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NYダウ68ドル高、一方原油は70ドルへ続落(学校で教えてくれない経済学)

2009-12-11 09:49:28 | 経済学
10日のNY外国為替市場で、ドルと円が売られ、高利回り通貨と国家財政破たん懸念のない国の通貨が買われた。豪州ドル、ニュージーランドドル、カナダドル、スイスフランが値上がりした。円相場は1ドル=88.20円、1ユーロ=129.97円と小動きだった。

豪州の失業率が大幅に低下したことで高利回り通貨買いの連想が働いた。ニユージーランド中央銀行が来年半ばに金融政策変更(利上げ)を当局が示唆した。スイス銀行も同様の動きをとるとの見方が背景にあると今朝のWSJ紙は解説していた。

11月の米貿易赤字幅が329億ドルへ縮小したこととギリシアやスペインの財政破たん懸念が取り沙汰されるユーロに対してドルが若干見直された。米貿易赤字縮小は10日のNYダウの68ドル高、10,405ドルにも貢献したとWSJ紙は解説していた。

NHK・BS「おはよう世界」が紹介したドイツテレビで、ドイツのメルケル首相が、ギリシア財政破たん問題には、「EUは断固支援する」と強い口調で語っている場面が印象に残った。ギリシアは3,000億ユーロ(約39兆円)の赤字と同テレビは伝えていた。

「おはよう世界」では、オバマ米大統領のノ―ベル平和賞受賞に対する各国の様々な反応を伝えていた。米CNNは世論調査でイエスと答えたのは19%と伝えて米国民が冷やかだと示した。ロシアも「全く理解できないわ」と言う街のオバさんの姿を大写ししていた。

中国テレビが小沢ミッションの中国訪問の様子をトップニュースで取り上げた。湖錦濤国家主席が民主党政権を大いに持ち上げる場面を写していた。鳩山政権誕生の朝、ロシアテレビが「日本に革命が起こった」とトップで取り上げたことが思い出される。それぞれの国がそれぞれの国の思惑でテレビ報道を利用している。

9日のWSJ紙は、ウオン高がインフレ抑制に貢献していると伝えていた。韓国中央銀行は金利据え置きを決めた。11月の韓国のインフレ率は2.4%へ上昇したが年間を通せば2%以内に収まっている。景気は回復過程にあると政府は声明を出したと紹介していた。

韓国ウオンは昨年26%対ドルで値下がりした。今年は3月の安値から1ドル=1,597ウオンへ38%改善した。ウオン回復は食糧輸入国の韓国に恩恵をもたらしたとWSJは書いた。

日本では自国通貨が値上がりすることをマスコミ含め歓迎しない。輸出企業は困るというが、原料の大半は輸入である。99%の資源を海外から輸入に頼っている国は海外から安く買えることは喜ばしい。原油は70ドルまで値下がりした。天然ガスもつれて下げている。原油・天然ガスを大量に使う電気代・ガス代がなぜ安くならないのか。不思議である。(了)

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