『私たちが懲りずに何度でもバブルに踊らされる理由』(Why We’llAlwaysHaveMoreMoneyThanSense)と題して、ロバート・シラ―、エール大学経済学部教授の原稿を直近のニューズウイーク日本版が掲載している。
「人間は動物だ。動物だから、おいしい話には弱い。そして動物だから群れを成す習性がある。バブルが膨らみ始めると、みんな一番おいしそうな話に群がる。バブルがはじけても、同じ方向に走り続ける」と書いた。
24日、NY株式市場は、直近の米失業保険申請件数が、予測の1万減が2万8千減ったことを材料に、前日比54ドル高、10,520ドルで取引を終了した。ハイテク株指数のナスダックも16ポイント上げ2,285で取引された。
米耐久受注高は、コンピューター関連は増加したが、商業用航空機の受注の大幅減が響いて予測を下回ったが、マーケットは無視した。
NY原油(WTI)先物相場は、株高、失業保険申請件数、在庫減を材料に、前日比バレル当り1.38ドル上げ78.05ドルで取引された。ここ数日の荒れた天候で、原油輸入量が減ったこと、寒波襲来で一時的に灯油消費増加により在庫が減少した。
米EIAは、ここ4週間の米国の原油需要は、昨年比日量1890万バレルへ1.1%減少したと発表した。米国の失業率は10%をキープしている。一時的な失業保険申請件数は減ったが失業者は増加を続けている事態は変わっていないと今朝のWSJ紙は書いていた。
NY外国為替市場で、米景気回復期待とギリシャ議会が、来年の財政赤字額を今年のGDP比9.1%から12.7%へ減らす法案を可決した報道を受けて、ユーロが対ドルで小幅値上りし、1ユーロ=1.4359ドルで取引された。ギリシャ財政破たんの可能性は消えていない。
NY金先物市場は、前日比オンス10.80ドル上げて1,104ドルへ回復した。プラチナは33ドル高、1,465ドル、パラジウムは20ドル高、377ドルへそれぞれ大幅に値上がりした。プラチナは車のエンジンの触媒コンバーターに使われ、米景気回復期待が背景にある。
NY債券相場は資金が株に流れて値下がり(利回りは上昇)、10年物国債の利回りは年3.805%へ上昇した。利上げは株にはナメクジに塩だが、この日のNY株式市場は無視した。
クリスマス入りで商売どころではない。半日取引で気もそぞろで家路に付いたのだろう。
お金は飽くまで道具だ。金の亡者の面をしてないか鏡に自分の顔を写して見ることだ。(了)
「人間は動物だ。動物だから、おいしい話には弱い。そして動物だから群れを成す習性がある。バブルが膨らみ始めると、みんな一番おいしそうな話に群がる。バブルがはじけても、同じ方向に走り続ける」と書いた。
24日、NY株式市場は、直近の米失業保険申請件数が、予測の1万減が2万8千減ったことを材料に、前日比54ドル高、10,520ドルで取引を終了した。ハイテク株指数のナスダックも16ポイント上げ2,285で取引された。
米耐久受注高は、コンピューター関連は増加したが、商業用航空機の受注の大幅減が響いて予測を下回ったが、マーケットは無視した。
NY原油(WTI)先物相場は、株高、失業保険申請件数、在庫減を材料に、前日比バレル当り1.38ドル上げ78.05ドルで取引された。ここ数日の荒れた天候で、原油輸入量が減ったこと、寒波襲来で一時的に灯油消費増加により在庫が減少した。
米EIAは、ここ4週間の米国の原油需要は、昨年比日量1890万バレルへ1.1%減少したと発表した。米国の失業率は10%をキープしている。一時的な失業保険申請件数は減ったが失業者は増加を続けている事態は変わっていないと今朝のWSJ紙は書いていた。
NY外国為替市場で、米景気回復期待とギリシャ議会が、来年の財政赤字額を今年のGDP比9.1%から12.7%へ減らす法案を可決した報道を受けて、ユーロが対ドルで小幅値上りし、1ユーロ=1.4359ドルで取引された。ギリシャ財政破たんの可能性は消えていない。
NY金先物市場は、前日比オンス10.80ドル上げて1,104ドルへ回復した。プラチナは33ドル高、1,465ドル、パラジウムは20ドル高、377ドルへそれぞれ大幅に値上がりした。プラチナは車のエンジンの触媒コンバーターに使われ、米景気回復期待が背景にある。
NY債券相場は資金が株に流れて値下がり(利回りは上昇)、10年物国債の利回りは年3.805%へ上昇した。利上げは株にはナメクジに塩だが、この日のNY株式市場は無視した。
クリスマス入りで商売どころではない。半日取引で気もそぞろで家路に付いたのだろう。
お金は飽くまで道具だ。金の亡者の面をしてないか鏡に自分の顔を写して見ることだ。(了)