米住宅データ予想外好転、NYダウ51ドルＴ高（学校で教えてくれない経済学）

『歯の妖精』 の話は本当ですか？という文で始まる記事で、子供の認識力向上にイマジネーションの役割、重要性は計り知れない。特に成人した時、何をするかについてじっくり考えさせてくれから大切だと、22日のWSJ紙にSHIRLEY S.WANG記者が書いていた。

『歯の妖精』は、乳歯を枕元に置いておくと妖精がお金を置いて行くという話である。3歳の子供の61% は信じる。7歳の子供は54％、9歳になると24%に減る。3歳の子供の70% はサンタを信じている。子供の時にイマジネーションを鍛えることで、自ら経験しない世界、知らない人のことを想像させると書いている。

最近、日本では親が子供の枕元でおとぎ話をしなくなったという話がある。おとぎ話には怖い話も結構ある。ドキドキしながらも、好奇心をかきたてられる。子供の想像力も培われていく。いまの日本の子供に夢がないというのもおとぎ話を聞いたり、自らおとぎ話を読む子供が大幅に減ったことが大いに影響していると勝手に想像している。

22日のＮＹ株式市場は、クリスマス休暇を控えて通常の半分以下の取引だったが、11月の米中古販売件数がエコノミスト予測の3.3%増をはるか上回る7.4%増の654万件を記録したとの報を好感、前日比51ドル高,10,464ドルで取引を終了したとWSJ紙は書いていた。

NY外国為替市場で、ドルが対ユーロで3ケ月来、対円で2ケ月来の高値まで値上がり、１ユーロ=1.4252ドル、１ドル=91.82円でそれぞれ取引された。米国では予想外の住宅データがポジティブ、欧州ではギリシャの信用不安がネガティブ材料に使われた。

ドルの反面教師である金相場はこの日も値下がりした。オンス9.25ドル下げ1,083ドルで取引された。ドルが強含みで推移すればさらに金相場は値下がりする。ユーロ高、ドル安、金相場高の流れが変わったかもしれないとのディーラーの話をＷＳＪ紙は紹介していた。

ＮＹ原油（WTI）先物相場が、バレル60セント上昇、74.32ドルで取引された。アルジェーで開かれたOPEC臨時総会で、昨年末きめられた日量4,200万バレルの生産枠の据え置きを決めたことが買い材料とされたとWSJ紙は解説していた。

WSJ紙によれば生産枠は60%程度しか守られていないと書いていた。現在の70ドル強の値段は彼らにとって「居心地のいい値段だからだ。枠を守らせるには値段が下げる以外方法はない。」との一部ディ―ラ―のコメントを載せていた。

おとぎ話のような話をするなという人がいる。そういう人はおとぎ話をろくに読みもしない人に多い。貧困なイメージの持ち主からは実り多い人生も生まれてこないだろう。（了）