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米経済統計を好感、キプロス問題無視、27日、 NYダウ111ドル高、原油WTIバレル96.34ドル

2013-03-27 14:14:34 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「キプロス危機の影の主役はロシア、預金課税にロシアが猛反発する訳は」というタイトルでスティ―ブ・ハンキー、ジョンホプキンス大教授が近着のニューズウイーク誌日本版で「ロシア人のキプロスの銀行預金額は2010年夏以降2倍に増え、昨年末で300億ドルに達した。そのほかにキプロス人名義の預金が300億ドルある。ロシア人は税金逃れのためキプロスを利用している。ロシアが気前よく救済資金をだすかもしれない。キプロスの沖に眠る天然ガス田の権益や地中海に面する軍港の使用権などと交換なら高い買い物でない。」と書いていた。3月16日、EUとIMFは総額205億ドルの救済策を決めた。EUはキプロスに銀行預金に一回限りの課税で75億ドル調達せよ。そうすれば残り130億ドル提供すると伝えた。かってキプロスの銀行には欧州人の法人や個人の口座が数多くあった。それが2010年ごろから預金の引き揚げがはじまり、現在ほとんど残っていないと書いていた。26日にキプロスの銀行がオープン予定だったが、巨額の預金引き出しを恐れて27日まで延期された。

26日、NY市場は、NYダウは前日比111ドル高,14,559ドルで取引を終えた。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「2月の米耐久財受注高が予想を上回った。住宅価格ケラ―指数が上昇した。民間調査機関コンフェレンスボードによる景気指数が予想外に低下したが、米財政の崖議論で不透明感が出た時の調査であるとして無視した。外国為替市場ではキプロス問題は収束に向かいつつあるとの楽観論からユーロ買い戻しの動きが出て来た。4月3,4日開かれる黒田総裁就任後初めての日銀政策決定会合で何らかの具体的な緩和策が出されるとしてドル買い円売りが強まった。その一方で、期待外れに終わると市場に与える影響は大きい。」などと解説していた。26日、NY外国為替市場では、1ドル=94.50円、1ユーロ=121.51円で取引された。NY原油(WTI)は、5週間振りの高値、バレル96.34ドルへ値上りした。一方、NY金はトロイオンス1,595.80ドルへ値下がりした。

ロシアRTRは南アフリカではじまったBrics5ケ国会合に出席したプーチン、ロシア大統領は「他の地域が低い成長の中、Brics経済は年4%成長した。キプロス問題が他の案件とともに協議された。」と伝え「キプロスでは銀行が10日間閉鎖されている。我々はメルケルに無一文にされたと叫び、メルケルの張り子を掲げデモ行進する様子をテレビ画面に映していた。ドイツZDFは「キプロスではEUの措置に対する怒りの声が渦巻く。大量の預金が引き出される怖れがあるため銀行再開を木曜27日まで延ばした。富裕層だけでなく一般市民からも政府に対する信頼関係が消えた」と解説していた。

中国CCTVは「ベトナム漁船が中国が領有権を持つ海域に侵入した。中国の調査ではベトナム漁船の損失はなかった。ベトナムが違法操業を行わないように望む」と中国外務省コ―ライ報道官が語る場面を流していた。中国では弱腰は即首を意味するのであろう。(了)

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