましいです、とても適いません。

『ポラーノの広場』351。

2014-05-29 07:12:50 | 宮沢賢治
「さうですか。とにかく、だいぶ腫れて参ったやうです。」親方のアーティストは、少ししゃくにさはったと見えて、プイッとうしろを剝いて、フラスコを持ったまゝ向ふへ行ってしまひました。デステゥパーゴはぷんぷん怒りだしました。


☆主(中心となる)太陽、真(まこと)の法(仏の教え)は、照(普く光があたる=平等)が元(根本、基本)である。

『城』1637。

2014-05-29 06:31:35 | カフカ覚書
彼らは、愉快で、すこし頭の単純な坊やにすぎないんです。城のきびしい規律から解かれて、初めて他国から来た人の下で働くようになったんですもの、しょっちゅういくらか興奮したり、面くらったりしているのです。そういう状態では、ときにはばかな真似もしでかしてしまうでしょう。それに腹をおたてになるのは、無理もないことですけれど、笑ってすますほうが、分別のある態度ではないでしょうか。


☆彼らは、新しい仲間であり、快活で単純なんです。なじみのない機関での禁錮、きびしい死の規律に、少なからず興奮したり、驚かされたりしているのです。そういう状況で幾度も愚かな考えに連れ出されたことを怒り復讐するのは、理性ある自然のなりゆきです。