
バーバーショップ・コーラス
江嵜企画代表・Ken
バーバーショップ・リサイタルが5月15日午後2時からいたみホールで開かれる。時間許せばいかがですかと知人のKさんから声をかけられたのは2月末ごろだった。その日は、日本画教室とたまたま重なった。猪熊佳子先生にお断りして早退、会場の「いたみホール」へ出かけた。
実はKさんから案内をもらったとき関西学院グリークラブがゲスト出演する。それならとチケット一枚の手配をお願いした。バーバーショップとだけ聞いていたら、行かなかったと思う。誠に恥かしい。特に朝が早い日は、年齢と共に、午後2時前後に猛烈、睡魔に襲われる。ところが、演奏が始まると、いっぺんに眠気が吹っ飛んでしまった。午後4時までの演奏を堪能した。
会場入口で配布されたパンフレットによると、Berbershiopは、19世紀、アメリカの床屋さんで生まれた特殊なアカペラスタイル。もともとQuartet(4人組)で歌われていた。近年、Chorus(大人数)でも歌われるようになった。歌だけでなくChreography(振付)をつけることもある。耳だけでなく、目で見ても楽しめるエンターテインメント性に特化したスタイルである、とあった。M.Cクリスの名司会も会場を盛り上げた。バーバーショップは、目で見ても楽しめるとの謳い文句通り、全ての曲で身振り手振り、躍動感にあふれていた。
THE LOKERSが5曲、関西学院グリークラブが4曲が続き、TOKYO BARBERS3曲、THE LOKERSが4曲、演奏最後に関西学院グリークラブを真ん中に140人が歌う姿を入れて会場の様子をスケッチした。
THE LOCKERSではディズニー映画「ホーム・オンザ・レインジ」のなかからの1曲、TOKYO BARBERSでは、旧約聖書のヨシュア記のエリコの戦いが印象に残った。関西学院グリークラブでは黒人霊歌、GoDownMoses,行け、モーゼの曲を聴きながら、はるか60年近く前に学生時代混声合唱団エヴァコール団員として歌ったことを懐かしく思い出した。
いたみホールは初めてだった。地下鉄難波から梅田経由、JR東西線で伊丹下車、会場に幸い時間前に着いた。またとない演奏会をご案内いただいたKさんにひたすら感謝である。(了)