続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

どうしようかな・・・。

2016-07-02 17:35:19 | 日常

 まなびかんニュースを見たら『ドイツ語講読会』というサークルがあり、新会員を募るという。

 恥ずかしながら、カフカを読んでいる。でも、ドイツ語ができるわけではない。耳で聞いたこともなければ、口にしたこともないし、学習したわけでもない。ド・ド素人。

 テキストはヘーゲルの『精神現象学』
 テキストにも興味がある。でも、哲学を勉強したわけもなく、まったくのド・ド素人。

 こんなわたし、興味津々。行ってみたい気持ちはありながら・・・。

(どんな人が来るのかと思ったら、まるで勉強したことのないお婆さんが来るなんて!)
 失笑を買われるだけかもしれない。

 「隅の方で聞いているだけでもいいんです」なんていう入会の仕方あるかな?
 まずいな・・・でも、

 かって、カフカ研究者の講演を聞きに行ったことがある。あの時の疎外感を思うと、どうしても勇気が出ない。ダメだよね、今さら。

 迷ってみただけ・・・。


義姉はとっても元気!

2016-07-02 07:36:49 | 日常

「今、朝の四時半なの」と言ってアメリカ在住の義姉から電話がった。
 とりとめのない話・・・「差し歯が二本と、被せた歯が…、でも三十年以上、どこも悪くならないの」といった話からいろいろ…四十分はキツイ。
「みんな元気にしている?」と聞いてくれたので、ここで即、夫に受話器を渡した。

 それから延々三十分、キリスト教のことや何かを会話している模様。
 受話器を置きたがっている夫は会話の端々にそれとなく仄めかすけど、話は切れ間なく続いた。

 ようやく切れたとき、夫は言った。
「お前が一番よく話を聞いてくれたよ、って言われたよ」と。(ああ、他の兄姉は早々に・・・)
 末の弟である夫、逆らうなんてできないのかもしれない。


「で、さぁ、今の彼とはうまくいっているみたいだね」という。(ハァ?)
 義姉の夫は数年前に他界、娘夫婦や孫との暮らしである。(彼がいたのか!)

 お義姉さんは、キュートで素敵でありながら実直でもある。でもね、昭和8年生まれの83才。
 お義姉さんは、とっても元気!!


マグリット『無謀な睡眠者』

2016-07-02 07:06:56 | 美術ノート

 『無謀な睡眠者』
 木目の付いた、つまり板で出来た箱のなかで眠る男。下は暗雲垂れこめる空、そして不定形なグレーの盤には、手鏡・鳩・ロウソク・リンゴ・山高帽・リボンがあたかもはめ込まれるように位置している。

 画面を退いて見たらどうだろう。この箱は宙に浮いているのではないか。
 不定形な盤に埋め込まれたものは、生きる者の所有する糧である。手鏡(わたくしを映すもの)ロウソク(人生の燃焼・活気)リンゴ(知恵)山高帽(生活・地位)リボン(女)など、生きる上で自分を支えるももの象徴である。
 それらすべてを放棄し、夜の闇の宙に眠る。箱は棺かもしれない。

 無謀、無鉄砲・・・死を望む策謀ほど無謀なことはない、究極のニヒリズムを抱く深層心理。

 この箱(棺を暗示するもの)や放棄の心象を物質化したパネルを画面いっぱいに描くことで、一見安定しているように見えるトリックである。
 これらは中空彼方、重力に逆らって闇の心象世界を彷徨している図である。


(写真は『マグリット』西村書店刊より)


『城』2363。

2016-07-02 06:29:39 | カフカ覚書

フリーダは、最悪の場合でも、笑いものにされるだけです。-あとでひどく後悔したことですけれど、わたしが無作法にも縉紳館の酒場で笑いものにしたようにね。しかも、フリーダを笑った者でさえ、意地悪でそうしたか、でなければ、フリーダをねたんでいるのです。とにかく、笑われるだけで済みます。ところが、アマーリアは、あの子と血のつながらない相手からは、軽蔑されるだけなのです。


☆フリーダ(平和)は最悪の場合でも、笑われるだけです。あとで非常に後悔したのですけれど、わたしが無作法にも死の入口付近で笑いものにしたようにね。しかもフリーダに復讐したものでさえ、意地悪でそうしたか、でなければ嫉妬からです。常に人は復讐心を持ちます、しかしアマーリアは人として相手と結びつきのないことで軽蔑されているのです。