続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』667。

2011-11-27 05:36:40 | カフカ覚書
「そんなことできないわ」と、フリーダは、口をはさむと、すこし起きあがって、Kに身を押しつけた。「あなたときたら、なんということをお考えになるんでしょう!」

 起きあがる/erhob・・・奮起する。
 押しつける/druckte・・・苦しめる。
 ein→Ahn/先祖。

☆「そんなことできないわ(あり得ないわ)」と、フリーダ(平和、自由)は言い、先祖はあまり苦しめられることに奮起しなかった。
「先祖のための考えです!」

胸が痛い。

2011-11-26 06:28:53 | 日常
 隣家のKくん、朝車で出るところだったので「行ってらっしゃい、気をつけて」と手を振ったら、
「おばさん、どこへ行くの」と言うので、「衣笠公民館」と応えると、「乗っていきなよ」と言ってくれた。

 ありがたく便乗させてもらい、改めてKくんを見た。
 隣同士になって三十余年、Kくんは当時小学三年生。
「大人になったね」と言ったら、
「もう四十過ぎのおじさんですから」と笑った。


 とその時わたしは見てしまった、二本の前歯が無いことを。

《嘘!》

 ショック!

 何事もないように話し、驚きを隠して車から降りたけど
(どうしたの、どこで転んだの。何で前歯をなくしてしまったの)激しく心は動揺してしまった。

 可愛いKくんの歯が無くなってしまったなんて!
 子供だとばかり思っていたのに、どうしたの?(隣のおばさんは悲しい)

 何かの事故で前歯だけで済んだというのなら喜ぶべきかも知れない・・・でも、でも・・・。

 息子に重ねて思い描くと・・・ああ・・・歳月の営みは残酷・・・いつかみんなそうなる宿命?

 差し歯でも何でもして早くおばさんを安心させて下さい。(見なかったことにするから・・・)

『城』666。

2011-11-26 06:00:19 | カフカ覚書
それに、わたし自身も、結婚式のまえにどうしても片づけておかなくてはならないことがあるのです。クラムと会って話をしなくてはならないのです」

 結婚式/Hochzeit→Hoch zeit/時の満ちた(万歳)の時世。
 片づける/erledigen・・・失脚させる。
 クラム/Klamm→Klan/氏族。

☆それに、わたし自身も、聖なる時世にどうしても片づけておかなくてはならないことがあるのです。氏族(先祖)と会って話をしなくてはならないのです。

びっくり・・・。

2011-11-25 06:47:18 | 日常
 Xさんは一見して知的障害があるようには見えたけど、これまで近隣の住人として、子供の親同士としてのお付き合いをしてきた。(挨拶程度だけど)
 数年前、ご主人がなくなった際、息子さんはわたしに手紙を持参。

「母をよろしく頼みます。何かあったときには○○へ電話下さい」との主旨。
 

 一人息子だったので、当然現在は一人暮らしのXさん。毎日のように隣町に住むお姉さんがやってきて、付き添って歩いている。(仲がいいんだな)くらいに思っていたら、
「妹は三人姉妹の末っ子で甘やかされて育ったせいで何も出来ません」と、そのお姉さんの言葉。
「たとえば掃除・洗濯・炊事、すべて何もしないのです。ご飯は炊きませんから食堂ないし、24時間営業のお店で食べます。一食だけは甥(Xさんの息子)が宅配のお弁当を頼んでありますからそれを食べています。」
「えっ、いつから?」
「もう、ずっと前からです」
「だって、・・・」言葉がつまってしまった。

「結婚してからは、母がご飯を炊いて少しの副菜と一緒に毎日運んできていたのです。お隣のBさんはそれをよく承知です」

 !!!

「結婚はお見合いです」
「騙されたようなもんじゃない」と、思わずわたし(ごめんなさい)
「ええ、そうなんです。Yさんはよく我慢してくれました。だから早く死んじゃって」など、驚くべきことを言った。


 お葬式のとき、息子さんが「父は日本一の父でした」と、挨拶をしたのを覚えている。

 確かに・・・。
 わたしが道を歩いていると、車で通りかかったXさんのご主人は必ずプップッと警笛を鳴らして挨拶してくれた陽気な人だったけど・・・そうだったの。

 Xさんとは同年令、出来るだけのことは・・・見守るくらいしかできませんけど・・・大丈夫ですよ。

『風の又三郎』169。

2011-11-25 06:37:13 | 宮沢賢治
 陽がぱっと明るくなり、兄さんがそっちの草の中から笑って出て来ました。

 陽はヨウと読んで、遥。
 明るくはメイと読んで、冥。
 兄さんはキョウと読んで、況。
 草はソウと読んで、想。
 中はチュウと読んで、宙。
 笑ってはショウと読んで、象。
 出てはスイと読んで、推。
 来ましたはキと読んで、記。

☆遥(はるか遠く)の冥(死後の世界)の況(ありさま)を想う。
 宙(宇宙、世界)の象(すがた)を推しはかり記す。

『城』665。

2011-11-25 06:13:19 | カフカ覚書
「もちろんですとも。おっしゃるとおり、保証をあたえることは必要です」と、Kは相槌を打った。「それには、おそらく公証人に頼んで保証をあたえるのがいちばんよいとおもいますが、もしかすると伯爵家にぞくするほかの筋がこれに横槍を入れてこないともかぎりません。

 公証人/Notar→Note/覚書。
 伯爵家/graflich→gramlich/恨みを含んだ。

☆「もちろん安全対策は必要です。それには覚書をあたえるのがいちばんだとおといますが、もしかすると怨恨を抱いたほかの助成の介入があるともかぎりません。

表彰式。

2011-11-24 06:40:27 | 日常
 市民文化祭で辛うじて佳作にはいったわたし、皇居(旧江戸城)見学から帰ると文化会館へと急いだ。

 会場では案内の方に進められるままに着席。
 隣席は日ごろお世話になっているCCのHUさんのご主人らしき方。・・・まぁ、わたしごときがCCのHUさんのご主人と口を利くのは図々しい感じがしたので声をかけることもなく心の中だけで(いつも奥様にはお世話になっております)と挨拶。
 

 ところで、初めて生N氏を目撃。横須賀市在住のN氏、日経新聞の歌壇ではよくお目にかかっているお名前。
(どんな人?・・・まったくのミーハー)
 そういえばこの間などラジオを聴いていたら「では今日の歌は横須賀市のニワトシカズさんの~」と言っていた。
 すごいなぁ、朝日新聞か何かでも見たことあるし、あらゆるところに投稿しておられることが判明。

 継続・・・N氏の柔和な面差しの中の厳しさ、わたしの横を歩いていかれた姿に感動!

 それにトップの賞のK夫人の美しさ・・・年を重ねられても何かをしっかり見つめてらっしゃる方の姿勢。
 以前にもこの場でお目にかかって、あまりの美しさにドキッとしたけど、再びお会いできて光栄です(あちらは知らないと思うけど)


 何となく惰性で続けているお絵かき・・・来年はもっと頑張りたい!

『風の又三郎』168。

2011-11-24 06:34:29 | 宮沢賢治
 ずうっと向こうの窪みで、一郎の兄さんの声がしました。

 向こうは、コウと読んで、光。
 窪みは、ワと読んで、環。
 一郎は、イチ(uni)からUnivers(宇宙)。
 兄は、ケイと読んで、経。
 声は、セイと読んで、精。

☆光の環は宇宙(宇宙的存在)の経(常に変わらない)精(こころ)である。