「大丈夫です」と機内アナウンス ボンバル機が運航再開(朝日新聞) - goo ニュース
2007年3月14日(水)11:54
高知空港での胴体着陸から24時間もたたない14日朝、全日空はトラブルを起こしたボンバルディアDHC8―400型機の運航を再開した。同型機を使った最初の便は、同じ大阪(伊丹)発高知行きだった。乗客は不安を抱えながら搭乗し、乗務員は「大丈夫です」と機内アナウンスを繰り返した。
午前7時20分過ぎに大阪から高知に向かった全日空1601便は、13日のトラブルと同じ航路だ。
「ボンバルディア機には乗るたびに不安がつきまとうが、移動時間を短縮するため使わざるを得ない」。高知県黒潮町の会社員、西坂法彦さん(40)はこう言いながら、搭乗した。
一番後ろの席に座った大阪府豊中市の会社員桜井信一さん(40)は窓から後輪部分がよく見えたという。「着陸の時には気になって、『出ろ』と思った」
一方、神奈川県横須賀市の会社員柳田喜久夫さん(45)は、仕事で年に100回近くボンバル機を利用する。「特に不安はない。逆に昨日のようなトラブルが起きたことで、今日の安全性は高まっているのではないか」
全日空広報室によると、同路線の07年1月の平均搭乗者数は約41人。「23人は平均よりかなり少ない。事故の影響は否定できない」と話す。
ボンバルディア機を使っている他の便でも、普段とは違う光景があった。
午前8時過ぎに、福岡発の全日空1674便で大阪に到着した福岡県那珂川町の会社員、秋山忠雄さん(35)によると、乗り込む直前に、ボンバルディア機だと気づいた客も多く、機体まで運行する空港のバス内はざわついていた。飛行中、機体が揺れるたびに客室乗務員が「大丈夫です。大丈夫です」と何度も乗客にアナウンスしたという。
松山行き全日空1631便の乗客の1人の大阪府吹田市の会社員、久堀晋寛さん(30)も空港でボンバルディア機と知った。「できれば別の機種に変えてほしかった。あとは無事を祈るだけです」
火花を散らした胴体着陸から一夜明けた14日朝、大阪発高知行き全日空1601便に乗った。乗客の緊張を和らげようと、機内では安全を強調する機長らのアナウンスが頻繁に流れた。
午前6時55分、出発ロビーからバスでトラブルを起こした同型のボンバルディアDHC8―400型機へ。搭乗前の案内では定員74人に対して「満席」だったが、実際はビジネスマンら23人。全日空は「13日の点検結果次第では欠航もあり得たため、予約を制限した」と事情を説明した。
狭い機内に「ブーン」というプロペラの音が響いた同7時22分、同機は定刻より12分遅れて動きだし、離陸した。「いつもより緊張します」。以前も大阪―高知便でトラブルに遭ったという50代女性は不安そうに話す。
「全機、車輪の点検を行いました。当該使用機も安全上問題ございません。ご安心ください」
離陸から16分後の同7時43分、機長のアナウンスが入った。その後、気流が乱れて機体が揺れた。すぐに「飛行には影響はありません」と安全をアピールする客室乗務員の声が機内に流れた。
着陸3分前の同7時57分、「ウイーン」という音とともに後輪が出るのが窓から見えた。前輪もちゃんと出るだろうか――。昨日の胴体着陸の映像が脳裏をよぎった。ある乗客が「『前輪も出てます』ってアナウンスしてくれればええのに」と言うと、機内に笑いが漏れた。
「ドスン」。午前8時、軽い衝撃が座席を通じて体に伝わった。ほとんどの乗客が窓の外に目をやり、機体が地上に着いたのを改めて確認した。
*********************************
きのうのきょうだけに、乗客は緊張したでしょうねー。
何度も「大丈夫です。大丈夫です」と言われると、かえって疑いますよねー。
アナウンスが流れるたびに、トイレが近い思いをしたのではないでしょうか。
でも、ここまで来てしまった日本は、アメリカと一緒でバス感覚で(エアバス)、今後も飛行機を使わなければならないだろうから、今後の航空会社の運営方法が気になるところです。
