4月米雇用統計、16万増にとどまるも、NYダウ79ドル高、ＮＹ外為、1ドル＝107.10円維持

（学校で教えてくれない経済学）


4月の米雇用統計が大方の予想の20万増に反して16万増にとどまった。しかし、賃金は2.5％増加した。全体的にそれほど悪いデータでないとして6日のＮＹダウは前日比79ドル高、17,740ドルで取引を終えた。6日のＮＹ外為市場では、米雇用統計が期待外れの内容だったが、ＮＹ連銀ダドリー総裁が「妥当な予測結果」と発言後、米債券が売られ（利回り上昇）、ドル買戻しから1ドル＝107.10～15円、1ユーロ＝122.15~26円で取引された。NY原油相場はカナダ山火事でオイルサンドが影響を受けて、100万バレル/日減るとの見方から一時バレル46ドルまで上げた。しかし、イラン、イラクが少し生産を増やせば簡単に不足は埋まるとして、前日比ほぼ横ばいのバレル44.66ドルで取引を終えた。NY金相場は3日ぶりに反発オンス1,292．90ドルで取引を終えた。

NHK/BS「ワールドニュース」が日本3連休のあと通常の体制に昨日から復帰した。英BBCは英国各地で統一地方選投票が６日行われ、スコットランドでは、ＳＮＰ（スコットランド民族党）は議席を減らしたが第1党は維持した。労働党も議席を減らし第3党に転落した。保守党は議席を増やし2位を維持した。一方、ロンドン市長選挙では最大野党、労働党の下院議員、カーン氏が当選した。カーン氏はパキスタン系の移民のバスの運転手を父にもつ。イスラム教徒として初のロンドン市長となる。新市長は公約したロンドンでの住宅価格高騰問題に取り組むことになると伝えた。フランスF2はカナダ、フォートマレイでの山火事をトップで取り上げた。8万人余りが避難生活を強いられている。風向きが絶えず変わり、打つ手がない状態が続いていると伝えた後、新しい労働法実施に関連して、日曜営業をめぐる現状をレポートした。あるレストランのオーナーは、料理人がただでさえ集まらない。営業はしたいが休みを犠牲にしてまでコックは仕事をしない。日曜手当を今の倍にしても集まらないと話す様子を写していた。フランスＦ２は来年の大統領選挙を控えて世論調査ではオランド大統領の支持率は10％台のまま。次期大統領に出馬する意向を変えていない。ただ、過去の大統領選挙でも下馬評通り結果は出ないケースがあると具体例を挙げて解説していた。

国営ロシアテレビはトップで、ソチで行われた安倍首相とプーチン大統領との会談の様子を詳しく伝えた。エネルギー開発などでの日本との連携強化や日本とロシアの関係強化はロシアにとって重要テーマだと会談の後の記者会見でプーチン大統領は述べたが領土問題についての言及はテレビ画面を見る限りなかった。場面が変わりラブロフ外相が記者団に「プーチン大統領は安倍首相に日本訪問招致を受けた。詳細については東京で発表される。9月に開かれるウラジオストックフォ―ラムでプーチン大統領、安倍首相会談が決まった」と語る様子を写していた。ロシアテレビは、今回の日本の安倍首相とプーチン大統領の会談はイタリア、レンチ首相との会談でも見られた。ロシアが孤立していないことが示されたと解説していた。一方ドイツZDFは北朝鮮での36年ぶりの党大会の様子を伝え「キム・ジョンウン第一書記の権力を確保するための儀式のようなものだ」と総括していた。（了）

5月22日（日）の臨床実践塾は「筋肉の過緊張の取り方」 ： 腰痛や股関節の治し方

熊本大震災の現地でボランティア活動をされている方々、ありがとうございます。
そして被災された地域への義援金や支援金を寄付してくれた方々にお礼申し上げます。
ありがとうございました。
皆様にいいことがあることを祈っております。

　　生物力学療法による腰痛や股関節の治し方　

これは、内転筋群の調整を行う「生物力学療法」の写真です。
生物力学療法を臨床実践塾でやるわけではありませんが、ヒントとして写真を載せてあります。
生物力学療法は、腰痛や脊椎の歪みを調整するのに使う治療法ですが、筋肉の起始・停止を見ると、股関節と深い関係にあります。

つまり、大腿内転筋群の緊張を取ることで腰痛を解消させようというものです。
これを鍼灸で行なうと、一瞬にして内転筋群の緊張を取ることができます。
前回の臨床実践塾で、ちょっとだけ見せましたが、ほんとに一瞬なので、受講生の中には、何をしたのかわからないという方もいたようです。

内転筋群だけではありません。
ハムストリングスの過緊張も一瞬で弛緩させることができるのです。
いずれも七星論で考え出した治療法ですが、その治療法を考え出す過程で「筋腱鍼」による治療法があります。

筋腱鍼は、1本の過緊張した筋肉を整えるのに重宝するものですが、リハビリに用いると、患者さんも術者も楽に治療することができます。
実は、治療中に、患者さんが「痛い！」という顔をされると、術者はドキッと心臓に応えます。（笑）

ですから、極力痛くなく、短時間の治療で、かつ高い治療効果を出し、治療効果の長期間継続のために、いろいろ研究しているのです。
今回の臨床実践塾での実技は、久々のヒットになりそうです。