ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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世界経済減速懸念からNYダウ140ドル安、NY外為市場、米連銀総裁発言で1ドル=106.60円へ戻す

2016-05-04 13:03:11 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


CBのブラード専務理事は、3日、マイナス金利が「制限なく」引き下げられることはない。「預金金利を『不条理な』ほど低い水準まで引き下げることはしない」と話した。一方、ECBドラギ総裁は、2日、インフレが極めて弱いままの環境に於いては金融緩和政策以外に打つ手はない。低金利は中期的に預金者に恩恵をもたらす」と語っていた」と3日付けWSJ紙電子版でToddBuell記者が書いた。4日付けブルームバーグ電子版でSteveMatthews記者は「米アトランタ連銀総裁は講演先のフロリダで『6月利上げの確率は10%と言われているが』との質問に『選択肢としてその確率はもっと高い。しかし、一段のデータを確認なしには6月利上げに傾いたり、反対することはない。年内2回の利上げももちろん可能だ』と答えた」と書いた。

3日のNY外為市場では、米アトランタ連銀総裁が6月利上げは現実的選択肢だと述べたとして、ドルが買い戻された。ドルは1ドル=106.60円、1ユーロ=1.1496ドル(122.58円)へ値上りした。3日の米債券市場では、世界経済減速懸念、中国経済不安、豪中銀の予想外の利下げを受けて、安全資産として米国債が買われ、10年物米国債利回りは1.7963%まで低下した。3日のNY株式市場では、低調な世界経済成長に対する不安が再燃、芳しくない米企業決算が重なり、NYダウは140ドル安、17,750ドルへ値下がりした。3日のNY原油市場では、米国原油在庫増を材料にWTI相場はバレル43.80ドルへ値下がりした。ロンドンブレント相場も同45.22ドルへ値下がりした。NY金はドル買戻しで売られオンス1,287.50ドルへ値下がりした。

3日付けのブルームバーグ電子版でStepanKravchenko記者は「ロシアのラブロフ外相はデミストゥラ国連特使と会談後の記者会見で『数時間内にシリア、アレッポ停戦合意が行われる』と述べた」と書いた。3日付けのロイター電で「中国国家統計局は石油、石炭、鉄鋼、電気に関する統計を最近になって発表していない。中国共産党の汚職監視機関である中央規律検査委員会(CCDI)は数百人の国家統計局職員が私利のため利用していたとして313人が取り調べを受けている」と書いた。中国の統計は信頼できないとかねてから指摘されている。データ重視の風潮が一般的だが、今や内外でデータねつ造がまかり通っている。

記事は古いが、2014年10月14日付けのKandaNewsNetwork調べの記事がヤフーブログに出ていた。「米国で8,000万ミレニアル世代(1980~2000年生まれ」の特徴は①顕示欲が強く,自信があり、ポジティブな自由主義者で変化をいとわない、②ネット上で様々な価値観に触れられる、特定の宗教や政治的組織との強いつながりを持たない、③彼らの81%がFacebookのアカウントを持つ。情報とはもはや土地や組織で束縛されるものではないと書いていた。一方日本のミレニアル世代人口は2,670万次の世代の0~20歳人口は2,240万へ先細りしている。アメリカは次の世代は9,000万へ増えると付記していた。アメリカは代表的な人口増加国である。米国経済減速も目先問題だが長い目で見ておかないと間違う。(了)

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