(学校で教えてくれない経済学)
「米予算強制削減に対して、市場に免疫力がついてきた」と2日朝5時台放送のCNBCが、NYダウが、1日の取引で、一時前日比50ドル近く上げ、史上最高値更新にあと一歩に迫った相場の地合いを説明していた。1日付けのWSJ紙電子版でAndrewAckerman記者は「3.55兆ドルの米連邦予算の2.4% 削減のインパクトは大きい。このところの株価の推移を見ていると、アメリカ人が強制削減の影響を無視している証拠だ。防衛予算が強制削減で最大のインパクトを受ける。経済活動にはさほどの影響を及ぼさないと見られる。」と書いていた。2日朝放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏は「削減は一斉に始まらない。暫定予算の期限切れの今月27日までスローモーション画像が続く。自分がその時どこにいるかだとの指摘が多い。ただ、軍事に影響は出ることと議会の動きに国民自身がどう出るかがポイントだろう。」とコメントした。
1日のNY市場で、NYダウは前日比35ドル高,14,089ドルで取引を終えた。2日朝6時台放送の米ブルームバーグは「強い米経済データが出た。ヨーロッパ、中国からのニュ-スも相場を支えた。米予算強制削減の動きはここ6週間の間に織り込まれた。」と解説していた。
NY外国為替市場で、堅調な米経済指数を受けてドルが買われ、1ドル=93.56円、1ユーロ=121.83円で取引された。NY原油(WTI)はバレル90.68ドル、NY金はオンス1,571.60ドルと値下がりした。ドルが対円、対ユーロで共に値上がりした結果だと1日付けのWSJ紙電子版にMattJarzemsky記者が書いていた。
ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「ISM製造業指数、ミシガン大消費者信頼感指数が予想以上に良かったことが予算強制削減によるマイナス面を打ち消した。米景気指数改善がドル相場を押し上げ、ドル買い・円売りが一気に加速した。先行きについては4日発表のISM非製造業指数、地区連銀報告、米雇用統計、7日のECB理事会を注目している。」と話していた。先日のバ―ナンキFRB議長の議会証言でも、日本がデフレ克服のために思い切った政策転換する動きにエ―ルを送っていた。バ―ナンキ議長は米失業率が6%に下がるまで量的金融緩和を続けると発言していた。
2日朝放送のワ―ルドWaveMorningで中国CCTVは「釣魚島は中国固有の領土である。日本の外務省は国際世論をミスリードしている。安倍首相は戦略的互恵関係を構築すると言っているが、実際に行動することが大事だ。」と外務省、華報道官が発言していた。中国関連では2日付けの読売朝刊によれば、「2月28日に閉幕した党中央委員会第2回総会で人事案が承認され、5日に開幕する全人代で正式に選出される。中国外相に、元駐日大使、王毅氏が起用される。」と書いていた。日中関係の先行きにも影響を及ぼす人事と思われる。
免疫力が落ちると簡単に風邪をひく。生後1ケ月間赤ちゃんが病気にかかり難いのは免疫力のお陰だといわれる。過度の期待は禁物だが予算強制削減に免疫力の話は面白い。(了)
「米予算強制削減に対して、市場に免疫力がついてきた」と2日朝5時台放送のCNBCが、NYダウが、1日の取引で、一時前日比50ドル近く上げ、史上最高値更新にあと一歩に迫った相場の地合いを説明していた。1日付けのWSJ紙電子版でAndrewAckerman記者は「3.55兆ドルの米連邦予算の2.4% 削減のインパクトは大きい。このところの株価の推移を見ていると、アメリカ人が強制削減の影響を無視している証拠だ。防衛予算が強制削減で最大のインパクトを受ける。経済活動にはさほどの影響を及ぼさないと見られる。」と書いていた。2日朝放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏は「削減は一斉に始まらない。暫定予算の期限切れの今月27日までスローモーション画像が続く。自分がその時どこにいるかだとの指摘が多い。ただ、軍事に影響は出ることと議会の動きに国民自身がどう出るかがポイントだろう。」とコメントした。
1日のNY市場で、NYダウは前日比35ドル高,14,089ドルで取引を終えた。2日朝6時台放送の米ブルームバーグは「強い米経済データが出た。ヨーロッパ、中国からのニュ-スも相場を支えた。米予算強制削減の動きはここ6週間の間に織り込まれた。」と解説していた。
NY外国為替市場で、堅調な米経済指数を受けてドルが買われ、1ドル=93.56円、1ユーロ=121.83円で取引された。NY原油(WTI)はバレル90.68ドル、NY金はオンス1,571.60ドルと値下がりした。ドルが対円、対ユーロで共に値上がりした結果だと1日付けのWSJ紙電子版にMattJarzemsky記者が書いていた。
ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「ISM製造業指数、ミシガン大消費者信頼感指数が予想以上に良かったことが予算強制削減によるマイナス面を打ち消した。米景気指数改善がドル相場を押し上げ、ドル買い・円売りが一気に加速した。先行きについては4日発表のISM非製造業指数、地区連銀報告、米雇用統計、7日のECB理事会を注目している。」と話していた。先日のバ―ナンキFRB議長の議会証言でも、日本がデフレ克服のために思い切った政策転換する動きにエ―ルを送っていた。バ―ナンキ議長は米失業率が6%に下がるまで量的金融緩和を続けると発言していた。
2日朝放送のワ―ルドWaveMorningで中国CCTVは「釣魚島は中国固有の領土である。日本の外務省は国際世論をミスリードしている。安倍首相は戦略的互恵関係を構築すると言っているが、実際に行動することが大事だ。」と外務省、華報道官が発言していた。中国関連では2日付けの読売朝刊によれば、「2月28日に閉幕した党中央委員会第2回総会で人事案が承認され、5日に開幕する全人代で正式に選出される。中国外相に、元駐日大使、王毅氏が起用される。」と書いていた。日中関係の先行きにも影響を及ぼす人事と思われる。
免疫力が落ちると簡単に風邪をひく。生後1ケ月間赤ちゃんが病気にかかり難いのは免疫力のお陰だといわれる。過度の期待は禁物だが予算強制削減に免疫力の話は面白い。(了)