ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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キプロス問題懸念からNYダウ90ドル安、EUがキプロスに最後通牒(学校で教えてくれない経済学)

2013-03-22 08:37:25 | 経済学
こちら神戸も桜開花が3月21日、宣言された。春本番かと思いきや、さにあらず、寒の戻りという言葉通りの寒い朝、西宮文化協会主催のバスツアーでお伊勢参りをしてきた。平日というのに大型バスから次々と参拝客が降りて来る。年寄りばかりかと思えば、さにあらず、若い男女が実に多い。子供連れの若い夫婦が五十鈴川の水で清める姿を目にした。案内いただいた禰宜の渡邊さんによれば、休日は、順番待ちの参拝客の行列が出来ますと話しておられた。伊勢神宮は、今年の秋に第62回目を迎える式年遷宮の余韻を感じた。お伊勢さん参りの前に、蒲生氏郷ゆかりの町、松阪に立ち寄った。本居宣長旧宅、宣長記念館では、本居宣長と宣長が生涯の師として仰いだ加茂真淵との出会い「松阪の一夜」から250年を記念して開催中の特別展を堪能した。

一夜明けて、一転して下界の生活に変わる。いつものようにワ―ルドWaveMorningを見ることから一日がはじまる。朝5時台放送のロシアRTRは、EUバ―ロゾ委員長率いる代表団がモスクワを訪問、プーチン大統領が、EUは昨年の4,100億ドルを記録、ロシア最大の貿易相手国だと強調する場面とキプロスでATM、現金自動支払い機に並ぶ様子と現金が底を付きガソリンが買えない市民やニコシアのさる食料品店の女将さんが現金がなくなったのでツケにしてくれという客が出て来たと語る様子をテレビ画面に映していた。

同じく22日朝放送のドイツZDFは、EUが25日までにキプロス政府が58億ユーロの返済資金を用意出来なければ100億ユーロの融資を打ち切ると最後通牒を突きつけたと伝えた。ブリュッセルからUdo vanKampen記者は「キプロスは年金基金や宗教団体から資金をかき集めようとしているが返済出来るかどうかは疑問だ。キプロスのユーロ離脱、キプロス国家破綻後の準備を始めた方がいいだろう。」と解説していた。良きことなのか、悪しきことなのかは別として、日本ではキプロス問題の緊迫感は、お伊勢さん参りの状況をさておいても、日本の街中の雰囲気からは全く伝わって来ないことは確かである。

21日、NY市場は、キプロス問題解決に疑問符がついたことが重しとなり、NYダウは前日比90ドル安、14,421ドルで取引を終えた。21日付けのWSJ紙電子版でKaitlynKiernan記者は「多くの投資家はキプロス問題は一時的には大きな問題に発展しないと見ている。しかし、解決が長引けばアメリカの金融機関は欧洲で1,100億ドル資金運用している。少しはキプロス問題に目を覚まし始めた。」と書いていた。WSJ紙によれば、NY外国為替市場ではドルは対ユーロで1ユーロ=1.2890ドルまで買われたが、対円では売られ、1ドル=94.58円まで値下がりした。NY原油{WTI}は前日比1.1%安、92.54ドル、NY金は0.4% 高、1,613.80ドルで取引された。NY債券市場は、債券が値上り10年物国債利回りは1.932%へわずかに下げた。一方、日本国債の利回りは0.575%へ0.6%をあっさり割り込んだ。黒田日銀新総裁は手段を選ばずデフレ脱却の手を打つと宣言した。日本は幸いにも平和である。お伊勢さん参りの大勢の人々には無縁の世界とどうしても映ってしまう。(了)

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