続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

う~ん、すごい!

2017-10-11 07:24:19 | 日常

 高所恐怖症、運動神経はすこぶる鈍い。運動会の徒競走は後ろから二番目くらいだから競争心なんてまるでゼロ。観音崎の燈台も上れず、先生に「ここで待っていなさい」と言われるレベル。

 だから今朝、藤原家の三歳の杏ちゃんが遊具の高いところへ上った姿に驚愕。ああ、三歳に完敗。
 負けが込んだ人生に新たな衝撃、高所に怯えなければ家のメンテナンスでも何でもできるのにと思う。

 仕方ないね。
 でも空を見上げることは出来る、頑張って空想の翼で飛んで行くしかない。高いところまで・・・あの世だったりして・・・笑っちゃうね、楽しいね。

 吊り橋も崖のチェーンにも眩暈で震えるわたしだけど残念がらないで陽気に行こう!と、激励𠮟咤のわたしであります。


マグリット『説明』

2017-10-11 06:46:06 | 美術ノート

 『説明』

 ガラス瓶があり、傍らに人参がある。そしてそれら二つが合体し膨張したものが石のブロックの上に乗っている。背景は時空を特定できない暗色のベタである。

 PenとAppleでPenappleというコントがあったが、それに等しい観念の破壊的暴力である。その差異に鑑賞者は大いに脳に刺激を受ける。
(そうなのか)(いえ、そうではない)(しかし、そうかもしれない)(やっぱり違うのではないか)という逡巡。

 ガラス瓶(無機)と人参(有機)の合体などあり得ない空想のみの現象である。
『説明』は《物理的に不可能なことも精神界では許される》ことの証明であり、精神の自由を静かに裏付けている。
 精神界の自由は心理の襞に入りこみ、イメージの異世界を垣間見せてくれる。閉ざされた真理の扉は、この仕掛けによって鍵を溶解させるのである。


(写真は国立新美術館『マグリット』展・図録より)


『どんぐりと山猫』6。

2017-10-11 06:38:58 | 宮沢賢治

 すきとほつた風がざあつと吹くと、栗の木はばらばらと実をおとしました。一郎は栗の木をみあげて、


☆普く推しはかることが律(きまり)である。
 目(ねらい)は実(中身)に逸(隠れている)。
 糧(物事を養い育てる上で必要なもの)の律(決まり)を黙っている。


『城』2778。

2017-10-11 06:17:15 | カフカ覚書

そうならないようにするには、どうしたらよいのでしょうか。バルナバスがお届けした手紙のことになりますが、わたしは、それがあなたの手紙がくるまえに、くわしく読んでおきました。もちろん、バルナバスは、読んでいません。使者にはそういうことが許されないのです。


☆お知らせのことですが、あなたが手に入れる前によく読んでおきました。バルナバスは腹を立てていました。使者には余裕がないのです。