(学校で教えてくれない経済学)
ドバイワールドが260億ドルのリストラ融資を受けることで話し合いが進んでいることを材料に、ドバイ問題に関する懸念が薄れたとして、NY外国為替市場で、ドルが売られ、ユーロやその他利回り有利な通貨が買われたと今朝のWSJ紙は伝えている。
日銀が緊急会合を開き、10兆円(1,150億ドル)のマネーをマーケットに供給することを決めたことを材料に、日本はじめアジア株が上げ、次いで欧州株が上げた地合いを受け継いで、NYダウも前日比126ドル高、10,471ドルで取引を終了したとNHK・BS「おはよう世界」が伝えていた。
NY外国為替市場で、ドルが売られ、1ユーロ=1.5085ドル、英ポンド=1.6616ドル、1ドル=0.9997スイスフランと軒並みドルが値下がりした。対円では一時、日銀の量的緩和発表後ドルが買われたが結局1ドル=86.64円で取引された。ドル売りの流れが復活した。
豪州準備銀行が政策金利を0.25%上げ年3.75%とすると発表した。インフレの芽をつむために実施したと発表している。米国は利上げしない。利回り格差が拡大する。資金が高利回り通貨へ流れ、豪ドル、カナダドル、ブラジルレアルなど資源関連通貨が上昇した。
為替市場でドルが再び売られたことを受けて、NY金先物相場は一時オンス1200ドルを突破し、1,199.10ドルで取引を終了した。銀相場がオンス68.5セント高19.21ドルで取引を終了した。ドバイ不安で売られていたプラチナ、パラジウムもバーゲンハンティングが進んだことと中国の製造業指数が好転したとの情報を手がかりに、中国需要が増えるとの思惑から工業用需要が多いプラチナや銀が大幅に値上がりしたとWSJ紙は解説していた。
「おはよう世界」が伝えるブルームバーグニュースは、①ドバイ懸念が後退した、②中国経済が予想以上のスピードで拡大している、③ドル安が続いている、④11月のISM製造業指数が予想以下にとどまった、⑥日銀が量的緩和を発表した,⑦クリスマスシ-ンズン開始後の米小売は増えていない、⑧小売不振を嫌気して、デパート大手のメイシ―株が二日続きで売られたなど12月1日のNY株式市場のポイントを列挙していた。
「おはよう世界」ではEUが12月1日、リスボン条約を正式に調印、新しい大統領を選出した。市民の声として、①欧州議会で多数決議決が可能になりより効率的になる、②会議が頻繁に行われる、③市民にとって開かれた議会になるとの見方を紹介していた。
読売朝刊は「新旧通貨を100対1交換。一人当たり交換額に上限。タンス預金紙くずに」と北朝鮮がデノミを実施したことを経済欄で大きく取り上げていた。99% の資源を輸入に頼る日本は自国通貨が高く評価される円高で、大騒ぎしている。誠に不思議な国だ。(了)
ドバイワールドが260億ドルのリストラ融資を受けることで話し合いが進んでいることを材料に、ドバイ問題に関する懸念が薄れたとして、NY外国為替市場で、ドルが売られ、ユーロやその他利回り有利な通貨が買われたと今朝のWSJ紙は伝えている。
日銀が緊急会合を開き、10兆円(1,150億ドル)のマネーをマーケットに供給することを決めたことを材料に、日本はじめアジア株が上げ、次いで欧州株が上げた地合いを受け継いで、NYダウも前日比126ドル高、10,471ドルで取引を終了したとNHK・BS「おはよう世界」が伝えていた。
NY外国為替市場で、ドルが売られ、1ユーロ=1.5085ドル、英ポンド=1.6616ドル、1ドル=0.9997スイスフランと軒並みドルが値下がりした。対円では一時、日銀の量的緩和発表後ドルが買われたが結局1ドル=86.64円で取引された。ドル売りの流れが復活した。
豪州準備銀行が政策金利を0.25%上げ年3.75%とすると発表した。インフレの芽をつむために実施したと発表している。米国は利上げしない。利回り格差が拡大する。資金が高利回り通貨へ流れ、豪ドル、カナダドル、ブラジルレアルなど資源関連通貨が上昇した。
為替市場でドルが再び売られたことを受けて、NY金先物相場は一時オンス1200ドルを突破し、1,199.10ドルで取引を終了した。銀相場がオンス68.5セント高19.21ドルで取引を終了した。ドバイ不安で売られていたプラチナ、パラジウムもバーゲンハンティングが進んだことと中国の製造業指数が好転したとの情報を手がかりに、中国需要が増えるとの思惑から工業用需要が多いプラチナや銀が大幅に値上がりしたとWSJ紙は解説していた。
「おはよう世界」が伝えるブルームバーグニュースは、①ドバイ懸念が後退した、②中国経済が予想以上のスピードで拡大している、③ドル安が続いている、④11月のISM製造業指数が予想以下にとどまった、⑥日銀が量的緩和を発表した,⑦クリスマスシ-ンズン開始後の米小売は増えていない、⑧小売不振を嫌気して、デパート大手のメイシ―株が二日続きで売られたなど12月1日のNY株式市場のポイントを列挙していた。
「おはよう世界」ではEUが12月1日、リスボン条約を正式に調印、新しい大統領を選出した。市民の声として、①欧州議会で多数決議決が可能になりより効率的になる、②会議が頻繁に行われる、③市民にとって開かれた議会になるとの見方を紹介していた。
読売朝刊は「新旧通貨を100対1交換。一人当たり交換額に上限。タンス預金紙くずに」と北朝鮮がデノミを実施したことを経済欄で大きく取り上げていた。99% の資源を輸入に頼る日本は自国通貨が高く評価される円高で、大騒ぎしている。誠に不思議な国だ。(了)