4年前の暴力事件、被害者がポータルサイトで訴え1日で解決 - 韓国(Mycomジャーナル) - goo ニュース
2007年3月16日(金)00:00
地下鉄の暴行犯がインターネットの力で4年ぶりに検挙されるという事件が、韓国で起こった。
○電車での出来事
事件の被害者は27歳の女性、シン氏だ。
事件は2003年5月頃、シン氏が乗っていた地下鉄で起きた。シン氏の向かい側に座っていた2人の男(A、B)がシン氏を見つけると、足が太いなどとと誹謗する言葉を投げかけ、周辺にいる人まで巻き込みシン氏を笑いものにした。
これに耐えかねたシン氏は2人に対して謝罪を要求。しかし2人は「聞こえない」と知らんぷりしたり、逆に中傷を浴びせるなどして一向に反省する気配を見せなかったという。
かっとなったシン氏が手にしていた花束を投げつけると、Aがシン氏をこぶしで殴りつけたうえ強く蹴り飛ばすなどの暴力行為に及んだ。
やがて駅に電車が停車すると、Aはすかさず逃亡。Bはその場に残ったため、シン氏はBと派出所へ行き陳述書を記した。しかしBは「(Aを)まったく知らない」ととぼけるばかり。警察も「礼状がない」といったことを理由に、状況をいくつか記しただけで本格的な捜査にまで発展しなかったという。
それでもシン氏は、事件当日に携帯電話で撮った2人の写真を送るなどして警察に被害を訴えたものの、まったく相手にしてはもらえなかった。
その後もあらゆる手段を講じて犯人をつかまえてほしいと訴え続けたシン氏。やっとその努力が結実したきっかけは、インターネットへの書き込みだった。
○インターネットの書き込みで捜査開始
ポータルサイト「Daum」の「アゴラ」は、署名運動や社会問題を討論する空間だ。
シン氏はここに事件の状況や心境などを書き込み、逃亡してもつかまらない暴行犯や警察の不条理な対応を訴えた(シン氏の書き込み http://agorabbs2.media.daum.net/griffin/do/debate/read?bbsId=D003&articleId=228777&pageIndex=1&searchKey=&searchValue= )。すると、これを読んだネティズンが大きく反応。文章を書いた日から8日が経過した15日の時点で、23万件を超えるコメントがついた。さらにマスコミがこの騒動を報道すると、事件は社会的に広く知られるところとなったのだ。
この動きとあわせて、警察のWebサイトには不十分な対応に怒りを示したり、抗議したりする書き込みが多く残された。こうなると警察側もさすがに放っておくわけにいかなくなり、とうとう本格的な捜査に乗り出した。
結局犯人の2人は捜査開始から1日で検挙されることとなった。シン氏は協力してくれたネティズンたちへの感謝の意を「アゴラ」に書き込みとして残している。この書き込みは、シン氏が事件から捜査に至るまで受けてきた心の傷もかいま見える内容となっている(シン氏の書き込み http://agorabbs2.media.daum.net/griffin/do/debate/read?bbsId=D003&articleId=230510&pageIndex=1&searchKey=&searchValue= )。
ネティズンが反応したおかげで解決したこの事件。きっかけは「アゴラ」への書き込みだったわけだが、このように何かを訴えられる空間があり、それに注目する人たちがいるという韓国の環境も、シン氏が泣き寝入りせずに済んだ理由の1つだろう。小さな市民の声でも、大きな組織を動かせるほどの力を育てられる「アゴラ」のような空間は大変貴重だといえる。
(佐々木朋美)
悪意のコメントをつける"アクプラー" - 問題が深刻化する韓国の現状と対策
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/11/13/383.html
ユーザー殺到、アクセス不能になった政府サイト--韓国ならではの事情が原因
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/03/13/384.html
検索版「F5アタック」? - 狂クリで検索ランキングを操作するネティズンたち
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/02/19/382.html
人気検索語に「黄教授」 - 韓国ポータルサイトに突如出現したキーワード
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/01/22/382.html
Daum
http://www.daum.net/
*****************************
痛快! \(^O^)/
不条理なことは多いものですが、この解決方法は素晴らしい!
日本でも、「アゴラ」のようなサイトがあったらいいと思うのですが、2チャンネルのようになっては、方向が違ってしまう。この「アゴラ」のように正しいことを書くのなら匿名でもいいのだが、2チャンネルでは誹謗中傷を匿名で書くらしいので、それは卑怯というものだからだ。
日本人は、「触らぬ神に祟りなし」主義の人が多い。
他人が被害を受けているのを見ていても「見ぬふり」をする人が多いようだ。
近年話題にあがる見ぬふりは、いじめの問題だと思いますが、被害者はそっちのけで詭弁や強弁をする大人は見苦しい。
この「アゴラ」のようなサイトが日本にも登場することを願いたいですねぇ。
・・・もしかして、もうあるのかな?
