続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』664。

2011-11-24 06:17:17 | カフカ覚書
だから、いくつかの保証をあたえることが、必要になるのです。測量師さん、このことは、あなたも納得してくださるでしょう。だって、ご自分でもはっきりおっしゃったように、フリーダは、あなたと結ばれることによって実際多くのものをうしなってしまうのですもの」

 lieber→leider/悲しい、残念ながら。
 失う/verlieren→verletzen/(自尊心などを)傷つける。

☆それゆえ残念ながら土地がないことに気付いてしまった人の理解が必要になるのです。自分でもはっきりおっしゃったように、フリーダ(平和、自由)はあなたと関係することによって実際多くのものを傷つけてしまうのです。

袖摺りあうも。

2011-11-23 06:17:03 | 日常
 皇居(旧江戸城)見学も集合場所にたどり着くまでが一番の難関で、あとは人の後ろにくっついて首を縦に振って歩くだけだから楽だった。

 で、帰りも東京に詳しい人の案内で「あれが○○、こっちのビルが△△、それで向こうに見えるのが××・・・。もしお茶を飲むならAかBだけど、近いのはAね」などと説明してくれた。(今日はじめて会った人なのにすごく親切)当人は東京に住む娘さんと待ち合わせとのことで東京駅で別れた。

 山手線で、品川に行き、京急に乗ったときには《もうこれで家に帰れる》と安堵。

 ところが、能見台駅で人身事故があり、富岡駅(通常快速は停車しない駅)でストップ。
「救出に時間がかかるため、バスで・・・」のアナウンス。
(やばいわ、まずいわ。どうしよう!)

 仕方ないのでバス停へ・・・するとすでに長蛇の列。それでもやむなく最後尾へ並んだ。(みんな困惑を隠せない表情)
 三十分並んでもバスは2台来ただけで、行列は前に進まない。(寒くなってきたし、6時半までに行く用事もある・・・)
 
 そのうち駅員さんが飛んできて「間もなく電車が動きます」という。途端にどっと駅へなだれ込む群衆。車道の車のほうが驚き、信号が青に変わったのに群衆を引くわけにもいかずしばらくストップの態。

 一時間のロス。
 電車内、それぞれ着席の四人、知らない同士なのに和気藹々。
「この間もありましたの」と一人が言えば、「三月十一日はどうなさっていました?」などと一人ずつの体験談。
「やっぱり、駅構内に止まった人が悲惨だったわね。だって寒いし、出たのは水だけだもの。」
「わたしは会社に泊まったので、非常食の乾パン・・・コンビニはすぐ売り切れたから」
「わたしはデパートに居たけど、すぐバスで帰ったわ。迷っていた友人はあの日家には帰れなかったそうよ」
「・・・わたしもすぐにバスで家に帰ったわ。」

 女四人・・・全く初めてのご対面。でも弾む弾む会話。それぞれの降車駅では手を振り合う仲に。

 かくて家路にたどり着いたのは日暮れの五時過ぎ。

スマホ。

2011-11-23 06:03:34 | 日常
 三田駅から200m、「D2を出たらすぐ見えますから」とCCの人に教えられ、それらしきを見ても(違っているかも)の心配。
 道行く若い男の人に「キッショウ門はどこですか・・・何か田舎から出てきた人が集まるところです」尋ねた。

(ああ、わたしはホント田舎者・・・キッショウ門だなんて、桔梗門だったわ)
 でもその人すぐ桔梗紋だと分かったらしく、最新のスマホをわたしに示し、「ここが現在地ですから、何があっても真直ぐ進めばそこが桔梗門です。門は少し右にあります」と教えてくれた。

 息子も「スマホになってから、すごく便利でパソコンをあまり使わなくなった」と言ってたけど確かに超便利な感じ。


 でも、わたしはお家人間だから、パソコンがあれば十分。(それに老眼だから、いちいちUPにするのも反って見難いかも)


 どんどん進化する世の中・・・付いて行けるかな。

『城』663。

2011-11-23 05:43:59 | カフカ覚書
あなたの保証人に立ってくれる人は、だれもおりませんし、ご家庭のことも、だれも知りません。

 だれもおりません/niemanden・・・霊を呼び出す。
 ご家庭/hauslich・・・haus/宮(天球の)

☆呼び出された霊なんて、だれもおりませんし、宮(天球)の状況のことも、だれも知りません。

『城』662。

2011-11-21 06:14:52 | カフカ覚書
「こうなると、あとに残る問題は、あなたがフリーダにどんな保証をあたえてやらなくてはならないかということだけです。と言いますのは、わたしはたいへん尊敬申しあげておりますが、あなたはなんと言っても他国のお方です。

 他国/Fremde→freund/味方。

☆ただ単にある種の保証を考慮に入れるということです。フリーダ(平和、自由)に崇高な尊敬を抱いておりますが、あなたはなんと言ってもわたしの味方です。

真面目。

2011-11-20 07:05:31 | 日常
 元教師のAさんの真面目さには驚嘆に値するものがある。

 一昨日バッタリ道であったとき「こんなグループ展を見てきたわ」と、案内の冊子を渡したら「アラッ、知っている人たちだわ、明日見に行こうかしら」と言っていた。

 昨日はあいにくの暴雨(この雨じゃきっとパスね、少なくともわたしなら行かない)と思っていたら、ナ、何とびしょ濡れになってまで、(若干不便な場所にある)画廊へ観に行って来たとの事。

 どうして、行くと決めたら行くの?凄いわ!


 自分宛に送られてきた甘柿二個・・・「その日は妹と半分ずつ食べたの、で、次の日にまた半分ずつと思っていたら仏壇に置いた柿が無いじゃない。妹が食べてしまったのよ。わたしのものなのよ!」憤慨する姉であるKさん。
 
 真面目に物を考える人にとっては考えられない暴挙・・・。
 常に自分を抑えているように見える。でも「恋というものをしてみたかったわ」とつぶやいたことがある。
 真面目な生き方には恋は邪悪で危険なエリアに見えたのかもしれない。