ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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ユーロ安の背景にも目を向けよう(学校で教えてくれない経済学)

2009-12-21 10:02:21 | 経済学
からだの一ケ所に痛みがあるだけでからだ全体の調子がすっきりしないことをしばしば経験している。経済の健康もからだの健康と同じである。最近の例では、ドバイで金融不安
が伝えられて、世界の金融市場がおかしくなった。

お金は経済の世界では血液に似ている。ドバイに大きく貸し込んでいたイギリスの銀行が真っ先に影響を受けた。貧血という言葉がある。貧血が原因で脳しんとうという症状を起こす。打ちどころが悪いと命に関わる。たかがドバイの「貧血」といっても油断できない。

貧血は経済の世界では金欠である。ドバイショックはアブダビからの資金供給(輸血)を受けて、当面の危機は回避したようだ。ただ、ひと息付いているかのように見えるだけかもしれない。ドバイが800億ドル(7兆、2、000億円)の借金を抱えているからだ。

ドバイの話が出なくなると、ギリシャの財政危機がWSJ紙の紙面にもしばしばと取り上げられるようになっている。少し古いが、15日付けのWSJ紙は、東欧に貸し込んでいたオ―ストリーの銀行に国有化懸念が出て来た。それがこのところのユーロの対ドル相場下落に影響を与えていると書いていた。

ポルトガル(P)、アイルランド(I),イタリア(I)、ギリシャ(G),スペイン(S)の国の頭文字をとってPIIGSと呼び、これら5ケ国全ての財政赤字が、既に巨額であるが、増加の一途を辿っている。それが欧州景気の回復を遅らせるだろうと書いている。

今朝のNHK・BS「おはよう世界」でスペインテレビが、キューバ経済が今年、予測6% 成長が1.4%にとどまった。来年はさらに厳しくなる。債務が増えるだろうと予測されていると伝えていた。キューバの動きを拾った「おはよう世界」に敬意を表する。

今朝の「おはよう世界」では、モスクワテレビが、プーチン首相が、自ら柔道を学んだロシア柔道連盟を訪れ、「あなたたちは日本の姿三四郎を知っているか」と柔道選手に呼びかけ、自ら乱取りする様子を結構時間をとって流していた。ロシア関係では、今朝6時52分,カザフスタンからソユーズで野口聡一さんが無事、5ケ月余りの宇宙の旅に飛び出した。

世界では、毎日、新聞に限らず、テレビでも、おびただしい二ュ-スが流されている。その中で何を取り上げ、どう流すか。どちらかと言えば、何を捨てるかであろうが、それぞれのお国柄も関係して極めて興味深い。

最近のユーロ相場の変調は見過し出来ない。日々世界は動く。地球は一つである。一人でも多くの日本の若者に世界が伝える二ュ-スに関心持って欲しいと思う次第である。(了)

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