2007年3月14日(水)11:54
高知空港での胴体着陸から24時間もたたない14日朝、全日空はトラブルを起こしたボンバルディアDHC8―400型機の運航を再開した。同型機を使った最初の便は、同じ大阪(伊丹)発高知行きだった。乗客は不安を抱えながら搭乗し、乗務員は「大丈夫です」と機内アナウンスを繰り返した。
午前7時20分過ぎに大阪から高知に向かった全日空1601便は、13日のトラブルと同じ航路だ。
「ボンバルディア機には乗るたびに不安がつきまとうが、移動時間を短縮するため使わざるを得ない」。高知県黒潮町の会社員、西坂法彦さん(40)はこう言いながら、搭乗した。
一番後ろの席に座った大阪府豊中市の会社員桜井信一さん(40)は窓から後輪部分がよく見えたという。「着陸の時には気になって、『出ろ』と思った」
一方、神奈川県横須賀市の会社員柳田喜久夫さん(45)は、仕事で年に100回近くボンバル機を利用する。「特に不安はない。逆に昨日のようなトラブルが起きたことで、今日の安全性は高まっているのではないか」
全日空広報室によると、同路線の07年1月の平均搭乗者数は約41人。「23人は平均よりかなり少ない。事故の影響は否定できない」と話す。
ボンバルディア機を使っている他の便でも、普段とは違う光景があった。
午前8時過ぎに、福岡発の全日空1674便で大阪に到着した福岡県那珂川町の会社員、秋山忠雄さん(35)によると、乗り込む直前に、ボンバルディア機だと気づいた客も多く、機体まで運行する空港のバス内はざわついていた。飛行中、機体が揺れるたびに客室乗務員が「大丈夫です。大丈夫です」と何度も乗客にアナウンスしたという。
松山行き全日空1631便の乗客の1人の大阪府吹田市の会社員、久堀晋寛さん(30)も空港でボンバルディア機と知った。「できれば別の機種に変えてほしかった。あとは無事を祈るだけです」
火花を散らした胴体着陸から一夜明けた14日朝、大阪発高知行き全日空1601便に乗った。乗客の緊張を和らげようと、機内では安全を強調する機長らのアナウンスが頻繁に流れた。
午前6時55分、出発ロビーからバスでトラブルを起こした同型のボンバルディアDHC8―400型機へ。搭乗前の案内では定員74人に対して「満席」だったが、実際はビジネスマンら23人。全日空は「13日の点検結果次第では欠航もあり得たため、予約を制限した」と事情を説明した。
狭い機内に「ブーン」というプロペラの音が響いた同7時22分、同機は定刻より12分遅れて動きだし、離陸した。「いつもより緊張します」。以前も大阪―高知便でトラブルに遭ったという50代女性は不安そうに話す。
「全機、車輪の点検を行いました。当該使用機も安全上問題ございません。ご安心ください」
離陸から16分後の同7時43分、機長のアナウンスが入った。その後、気流が乱れて機体が揺れた。すぐに「飛行には影響はありません」と安全をアピールする客室乗務員の声が機内に流れた。
着陸3分前の同7時57分、「ウイーン」という音とともに後輪が出るのが窓から見えた。前輪もちゃんと出るだろうか――。昨日の胴体着陸の映像が脳裏をよぎった。ある乗客が「『前輪も出てます』ってアナウンスしてくれればええのに」と言うと、機内に笑いが漏れた。
「ドスン」。午前8時、軽い衝撃が座席を通じて体に伝わった。ほとんどの乗客が窓の外に目をやり、機体が地上に着いたのを改めて確認した。
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きのうのきょうだけに、乗客は緊張したでしょうねー。
何度も「大丈夫です。大丈夫です」と言われると、かえって疑いますよねー。
アナウンスが流れるたびに、トイレが近い思いをしたのではないでしょうか。
でも、ここまで来てしまった日本は、アメリカと一緒でバス感覚で(エアバス)、今後も飛行機を使わなければならないだろうから、今後の航空会社の運営方法が気になるところです。