ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

田中和人作陶展風景(スケッチ&コメント)

2013-03-20 20:34:57 | スケッチ


田中和人作陶展風景

江嵜企画代表・Ken



陶芸家、田中和人作陶展が阪急梅田店7階美術画廊で3月26日まで開かれている。本日は初日、楽しみして出かけた。あいにくの雨模様だったが、彼岸の入りということもあって、JR大阪駅コンコースからデパート入口まで人、人、人でごった返していた。美術画廊を訪れたのは大改装後初めてだった。

地下1階の入り口からエレベーターに乗った。エレベーター乗り場へのアクセスが昔と比べ分かり易くなっていた。エレベーターを降りて画廊までの通路もゆったりしている。以前は阪急うめだ店には狭苦しいイメージが強かった。大改装の一つの成果かもしれない。

田中和人さんに会うのは、19回作陶展以来で、2年振りだった。開口一番、来訪者のひとりに、「田中、おまえ、えらい老けたな」と言われたそうだ。1945年生まれだから、まだまだ老け込む年でない。益々、深みのあるお顔になられましたと氏を激励した。

会場に作陶中、文字通り陶器と氏が格闘する様を伝える写真二枚が飾ってあった。どの世界でもそうだと思うが、以前登り窯を見せていただいた時も感じたが、窯の温度を保つため、3日徹夜が続くなど、特に陶芸の仕事は格闘技そのもであるとつくづく思う。年齢を重ねていけばいくほど、気力体力充実してなければ生半可には、続けられる仕事でないことだけは確かだろう。

会場で、木蓮が活けられた壺が一番お気に入りだと話してくれた。「壺をしっかり描いといて」と念を押されて力が入った。肝心の壺をさておいて、会場にお見えだった奥様に、「見事な木蓮ですね」、と水を向けた。「20数年前、前庭に植えた時は、ほんの10数センチの苗木だった。それが大木に育ちました。」とご披露いただいた。

いつものように会場をスケッチしていたら、美術画廊売り場係のさるご婦人が「第19回作陶展の時も描かれていましたね。インターネットで見ました。暖かい感じを受けました。」と嬉しい言葉、大いに力をただいた次第である。

会場最寄にお出かけの向きは、時間が許せば、田中和人作陶展へお運びいただければありがたい。(了)

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日本はお彼岸で3月20日は休日、世界の金融市場は、キプロス問題で議論沸騰(学校で教えてくれない経済学)

2013-03-20 17:13:05 | 経済学
キプロス議会は火曜日19日夜、預金課税修正案を否決したと19日付けWSJ紙電子版でPalyaLesova記者が書いた。賛成ゼロ、反対36、アナスタシアデス大統領会会派19名は棄権した。キプロス政府は水曜日からEUと再協議する予定であるがロシアに支援を要請するかもしれない。最悪のシナリオは、キプロスがユーロ圏を離脱し、ユーロ崩壊のリスクが生まれる。ユーロ相場が暴落する。修正案は全ての預金者への課税を2万ユーロ以下の預金者は除外、2~10万ユーロ預金者に6.75%、10万以上は9.9%課税する。預金課税のニュースを受けて、週明けの欧州株は軒並み下げ、中でもギリシャ株は3.9% 急落した。キプロスの人口の3/4はギリシャ人、残りの多くはトルコ人である。今回の預金課税は北ヨーロッパの国、中でもドイツが提案し実施されたと書いていた。

20日朝放送のワ―ルドWaveMoningでは、5時台、キプロス議会が預金課税法案否決の可能性が高いと、ロシアRTR,ドイツZDF,英BBCが、時間を割いて、キプロス預金課税問題を取り上げた。7時台放送では、フランスF2,スペインTVEが、19日夜、キプロス議会が、預金課税修正法案を否決したと伝え、スペインTVEは20年前、ソ連崩壊後ロシアから巨額のマネーがキプロスに流れ込んだとロシアと深く関わっていることに焦点を絞って解説していた。フランスF2は、ロシアのガスプロムがキプロスに多額の預金をしていると紹介、キプロス政府高官が20日、モスクワで会談する予定だと伝えた。先のロシアRTRは預金課税が実施されるとロシアのGDPの2%を失うと解説していた。英BBCはキプロスがEU提案を受けなければキプロスは破たんする。キプロスのユーロ離脱、ユーロ崩壊の最悪のシナリオが生まれる。ロシアがキプロス救済に乗り出す選択肢もあるが、そうなればヨーロッパは完全な敗北だと、もう、うんざりだといわんばかりに解説していた。

20朝配信のCNBC電子版は、キプロス問題に多くのページを割いて、キプロス議会が預金課税法案を賛成ゼロで否決した結果、キプロス国家破たん、キプロスのユーロ圏離脱から20日のアジア株式市場は売り先行でスタートしたと伝えた。CNBC電子版は、キプロス問題の対応につまづけばECB総裁ドラギが進めて来た通貨ユーロ信任が大きく揺らぐ。ECB戦略そのものに変更を迫る。不安定な政情下のイタリアにまず影響が出る。スペイン救済にブレーキがかかる。スペイン、イタリア国債が売り直されると書いていた。同じくCNBC電子版は、今回のEUによるキプロス預金課税がロシアによるマネーロンダリングを標的にしたとロシアが受け取れば、ロシアのリベンジが控えている。ユーロ崩壊から金融システムそのものを揺るがしかねないと書いていた。

一方、19日のNY市場でNYダウはほぼ横ばいの3ドル高、14,455ドルで取引を終えた。NY外国為替市場ではユーロが1ユーロ=1.2843ドルまで対ドルで売られた。日本円は1ドル=95.10円で取引された。NY原油(WTI)はバレル92.09ドル、NY金はオンス1,612.40ドルだった。キプロス問題後、20日の米FOMC声明文とバ―ナンキ発言が注目される。(了)

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