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G7後、アジア株安も、NYダウ57ドル高、原油93ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-02-12 10:04:45 | 経済学
 G7東京会議後はじめてのNY市場の動向が注目されたが、アジア株安、世界最大手保険AIGの欠損発表などの悪材料を消化して、引けにかけて値を戻し、先週末比57ドル高、12,240ドルで取引を終了した。

 NY外国為替市場では、G7会合の後、ECB(欧州中央銀行)、トリシェ総裁のタカ派的発言を受けて、対ドルでややユーロが買われ、1ユーロ=1.4520ドルで取引された。ドルは対円でも小幅売られ、1ドル=106.97円前後で取引された。

トリシエ総裁は、「コンパスの針は一本である。二本はない。物価安定に対する信頼を得ることが全てである」と話したとWSJ紙が紹介している。米国は昨年9月以降、FFレートを2.25%下げ、3.0%とした。カナダ、英国は米国に追随した。金融不安が消えない米国に至っては、米FRBは3月18日のFOMC会合で追加利下げの観測が出ている。

トリシエ総裁に限らず、必ずしも世界の金融当局の足並みがそろっていないことを示す記事がWSJ紙に出ていた。豪州中央銀行は、2月11日、「景気の下振れリスクは認められない。一方、インフレリスクが残っている。引き締め政策が必要である」と発表した。

アナリストによれば、3月4日開催の豪州中央銀行、政策決定会合で、過去最高の7.25%へさらに0.25%利上げを示唆したと解説している。ところ変われば、品変わる。金融不安に揺れる米国、資源高で潤う豪州との好対照を象徴するような動きである。

資源といえば原油である。NY原油先物相場は、ヴエネズエラ、チャべス大統領が、エクソンが政府資産凍結の動きに出れば、米国向けの原油輸出を止めると発言したこと、ナイジエリアのダッチシエル油田でのストの長期化から、供給不安を材料に値を上げ、バレル93.58ドルで取引された。

 2月11日付けのWSJ紙によると、Goldman Sachsのアナリストが、対顧客レポートの中で、世界の原油需要の40%を供給するOPEC内でタイトな状態が続く。その一方で、米国の金融緩和政策に加えて、開発途上国での旺盛な消費から、年末にかけて、バレル105ドルに向かうと指摘していると紹介していた。

 ドルの反面教師である、金相場は、NY先物市場で、ドル先安を見越した動きから、オンス4.50ドル上げ、926ドルで取引された。プラチナ、パラジウムは共に最高値を更新した。
トウモロコシ、小麦、大豆も史上最高値を更新している。

 日本は資源輸入国である。政治家は,真摯に、日本国民に具体的な展望を示すべきだ。(了)

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素晴らしすぎたコンサート

2008-02-12 10:02:43 | 情報や案内及び雑談



10日(日)の6:30から六本木のサントリーホールで開演された 「三姉妹演奏会」 のコンサートは、山下輝彦教授の司会で始まった。
山下輝彦教授は慶応義塾大学の中国語専門。

14年前のNHK中国語講座で劉鋒先生と成燕娟さんを紹介したくれた先生で、たまたま私もその番組を見ていて、ビデオに撮って何度も何度もビデオを見ていましたので、一瞬にその時の状況が甦ってきた。

そんな回想の中演奏が始まった。

最初は中国のお祝いの時に流れる「花好月園」は
二胡:劉鋒(Liu Feng)
揚琴:成燕娟(Cheng Yanjuan)
揚琴:魏ウェイ (Wei Wei)
による三重奏。
この曲はいかにも楽しく踊っているような場面が浮かびあがってくる曲で、この曲を演奏している時には、奏者も楽しそうに見えるからおもしろい。

