(学校で教えてくれない経済学)
桜満開、チュ―リップが次々花を付ける。一方、百合や桔梗が、次は私の番といわんばかりに元気に芽を出して来た。植物さんは誰に教えられた訳でもなく自然の営みとして、何億年、淡々と繰り返してきた。それと比べ人間様の世界はなんとガサガサと慌ただしいことか。ワ―ルドWaveMorningを見ることから一日がはじまる。特に中国CCTVを見ているとうんざりすることが多い。それが彼の仕事なのだから当然なのだろうが、特にコ―ライ報道官は唇を尖らせ、釣魚島は中国の領土、他国のいかなる干渉も許さないと今朝の放送でも繰り返していた。一方、29日放送ではキプロスで銀行取引が再開されたとロシアRTR,ドイツZDFが現地からのレポートを流していた。何一つ混乱もなかったことで、取材班が拍子抜けの体に見えたのがむしろ面白かった。あるキプロス市民は引き出し限度一日300ユーロ(36,000円)の現金さえあれば何も困らないとテレビ局のインタビューに答えていた。90億ユーロ(約1兆800億円)の現金を積んだコンテナーがEUからニコシア港に着いたとドイツZDFが紹介していた。
キプロス問題について、ロシアRTRは連日時間を割いて報道している。ワ―ルドWaveMorning「世界の扉」コーナーで、ロシアとの関係の深さについて安間英夫、モスクワ支局長が登場して分かり易く解説していた。EUがキプロス銀行の預金に課税すると発表直後、プーチン大統領は「不公正、素人のやりかた」と激しくEUを非難したが、その後キプロス政府とEUとの間で協議が成立、決済関係での影響は受けるがロシアの資産は守られることが確認された後、ロシアは表立った批判をしなくなったと解説していた。ロシアRTRの放送を見ていると、預金引き出しの手口を図解で解説していた。預金の80%は銀行業務が停止されていた間に引き出されていたと現地の新聞が一面トップで報じたと28日放送のロシアRTRが紹介していた。ロシアにとって実質的に問題が起こらなければ当面の危機は回避される。問題はこれからだろう。海外からの巨額の資金がキプロスから逃げることは避けられない。それに伴いキプロス経済の体力低下が進行しそうだ。
28日、NY市場は、キプロス銀行業務再開がパニックにならなかったことで、NYダウは前日比52ドル高,14,578ドルと新高値を更新した。この日はS&P500種株価指数が1,569ポイントと終値ベースで2007年10月9日付けた1,565を超えた。次の目標は取引時間中の最高値1,576をいつ抜くかだと28日付けのWSJ紙電子版でAlexandraScaggs記者が書いていた。今朝6時台放送の米ブルームバーグに出演した記者は4月は例年相場は高くなる。上値が望めそうだと珍しくはしゃいでいた。NY原油(WTI)はバレル65セント高、97.23ドル、一方、キプロス問題沈静化を受けて、NY相場はトロイオンス11.40ドル安、1,594.80ドルへ下げ足を速め,先安感が出ていると解説していた。NY外国為替市場では、1ドル=94.14円、1ユーロ=120.64円でやや円高が進んだ。大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、山口秀宣言氏は「キプロス問題が大きな混乱なく過ぎた。株価上昇の可能性は高い。」とこれまた強気の予測を展開していた。(了)
桜満開、チュ―リップが次々花を付ける。一方、百合や桔梗が、次は私の番といわんばかりに元気に芽を出して来た。植物さんは誰に教えられた訳でもなく自然の営みとして、何億年、淡々と繰り返してきた。それと比べ人間様の世界はなんとガサガサと慌ただしいことか。ワ―ルドWaveMorningを見ることから一日がはじまる。特に中国CCTVを見ているとうんざりすることが多い。それが彼の仕事なのだから当然なのだろうが、特にコ―ライ報道官は唇を尖らせ、釣魚島は中国の領土、他国のいかなる干渉も許さないと今朝の放送でも繰り返していた。一方、29日放送ではキプロスで銀行取引が再開されたとロシアRTR,ドイツZDFが現地からのレポートを流していた。何一つ混乱もなかったことで、取材班が拍子抜けの体に見えたのがむしろ面白かった。あるキプロス市民は引き出し限度一日300ユーロ(36,000円)の現金さえあれば何も困らないとテレビ局のインタビューに答えていた。90億ユーロ(約1兆800億円)の現金を積んだコンテナーがEUからニコシア港に着いたとドイツZDFが紹介していた。
キプロス問題について、ロシアRTRは連日時間を割いて報道している。ワ―ルドWaveMorning「世界の扉」コーナーで、ロシアとの関係の深さについて安間英夫、モスクワ支局長が登場して分かり易く解説していた。EUがキプロス銀行の預金に課税すると発表直後、プーチン大統領は「不公正、素人のやりかた」と激しくEUを非難したが、その後キプロス政府とEUとの間で協議が成立、決済関係での影響は受けるがロシアの資産は守られることが確認された後、ロシアは表立った批判をしなくなったと解説していた。ロシアRTRの放送を見ていると、預金引き出しの手口を図解で解説していた。預金の80%は銀行業務が停止されていた間に引き出されていたと現地の新聞が一面トップで報じたと28日放送のロシアRTRが紹介していた。ロシアにとって実質的に問題が起こらなければ当面の危機は回避される。問題はこれからだろう。海外からの巨額の資金がキプロスから逃げることは避けられない。それに伴いキプロス経済の体力低下が進行しそうだ。
28日、NY市場は、キプロス銀行業務再開がパニックにならなかったことで、NYダウは前日比52ドル高,14,578ドルと新高値を更新した。この日はS&P500種株価指数が1,569ポイントと終値ベースで2007年10月9日付けた1,565を超えた。次の目標は取引時間中の最高値1,576をいつ抜くかだと28日付けのWSJ紙電子版でAlexandraScaggs記者が書いていた。今朝6時台放送の米ブルームバーグに出演した記者は4月は例年相場は高くなる。上値が望めそうだと珍しくはしゃいでいた。NY原油(WTI)はバレル65セント高、97.23ドル、一方、キプロス問題沈静化を受けて、NY相場はトロイオンス11.40ドル安、1,594.80ドルへ下げ足を速め,先安感が出ていると解説していた。NY外国為替市場では、1ドル=94.14円、1ユーロ=120.64円でやや円高が進んだ。大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、山口秀宣言氏は「キプロス問題が大きな混乱なく過ぎた。株価上昇の可能性は高い。」とこれまた強気の予測を展開していた。(了)