熊本大震災の現地でボランティア活動をされている方々、ありがとうございます。
そして被災された地域への義援金や支援金を寄付してくれた方々にお礼申し上げます。
ありがとうございました。
皆様にいいことがあることを祈っております。
経絡筋肉テスト
第2回目の講師は ほうしょう鍼灸治療院院長 の松田篤人先生です。
松田先生は、天津中医薬大学第一附属医院という中国国内最大級の鍼灸科がある大学病院にて、脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)に対する鍼灸治療を学び、その後は日本で臨床にあたりながら定期的に天津に渡り、中医学・現代医学・鍼灸学などの研鑚を続けている先生です。
関東弁で話す松田先生の軽快なテンポは、気を許すとすでに遠くに行っている場合がありますが、実技の手際も早いので、時間が経つのもあっと言う間です。
それは、松田先生の勉強熱心さが出ていますが、行動力もあり、以下の講習案内文も中国で書いたようで、空国に着いてから送られてきたようです。
以下は、松田先生からの講習紹介文です。
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『鍼灸治療の刺針法や取穴が正しいか否かを確認するために、経絡の走行と関係する筋肉を用いて実験を繰り返せば、諸文献に記された鍼灸の手法や取穴の正誤も判断できるはずだ』(人体惑星試論奥義書より引用)
との仮説を元に考案されたテスト方法が、経絡筋力テストです。
七星論は新しい理論体系であるがゆえに、その効果や妥当性の可否を確認することも必要と思われます。人体惑星試論奥義書では、七星論の紹介とともに確認方法もいくつか紹介されていますが、今回の基礎講座ではその一つである「経絡筋力テスト」を学習してゆきます。また、実際に受講生間で経絡筋力テストを行うことで、明日から臨床で使えるように進めてゆこうと思います。
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臨床実践塾第二部の実技は、新城が担当する鍼灸奥伝≪筋肉の過緊張の取り方≫を予定しています。
内容は、先日のブログでもちょっと案内しましたが、大腿内転筋群やハムストリングスの緊張を一瞬で取る方法を紹介します。
前回の臨床実践塾では、内転筋群の過緊張の取り方をちょっとだけ見せましたが、ほんとに一瞬なので、受講生の中には、何をしたのかわからないという方もいたようです。
先日スタッフとともに、ハムストリングスの過緊張の取り方を実験していまして、私がモデルになってやったのですが、治療の合間にしたものですから、大腿後面だけ過緊張が取れて、側面と前面の緊張が残っていたせいか、少々歩き難くい感じがしました。
これは私だけではわからないので、スタッフにも試そうと思ったのですが、時間がなくて試すことができませんでした。
しかし、スタッフは私の筋肉を触っていますので、その効果は十分に感じたようです。
ですから、これは近々スタッフにも試してみたいと考えています。(笑)
この発想と理論は、七星論から出てきたものですが、その治療法を考え出す過程で「筋腱鍼」による治療法もありました。
筋腱鍼とは、過緊張した1本の筋肉を整えるのに重宝するもので、リハビリに用いると、患者さんも術者も楽に治療することができます。
治療中に、患者さんに「アイタ!!!」と言われたり、「痛い!」いう顔をされたりすると、術者はドキッとして心臓に応えます。(笑)
鍼灸師なら誰でもそのような経験をしていると思います。
してない人は鍼を使ってない人です。(^_^;)
ですから、極力痛くなく、短時間の治療で、かつ高い治療効果を出し、治療効果の長期間継続のために、いろいろ研究しているのです。
講習の詳細案内は こちら をご覧ください。