タミフル研究班教授に寄付金1千万円、岡山大教授にも(朝日新聞) - goo ニュース
2007年3月14日(水)12:51
横田俊平・横浜市立大学教授は13日、同大小児科の講座が01年度から6年間で、インフルエンザ治療薬「タミフル」の輸入販売元の中外製薬(東京)から計1千万円の奨学寄付金を受けていたと発表した。横田教授は、タミフルの服用と異常行動の関連性を調べている厚生労働省研究班の主任研究者。また同社が03、04、06年度、同研究班員の森島恒雄・岡山大学教授の小児科教室にも同大学を通じ計600万円を寄付していたこともわかった。
横田教授は、週刊誌や新聞などで、タミフル服用と異常行動の因果関係について「発生頻度は服用の有無で大きな差はない」との結果を出した研究班の結果と、寄付金とを関連づける報道があったため、厚労省で会見。同教授と横浜市立大の説明では、小児科は同期間に計4860万円の寄付金を受け、うち1千万円が中外製薬からだった。
横田教授は「研究には他の大学や施設もかかわっており、中立性や透明性は確保されている」と話した。
一方、森島教授は「小児科教室として毎年十数社から奨学寄付金を受けており、すべて大学に報告し、許可を得ている。副作用調査で中立な立場を貫いているので、利益誘導などはない」とする談話を出した。
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奨学寄付金はめずらしいことではないのですが、「副作用調査で中立な立場を貫いている」というのは疑問に思う。
医学部に限らず、大学の教授は一般的に、「どれだけお金が集められるか」で、研究成果が上げられるのだから、企業の利益に関係する研究なら、企業が献金をしてくれるのは当然。
もともと「企業とは」利益を追求するのが本音の姿ですので、それが資本主義社会であると理解はしているのですが、
人の命や、人の健康を害する行為は、慎重に調査をしなければならない。
その為には、寄付を受けた人が、寄付をした企業の調査(副作用の研究)をするというのは、過去の「内部人事での調査委員会」等々を見ても納得する人はいないだろう。
このようなことは、国が研究員を選定して、当該企業から寄付を受けてない大学から人選すべきだ。
・・・しかし、厚労省の会見を見ていると、これも怪しく感じてしまいますねー。
2007年3月14日(水)12:51
横田俊平・横浜市立大学教授は13日、同大小児科の講座が01年度から6年間で、インフルエンザ治療薬「タミフル」の輸入販売元の中外製薬(東京)から計1千万円の奨学寄付金を受けていたと発表した。横田教授は、タミフルの服用と異常行動の関連性を調べている厚生労働省研究班の主任研究者。また同社が03、04、06年度、同研究班員の森島恒雄・岡山大学教授の小児科教室にも同大学を通じ計600万円を寄付していたこともわかった。
横田教授は、週刊誌や新聞などで、タミフル服用と異常行動の因果関係について「発生頻度は服用の有無で大きな差はない」との結果を出した研究班の結果と、寄付金とを関連づける報道があったため、厚労省で会見。同教授と横浜市立大の説明では、小児科は同期間に計4860万円の寄付金を受け、うち1千万円が中外製薬からだった。
横田教授は「研究には他の大学や施設もかかわっており、中立性や透明性は確保されている」と話した。
一方、森島教授は「小児科教室として毎年十数社から奨学寄付金を受けており、すべて大学に報告し、許可を得ている。副作用調査で中立な立場を貫いているので、利益誘導などはない」とする談話を出した。
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奨学寄付金はめずらしいことではないのですが、「副作用調査で中立な立場を貫いている」というのは疑問に思う。
医学部に限らず、大学の教授は一般的に、「どれだけお金が集められるか」で、研究成果が上げられるのだから、企業の利益に関係する研究なら、企業が献金をしてくれるのは当然。
もともと「企業とは」利益を追求するのが本音の姿ですので、それが資本主義社会であると理解はしているのですが、
人の命や、人の健康を害する行為は、慎重に調査をしなければならない。
その為には、寄付を受けた人が、寄付をした企業の調査(副作用の研究)をするというのは、過去の「内部人事での調査委員会」等々を見ても納得する人はいないだろう。
このようなことは、国が研究員を選定して、当該企業から寄付を受けてない大学から人選すべきだ。
・・・しかし、厚労省の会見を見ていると、これも怪しく感じてしまいますねー。