てんと虫発つああだかうだといふうちに
てんと虫を目にしたが、(ああだ、こうだ)とおしゃべりしているうちに、アレッ、今確かにいたけど居なくなってしまった。一体いつ?気持ちの隙間(ズレ)、図れない妙(不思議)な時間を詠んだ。
てんと虫(天道虫)はテン・トウ・チュウと読んで、展、読、注。
発つはハツと読んで、撥。
いふうちに(言内)はゲン・ダイと読んで、現、代。
☆展(広げて)読み、注(一点に集中する)。
撥(調整して)現れた代(他のものに入れ替える)。
てんと虫(天道虫)はテン・トウ・チュウと読んで、店、盗、誅。
発つはハツと読んで、初。
いふうちに(言内)はゲン・ウチと読んで、厳、打。
☆店で盗んだことの誅(罪を責め咎める)。
初めて厳(容赦なく)打った。