続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)蜥蜴ほそく。

2020-10-02 06:33:51 | 飯島晴子

   蜥蜴ほそくめしをくふのに向ひあふ

 蜥蜴ほそく?確かにほそいと言えば細いけど、もっと細いもの(例えばミミズ)もいる。これは・・・天空の蜥蜴、とかげ座は確かに細く、消え入りそうな星座である。(蜥蜴ほそく)は眼を天空に向け、場所を指定するための外せないフレーズだったのだと確信する。
 とかげ座のすぐ近く、カシオペア座とケフェウス座が隣り合っている。
 めしをくふ・・・飯とは毎日刻を決めてする食事のこと。これは変光星(連星が互いに隠し合うことで見かけの明るさが変る、いわゆる食である)。
 カシオペア座(王)とケフェウス座(王妃)には変光星がある。
 蜥蜴ほそく/めしをくふのに/向ひあう・・・すごい、すごい!

 蜥蜴はセキ・エキと読んで、責、亦。
 ほそくめしをくふ(細・飯・食)はサイ・ハン・ジキと読んで、済、伴、時期。
 向ひあふ(向合)はコウ・ゴウと読んで、考、号。
☆責(咎めるべき罪)にも亦、済(救い)を伴う時期があるという考えを号(さけぶ)。

 蜥蜴はセキ・エキと読んで、析、易。
 ほそくめしをくふ(細・飯・食)はサイ・ハン・ジキと読んで、再、判、自記。
 向ひあふ(向合)はコウ・ゴウと読んで、講、合。
☆析(わけて)易(変え)判(可否を定める)自記の講(話)を合わせている。


R.M『イレーヌ・アモワールの肖像』

2020-10-02 06:05:55 | 美術ノート

   『イレーヌ・アモワールの肖像』

 肖像画・・・三つの手鏡があり、中央は彼女の顔、左は燃え上がる炎(情熱)、右は馬の鈴(言葉/発言)が各描かれており、静かな海と晴れ渡った空がバックである。 年齢、性格が即読み取れる顔。美しく賢い、そして何かを見抜く叡智、同時に威嚇するような厳格さをもつ眼差しである。

 しかし、これらの感想は、彼女への偏見、虚像を見ているに過ぎないかもしれない。この鏡の立脚の不安定さ、脆くもすぐ崩れ落ちる見かけにすぎない。
 曇りない青い空や穏やかな海、彼女に隠された本質はきっと・・・。

 見かけとはこのように不安定な印象にすぎない。あるいは二面性があり、彼女は捉えることが困難なほどの、奥深く広い世界を有しているのかもしれない。人には隠された宇宙(世界観)があるに違いない。


 写真は『マグリット』展・図録より


『注文の多い料理店』46.

2020-10-02 05:56:06 | 宮沢賢治

 するとすぐその前に次の戸がありました。
   「料理はもうすぐできます。
    十五分とお待たせはいたしません。
    すぐたべられます。
    早くあなたの頭に瓶の中の香水をよく振りかけて下さい。」


☆全ての字には図りごとがある。両(二つ)の理(すじみち)がある。
 自由に語(言葉)を部(区分けする)。
 字は双(二つ)を問う事を蔽(隠している)。
 注(書き記した)講(話)を推しはかる芯(物の中心)がある。


『城』3508。

2020-10-02 05:04:20 | カフカ覚書

もちろん、わたしに似合う服を仕立てるのは、けっしてむずかしい仕事ではありません。若い、健康な娘には、どんな服でも似合うからですわ。それよりずっとむずかしいのは、下着とブーツをそろえることでした。そして、ほんとうのところ、失敗はここからはじまったのです。


☆もちろん、つなぎ合わせることは大変ではありませんでした。有益な作り話なら、すべて都合が良かったのです。多くの難しさは曝け出して堂々歩く事でした。そして、ここから本来の失敗が始まったのです。