「花好月園」に続いて、
「茉莉花」編曲:三姉妹
「雪祭」作曲:金士友
が演奏された。

そして最近とってもスマートになった成さんによる揚琴独奏で、
「葡萄塾了的季節」
「蘇武牧羊」

次いで「奇跡の二胡」という異名をもつ劉鋒先生の独奏で、
「江河水」には揚琴の伴奏がはいり
「三門峡暢」にはピアノの伴奏がはいった。
ピアノ:三界晶子(Mikai  Shouko)
と、どんどん曲が流れていく・・・。

そして、金士友先生作曲の「念」。
この曲を最初に聞いたのは何年も前ですが、その時には正直言って何の場面も想像することができなかった。
哲学者であり作曲家でありオーケストラの指揮者も経験している先生の曲なので、素人がわかるわけはないのですが、あの時にコンサートを企画した久保田さんから、「阪神大震災の追悼曲として奈良の法隆寺に奉納された」とも聞かされていたのに全然感情が出てこなかった。

しかし今回は違った。
あの災害の中をさ迷い歩く中、道端で倒れている人や冷たくなった人、そして土嚢のようにトラックの荷台に積まれた人々、わが子を抱いてよろめき歩く母親、
・・・暗い話になるので止めときましょう。

と、ここで第一部は終わった。

第二部は琵琶の独奏でピアノの伴奏がはいる「梁山伯與祝英台」から始まったのですが、黒のベルベットに着替えた魏ウェイさんが舞台にあがってくると、会場から「おー!」という低い歓声が聞こえた。
魏ウェイさんにもその歓声が届いたらしく、軽く、にっこりと、笑顔を見せていた。(´―`)

この曲は悲恋物語で、中国では「知らない人はいない」というぐらい有名で、確か日本のテレビでもアニメで放映されていた記憶がある。
チャキチャキ娘で、「男らしい女性」の魏ウェイさんが、悲恋物語のなが~い、なが~い曲を演奏するのも不思議な感じがしたのですが、反動形成かな?と考えたら自然に打ち解けていった。

そして再び艶やかな衣装に着替えた三方が登場して三重奏、
金士友先生作曲の「西部情歌」に始まり、
金士友先生編曲の「関東夜曲」
三姉妹さん編曲の「牧羊曲」
金士友先生編曲の「楽しいローソ」で、フィナーレを迎えた。

しかし、そこで終わるわけがない。
そう、アンコール、アンコール、の拍手が鳴りやまない。
再び三姉妹が出てきて、日本の「涙そうそう」を演奏してくれた。

曲が終わると司会の山下教授が出てきて、
「寂しい曲で終わるよりは、楽しい曲で終わったほうがいい」と提案し、再び劉先生が光り輝く「賽馬」が超特急、超スピードで演奏された。
時間の関係で超特急演奏されたのではない。

三姉妹の感情が最高潮に達し、会場のお客さんの感情も最高潮に達したので、その波長が演奏のスピードを上げたのだ。
まるで機械のような速さで・・・、
一番前の席に座っていても彼女らの手の動きを見ることができないぐらいの速さだった。

演奏が終わり、観客が帰る時には、三姉妹も入口に出て観客にお礼のサービスをしていた。




観客の中に、俳優の宍戸ジョーさんもいた。
私が18才の頃憧れていた人。
初めて本物を見た。
嬉しかった。♪♪♪~ (^○^)  ♪♪

それを話すと長くなるのでここらで止めときますが、観客を見送った後は再び舞台裏に帰り「打ち上げ」となったのですが、打ち上げには何故か私も参加させてもらっていた。




司会者からも解説がありましたが、今回のコンサートで大切なことは、「自分たちが演奏したい曲を披露して、中国の民族楽器の奥深いところを知って頂きたい」というのが目的だったらしい。

確かに!
招聘されての演奏は、主催者からの注文曲に応えなければならないので、その時はアーチストでありながら、「仕事」という辛いところがあるに違いない。

実に素晴しいコンサートだった。\(^O^)/

実に素晴しいコンサートだった。ヽ(^o^)丿

ありがとうございました。


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