細胞から歯が再生 東京理科大のグループ、マウスで成功(朝日新聞) - goo ニュース
2007年2月19日(月)08:44
マウスの胎児から歯のもとになる細胞を取り出して培養し、おとなの歯を再生させることに、東京理科大の辻孝・助教授(再生医工学)らの研究グループが成功した。作製の成功率は100%で、歯の中に血管や神経などもできていた。臓器を人工的に再生させる技術につながると期待される。18日付の米科学誌ネイチャーメソッズ電子版で発表する。
胎児期にはさまざまな臓器や組織が、上皮細胞と間葉細胞という2種の細胞の相互作用でつくられる。辻さんらはこれに着目。マウス胎児のあごの歯胚(はい)から取り出した両細胞を酵素でばらばらにし、どちらも高密度の細胞塊にしたうえで、区分けしてコラーゲンのゲルに入れると、培養に成功することを突き止めた。
さらに、この細胞塊を50匹のマウスの腎皮膜下に注射。14日後に、すべてで歯の形成を確認できた。歯の再生研究は他にもあるが、作製率は20~25%にとどまっていた。
また、生体内で育てた歯や、生体の外で人工培養を続けた細胞塊を、おとなのマウスの歯を抜いた跡に移植すると、歯が高い頻度で生着した。この歯の内部には血管や神経のほか、クッションなどの役割を果たす歯根膜も再生できていた。
グループは今回、同様の手法で毛の再生にも成功した。今後、肝臓や腎臓などの臓器づくりも目指すという。
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この研究は、名古屋大学が何年か前に発表した「皮膚の再生医療」に似ていますねー、もっとも、歯と皮膚では全く違うのですが、名大では皮膚再生医療を、すでに臨床していると思います。
たまたま私の知り合いが、名大付属病院で歯の治療を受けていまして、その時も「再生医療が応用される」と聞いた気がするので、名大との共同研究かなと思いました。
それにしてもすごいことです。
歯が再生されるとなると、骨格も再生される可能性が出てくるはずですので、事故等で損傷を受けた骨も再生される可能性がある。
トカゲに生まれ変わるような気分も多少あるのですが、夢が膨らみます。
2007年2月19日(月)08:44
マウスの胎児から歯のもとになる細胞を取り出して培養し、おとなの歯を再生させることに、東京理科大の辻孝・助教授(再生医工学)らの研究グループが成功した。作製の成功率は100%で、歯の中に血管や神経などもできていた。臓器を人工的に再生させる技術につながると期待される。18日付の米科学誌ネイチャーメソッズ電子版で発表する。
胎児期にはさまざまな臓器や組織が、上皮細胞と間葉細胞という2種の細胞の相互作用でつくられる。辻さんらはこれに着目。マウス胎児のあごの歯胚(はい)から取り出した両細胞を酵素でばらばらにし、どちらも高密度の細胞塊にしたうえで、区分けしてコラーゲンのゲルに入れると、培養に成功することを突き止めた。
さらに、この細胞塊を50匹のマウスの腎皮膜下に注射。14日後に、すべてで歯の形成を確認できた。歯の再生研究は他にもあるが、作製率は20~25%にとどまっていた。
また、生体内で育てた歯や、生体の外で人工培養を続けた細胞塊を、おとなのマウスの歯を抜いた跡に移植すると、歯が高い頻度で生着した。この歯の内部には血管や神経のほか、クッションなどの役割を果たす歯根膜も再生できていた。
グループは今回、同様の手法で毛の再生にも成功した。今後、肝臓や腎臓などの臓器づくりも目指すという。
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この研究は、名古屋大学が何年か前に発表した「皮膚の再生医療」に似ていますねー、もっとも、歯と皮膚では全く違うのですが、名大では皮膚再生医療を、すでに臨床していると思います。
たまたま私の知り合いが、名大付属病院で歯の治療を受けていまして、その時も「再生医療が応用される」と聞いた気がするので、名大との共同研究かなと思いました。
それにしてもすごいことです。
歯が再生されるとなると、骨格も再生される可能性が出てくるはずですので、事故等で損傷を受けた骨も再生される可能性がある。
トカゲに生まれ変わるような気分も多少あるのですが、夢が膨らみます。