2007年3月16日(金)00:00
地下鉄の暴行犯がインターネットの力で4年ぶりに検挙されるという事件が、韓国で起こった。
○電車での出来事
事件の被害者は27歳の女性、シン氏だ。
事件は2003年5月頃、シン氏が乗っていた地下鉄で起きた。シン氏の向かい側に座っていた2人の男(A、B)がシン氏を見つけると、足が太いなどとと誹謗する言葉を投げかけ、周辺にいる人まで巻き込みシン氏を笑いものにした。
これに耐えかねたシン氏は2人に対して謝罪を要求。しかし2人は「聞こえない」と知らんぷりしたり、逆に中傷を浴びせるなどして一向に反省する気配を見せなかったという。
かっとなったシン氏が手にしていた花束を投げつけると、Aがシン氏をこぶしで殴りつけたうえ強く蹴り飛ばすなどの暴力行為に及んだ。
やがて駅に電車が停車すると、Aはすかさず逃亡。Bはその場に残ったため、シン氏はBと派出所へ行き陳述書を記した。しかしBは「(Aを)まったく知らない」ととぼけるばかり。警察も「礼状がない」といったことを理由に、状況をいくつか記しただけで本格的な捜査にまで発展しなかったという。
それでもシン氏は、事件当日に携帯電話で撮った2人の写真を送るなどして警察に被害を訴えたものの、まったく相手にしてはもらえなかった。
その後もあらゆる手段を講じて犯人をつかまえてほしいと訴え続けたシン氏。やっとその努力が結実したきっかけは、インターネットへの書き込みだった。
○インターネットの書き込みで捜査開始
ポータルサイト「Daum」の「アゴラ」は、署名運動や社会問題を討論する空間だ。
シン氏はここに事件の状況や心境などを書き込み、逃亡してもつかまらない暴行犯や警察の不条理な対応を訴えた(シン氏の書き込み http://agorabbs2.media.daum.net/griffin/do/debate/read?bbsId=D003&articleId=228777&pageIndex=1&searchKey=&searchValue= )。すると、これを読んだネティズンが大きく反応。文章を書いた日から8日が経過した15日の時点で、23万件を超えるコメントがついた。さらにマスコミがこの騒動を報道すると、事件は社会的に広く知られるところとなったのだ。
この動きとあわせて、警察のWebサイトには不十分な対応に怒りを示したり、抗議したりする書き込みが多く残された。こうなると警察側もさすがに放っておくわけにいかなくなり、とうとう本格的な捜査に乗り出した。
結局犯人の2人は捜査開始から1日で検挙されることとなった。シン氏は協力してくれたネティズンたちへの感謝の意を「アゴラ」に書き込みとして残している。この書き込みは、シン氏が事件から捜査に至るまで受けてきた心の傷もかいま見える内容となっている(シン氏の書き込み http://agorabbs2.media.daum.net/griffin/do/debate/read?bbsId=D003&articleId=230510&pageIndex=1&searchKey=&searchValue= )。
ネティズンが反応したおかげで解決したこの事件。きっかけは「アゴラ」への書き込みだったわけだが、このように何かを訴えられる空間があり、それに注目する人たちがいるという韓国の環境も、シン氏が泣き寝入りせずに済んだ理由の1つだろう。小さな市民の声でも、大きな組織を動かせるほどの力を育てられる「アゴラ」のような空間は大変貴重だといえる。
(佐々木朋美)
悪意のコメントをつける"アクプラー" - 問題が深刻化する韓国の現状と対策
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/11/13/383.html
ユーザー殺到、アクセス不能になった政府サイト--韓国ならではの事情が原因
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/03/13/384.html
検索版「F5アタック」? - 狂クリで検索ランキングを操作するネティズンたち
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/02/19/382.html
人気検索語に「黄教授」 - 韓国ポータルサイトに突如出現したキーワード
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/01/22/382.html
Daum
http://www.daum.net/
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痛快! \(^O^)/
不条理なことは多いものですが、この解決方法は素晴らしい!
日本でも、「アゴラ」のようなサイトがあったらいいと思うのですが、2チャンネルのようになっては、方向が違ってしまう。この「アゴラ」のように正しいことを書くのなら匿名でもいいのだが、2チャンネルでは誹謗中傷を匿名で書くらしいので、それは卑怯というものだからだ。
日本人は、「触らぬ神に祟りなし」主義の人が多い。
他人が被害を受けているのを見ていても「見ぬふり」をする人が多いようだ。
近年話題にあがる見ぬふりは、いじめの問題だと思いますが、被害者はそっちのけで詭弁や強弁をする大人は見苦しい。
この「アゴラ」のようなサイトが日本にも登場することを願いたいですねぇ。
・・・もしかして、もうあるのかな?