ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

金融株が下げをリード、NYダウ49ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2009-12-16 21:02:28 | 経済学
15日のNY外国為替市場で、ドルが買われ、一時、1ユーロ=1.4503ドルまで値上がりした。特に対円では、米国債が値下がりし、利回りが3.60%まで上昇、一時、1ドル=89.95円までドルが値上がりしたとWSJ紙は伝えた。

WSJ紙は、ドルが買われ、ユーロが売られた背景は、①15日発表の米国の経済データ、特に鉱工業生産指数が予想以上に良かった、②ギリシャに加えてオ―ストリーでも財政懸念が出てきた、③16日の米FOMC声明文を見極めたい空気が強まったと解説している。

NY株式市場では、NYダウが前日比49ドル下げ,10,452ドルで取引を終了した。金融株が下げをリードした。特にクレディツトカード不払いロスを材料にバンカメ2.8%,JPモルガンチエ―ス2.2% はじめその他多数の銀行株が値下がりした。一方、WTI先物相場がバレル1.18ドル上昇、70.69ドルを付けた。この日はエネルギー株が値上がりした。

米国株式市場はクリスマス商戦の成り行きを注目している。いまのところ昨年対比改善している。しかし、昨年末という最悪の状態と比較しての改善にすぎない。消費者はビッグアイテムの買いを控えている。利幅の薄いノートパソコンやテレビでも低価格品が売れているとAladdinCapitalHolding,マネジングディレクター、CashleenStephansen氏は話したとWSJ紙は紹介していた。カード焦げ付きが増えている現状は無視できない。

今朝のWSJ紙にFutenmaという文字が遂に登場した。住宅密集地を避けて比較的人里離れたCampSchwabへの移転話が少なくとも来年5月まで結論が出ないことになったと東京発で報道していた。亀井大臣が「騒音と安全の問題を解決すべきだ。移設して改善するって?解決しない。」と話したと紹介していた。

米当局者は86年に合意した現行案がベストとしている。CanmpSchabのホストである名護市の市長選挙で移設反対候補が勝利すれば基地問題は益々複雑化すると書いていた。他紙は知らない。読売朝刊はトップで「米政府の一段の強い反発が予想される」と書いた。

今朝のNHK・BS「おはよう世界」が紹介するフランス国営テレビを見ていたら、サルコジ大統領がテレビ会議でオバマ大統領にCOP15の会合に出てくるよう盛んに呼びかける場面を写していた。アメリカにとって普天間の海兵隊ヘリコプター基地の移転問題が最重要事項なら、鳩山さんとテレビ会議を開き、普天間問題で日米関係が危機的状況にあると訴えて欲しい。もし死活問題ならアメリカ人は13年間も我慢できない。

日本にとって優先順位トップは景気回復であろう。鳩山さんは国民に明言してほしい。(了)

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ロシアの響き(記念コンサート)(スケッチ&コメント)

2009-12-16 20:57:47 | スケッチ


ロシアの響き(記念コンサート)

江嵜企画代表・Ken



 「ロシアの響き 幽玄と音の饗宴」、大阪 サンクト・ペテルブルグ姉妹都市30周年記念コンサートに、画家の安藤岬さんからお招きをいただき、12月13日、大丸心斎橋劇場へ、家族とともに出かけた。日露文化交流実行委員会、大阪ユネスコ協会が主催し、大阪市、サンクトぺテルブルグ市、在大阪ロシア連邦領事館が共に後援していた。

 なにごともそうで行ってみてみるに限る。実に立派なホールであることを恥ずかしながら初めて知った。当の劇場は、元そごう本店が大丸に吸収合併され、心斎橋大丸北館としてこの秋オープンした建物の14階にある。

 演奏30分前に会場に着いた。安藤岬さんが会場入り口で来場者一人一人に挨拶しておられた。会場入り口ホールにはロシアから取り寄せた本邦初公開の陶器の人形が飾ってあった。会場に入ると舞台右に見事な能衣装が目に入った。広瀬みきさんの染め仕上げになる作品であると安藤岬さんの挨拶で紹介された。

 演奏会は午後2時に始まった。最初のステージはソプラノ高野久美子、ピアノ伴奏有馬五輪江だった。『天野原』(阿部仲麻呂作詩、貴志康一作曲)で始まった。『かごかき』(貴志康一作詩・作曲)、『落葉松』(北原白秋作詩、小林秀雄作曲}を聴いた。あとラ・ヴァルス(ラベル作曲)を有馬五輪江さんが独奏された。

 15分のインターミッションのあとはじまった第2ステージはなんと有馬みどりさんと中島五輪江さんの二台のピアノの演奏だった。「死の舞踏 作品40」(サンサーンス作曲)と「2台のピアノのためのシンデレラ」(プロコピエフ作曲、プレト二ョフ編曲)それぞれを堪能した。

 「シンデレラ」は特によかった。序奏は虐待されるシンデレラと「愛の主題」が交錯する。以下物語を追いながら、9番目のフィナーレで、シンデレラと王子が愛を確認するところで終わる。あらかじめ配られたパンフレットに目を通し、筋書きを追いながら、二人のピアニストの呼吸もぴったりで大いにエンジョイした。

 思いがけなくもご案内いただいた安藤岬さん、安藤事務所の武谷さんにただただ感謝である。(了)

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